NVIDIA RTX A4000のオイルブリードが徐々に酷くなってきています

NVIDIA RTX A4000のオイルブリードが徐々に酷くなってきています

2021年9月頃に購入した「NVIDIA RTX A4000」ですが、VRAMとGPUクーラーの間に挟まっている冷却用サーマルパッドが「オイルブリード」になってきており、油が染み出ると言う事態が発生しています。

 

オイルブリードとは

オイルブリードとはグラフィックカードのVRAMとGPUクーラーの間に挟んである「サーマルパッド」から油が滲み出てくる現象のことで、その油が基板やPCIeスロットに入り込みショートや接触不良を起こす原因となります。

殆どの場合はRTX 3080、3090に搭載されている「GDDR6X」の110度近いVRAM温度が原因と思われておりましたが、どうやら「RTX A4000に搭載されているGDDR6でも発生」している様子。

 

 

 

現象

当方はRTX A4000を2枚所持しており、オイルブリードが発生しているのはその両方

その内1枚に関しては常に検証用で利用していたため、油が滲み出てきている様子を日によって撮影していたのでその様子をご覧ください。

 

2021年10月31日

当方のところ所持しているRTX A4000×2枚とも「裏面のGPUクーラー横の基板との間に発生」しており、恐らくファンの風がここから抜けてしまっているのだと思われます。

 

 

2021年11月16日

2021年10月31日から16日経過した図。

オイルブリードによって染み出した油の枠が1個から2個に増えている様子が確認できます。

 

 

2021年11月24日

2021年11月16日から約8日後の様子。

油の枠が2つに増えた後、さらに滲み出て1つのシミになりました。

 

 

 

A4000のオイルブリードは日常茶飯事の出来事らしい

どうやらフォロワー様から寄せられた情報を聞いていると「A4000のオイルブリード問題は日常茶飯事の出来事」らしく、人によっては「いつの間にか油が枯れていた」と言う情報まで。

 

 

元々「NVIDIA RTX A4000」「1スロット仕様」なのにも関わらず「RTX 3070 Tiと同じコア(GA106)且つSP数等が同じ、VRAMだけGDDR6」と言うぶっ飛んだ仕様で、スペックの割には無理をさせすぎたカードというのは言うまでも無く。

その影響でGDDR6XがGDDR6になっても高温になりやすく、オイルブリードを発生させやすくなっているカードなのかもしれません。

 

 

 

もう1枚のRTX A4000の様子がさらに酷かった

先日もう1枚の「NVIDIA RTX A4000」を確認したところ、検証機に挿さっていたカードよりもさらに酷い状態になっており、マザーボード側に油のシミが出来ていたほどお漏らししていました

 

初めは裏側だけと思っていたら表面(PCIeスロット)の所もビチョビチョで、そりゃマザーボードまで垂れちゃいますよね・・・。

 

因みにPCIeスロット側まで濡れていた原因は裏側から染み出した油が表のPCIeスロット側まで伝っていった跡がありました。

既に代理店側には内容を伝えており、元払い(送料はお互いに発送側が負担)で送るだけなのですが、これを見て「今すぐ送らなきゃイカン」と思った次第。

 

 

 

マザーボード側に垂れた油の清掃

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マザーボード側に垂れた油や「NVIDIA RTX A4000」のオイルブリード跡の清掃ですが、PCIeスロットや「NVIDIA RTX A4000」のクーラーの一部がプラスチック製である可能性が高いため「プラスチックを傷めないパーツクリーナー」の利用が良さそうです。

近いうちに掃除をした記事も出せればなぁと思ってます。多分。

 

 

購入は以下より

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