新春と言うことでClarkdaleことPentium G6950を購入し、その時にセットで使用したマザーがこちらのASUS製のP55マザー「Maximus III Formula」となります。
目次
パッケージと付属品 |
Maximus III FormulaはP55のゲーミングハイエンドマザーだけ合って、パッケージが非常に豪華です。
付属品もまぁまぁなレベルで、 |
CPU周り |
CPU用のフェーズは16フェーズ、Vtt用に3フェーズになっているようです。 フェーズ数が増加した事により、さらに細かく電圧調整が用意に出来、オーバークロック時の安定度を上昇させています。 ちなみにCPU用の電源はデフォルトでは4ピンのみとなっていますが、8ピンも挿せる様になっています。 |
CPUソケット |
CPUソケットはLGA1156用でLGA1136の様に固定されたようなものではなく、ガチャガチャと動きます。 また、Maximus III FormulaのソケットはFoxconn製となっており、ソケットが焼損する問題となっていた物となるので、注意が必要です。 ただし、現行で販売されているMaximus III Formulaについてはソケットの形状がLOTES製へと変わっている可能性があります。 |
LGA1156のCPU取り付け方 |
LGA1156のCPUの取り付け方です。 動画で解説している所が1つも無かったので、取りあえず作ってみました。 参考になれば幸いです。 |
拡張スロット |
拡張スロットは上から PCI Express*1 PCI Express*16 PCI Express*1 PCI PCI Express*16 PCI PCI Express*16 と言った配置になっています。 Maximus III FormulaはCrossFire/SLIに対応し、グラフィックボード2枚挿しの場合はレーン数が ×8 ×8 となります。(PCI Express*16赤スロット時) PCI Express*16白スロットに挿した場合は自動的にレーンが×4となります。 2スロット占有のグラフィックボードでCrossFire、SLIを行っても、一番上のPCIE*1、4スロット目のPCIは余るのでサウンドカードを使用する際はPCIでもPCIE*1な物が使えるのは嬉しいですね。 |
メモリ周り |
メモリはDDR3-1066/1333/1600/1800(OC)/2000(OC)/2133(OC)に対応し、最大容量は16GB。 メモリ用のフェーズ数は3。 メモリのラッチはグラフィックボードに干渉しないように片方のラッチで固定するタイプが採用されています。 |
ノースブリッジ |
ノースブリッジ部分はコンセントを挿すと自動的に赤色に発光します。 電源を切っている時でもコンセントが挿さっていた場合、発光→消灯を繰り返します。 |
サウスブリッジ(PCH)付近 |
サウスブリッジのPCHはSerial ATA×6基しかサポートしていないので、Serial ATAマルチプライヤ「JMB322」×1、Serial ATAコントローラ「JMB363」×2を搭載。 4Gamerからの転載となりますが、JMチップの役割は以下の通り。 片方のJMB363がJMB322とつながっているので,JMB363は片方がHDD/SSD×2,片方が光学ドライブ×2のインタフェースコントローラとして機能し,同時に,JMB363とつながったJMB322マルチプライヤが,RAID 0/1機能を提供している可能性が高い この他にもこのシンクの下にはPCHとクロックジェネレーターが存在します。 |
オンボードスイッチ |
基板上に備えられたスイッチは ・電源ON ・Reset ・Q-LED ROG Connectが搭載されたお陰で、Rampage II Extremeに合ったBCLKを上げるボタンなどは省略されています。 尚、CMOS ClearスイッチはI/Oパネルに装備されています。 |
I/Oパネル |
・PS/2(キーボード用) ・USB2.0×8 ・CMOSクリアスイッチ ・IEEE1394 6ピン ・e-SATA×1 ・Gigabit LAN×1 ・ROG Conecct ON/OFFボタン ROG Connectを使用する際には、ROG Connect専用のUSB端子にROG Connectケーブル(白いUSBケーブル)を挿し、他のPCに接続する必要があります。 |
ファン用電源は全て4ピン(PWM対応) |
Maximus III Formulaに搭載されているファン用電源は全て4ピン仕様(PWM対応)となっており、数は7個もあります。
ゲーミングPCの場合、ファンを多く付ける事が多いので、7個もあれば十分ですね。 |
マザー裏、バックプレート部分 |
ソケットは先ほども述べましたが、FOXCONN製で、焼損事故があるものです。
最近ではマザーのPCBに銅配線を使ったStack Cool 3+まで登場しておりますがMaximus III FormulaではStackCoolの搭載は謳われておりません。 |
結論
P55はもともとLynnfieldに設計されているため、GPU内臓のClarkdaleだと対応していないマザーボードがまだ多く、BIOS更新をしなければ使えないと言うマザーもあるそうです。
現在はBIOS Ver1305にてClarkdaleシリーズに対応しているようなので、もしMaximus III FormulaをClarkdaleで使用される方がいた場合は、店頭でBIOSのアップデートを行われたほうが良さそうです。
Pentium G6950を搭載し、オーバークロックのテストを行いましたが、軽く4.2GHzを達成する事が出来OC耐性は良好のようです。
Clarkdale Pentium G6950 適当なレビュー2 – Re;con-ReviewDays
電圧調整をする辺りも、流石はROGと言われる仕様で、私的には扱い切れるほどのものではありませんでした(^^;;
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