LG製のディスプレイ「38UC99-W」から買い替えを検討するとDELL製の「U3818DW」のみしかない #LG #DELL #ディスプレイ

LG製のディスプレイ「38UC99-W」から買い替えを検討するとDELL製の「U3818DW」のみしかない #LG #DELL #ディスプレイ

先日LG製のディスプレイ「38UC99-W」色々あった事は記憶に新しいのですが、さすがにこのまま使っているわけには行かない(検証機材にすら使えない)という事で、残念ながら他ディスプレイを探すことにしました

 

 

殆ど38インチのモニターを製造していない

正直な話、日本で手に入る38インチUQHD(3840×1600)のディスプレイは実質2種類(LG製「38UC99-W(生産完了、終売)」、後継モデルの「38WK95C-W」、DELL製「U3818DW」)しかなく、選択肢はDELL「U3818DW」一択となるようです。

というか3840×1600の解像度って「UQHD」って名前があったんですね、初めて知りました。

 

 

 

 

スペック比較一覧表

 

メーカー/型番 DELL U3818DW LG 38UC99-W LG 38WK95C-W
サイズ 37.5インチ 37.5インチ 37.5インチ
解像度 UQHD(3840×1600) UQHD(3840×1600) UQHD(3840×1600)
操作周波数 24Hz-85Hz(自動) 52-75Hz(Freesync時DPのみ) 52-75Hz(Freesync時DPのみ)
パネル AH-IPS/21:9/シネマスコープ AH-IPS/21:9/シネマスコープ AH-IPS/21:9/シネマスコープ
光沢/非光沢 非光沢(アンチグレア) 非光沢(アンチグレア) 非光沢(アンチグレア)
画素ピッチ 0.229mm 0.229mm 0.229mm
ベゼル 極細ベゼル 極細ベゼル 極細ベゼル
フリッカーフリー 対応 対応 対応
表示色 10.7億色 10.7億色 10.7億色
色域 sRGB:99%
Rec.709:99%
DCI-P3:78.1%
sRGB:99% sRGB:99%
HDR対応 非対応 非対応 対応(HDR10)
FreeSync 非対応 対応(Display Port) 対応(Display Port)
バックライト LED LED LED
視野角 垂直:178度
水平:178度
垂直:178度
水平:178度
垂直:178度
水平:178度
コントラスト比 1000:1 1000:1 1000:1
最大輝度 300 cd/m² 300 cd/m² 300 cd/m²
応答速度 標準:8ms
高速モード:5ms
5ms(GTG High) 5ms(GTG High)
入力端子 HDMI 2.0(HDCP 2.2)×2ポート
DisplayPort 1.2(HDCP 2.2)×1ポート
USB Type-C×1ポート(DP1.2 Altモード)
HDMI 2.0(HDCP 2.2)×2ポート
DisplayPort 1.2(HDCP 2.2)×1ポート
USB Type-C×1ポート(DP1.2 Altモード)
HDMI 2.0(HDCP 2.2)×2ポート
DisplayPort 1.2(HDCP 2.2)×1ポート
USB Type-C×1ポート(DP1.2 Altモード)
Bluetooth 非搭載 搭載 搭載
イヤフォン出力 3.5mmイヤフォンジャック×1 3.5mmイヤフォンジャック×1 3.5mmイヤフォンジャック×1
スピーカー 9W×2 10W×2 10W×2
USBハブ USB 3.0 Type-A×4(側面2/底面2)
USB 3.0 Type-Bアップストリーム×2
USB 3.0 Type-A×2(裏面2)
USB 3.0Type-Cアップストリーム×1
USB 3.0 Type-A×2(裏面2)
USB 3.0Type-Cアップストリーム×1
USB急速充電 USB PDにて対応 USB 3.0×1ポートのみ(5V/1.5A/USB BC1.2) USB 3.0×1ポートのみ(5V/1.5A/USB BC1.2)
常時充電ポート USB 3.0 Type-A×1(底面2ポートのうち1ポート対応) USB 3.0 Type-A×1(5V/1.5A) USB 3.0 Type-A×1(5V/1.5A)
USB Power Delivery Type-C×1ポート最大100W迄対応(PD 2.0) Type-C×1ポート最大100W迄対応(PD 2.0) Type-C×1ポート最大100W迄対応(PD 2.0)
VESA 100×100 100×100 100×100
ピボット 非対応 非対応 非対応
スイーベル 対応(-30~30度) 非対応 非対応
チルト 対応(-5~21度) 対応(-5~15度) 対応(-5~15度)
消費電力 標準:56W(最大250W)
省電力:0.5W以下
電源OFF:0.3W
標準:48W(最大70W)
省電力:1.2W以下
電源OFF:0.3W
標準:48W(最大70W)
省電力:1.2W以下
電源OFF:0.3W
電源 内臓 ACアダプタ ACアダプタ
本体サイズ 幅:89.4 × 奥行:22.64 × 高さ:43.2cm 幅:89.7 × 奥行:23 × 高さ:46.6-57.6cm 幅:89.7 × 奥行:23.5 × 高さ:49.6-59.6cm
重量 11.6kg 9.3kg 9.2kg
保証 良品先出しサービス&プレミアムパネル保証(標準3年) メーカー3年保証(パネル、バックライトを含む) メーカー3年保証(パネル、バックライトを含む)
価格 150,800円前後(税抜) 165,000円前後(税抜) 158,000円前後(税抜き)
公式URL URL
PDF
URL
PDF
URL
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販売サイト URL URL URL

 

各メーカーの公式サイトおよび取説等のPDFを参照し、スペック一覧表を作ってみました。

恐らく使用しているパネルが「U3818DW」「38UC99-W」は同じで、唯一HDR10に対応している「38WK95C-W」後継となる別パネル(HDR10対応)を採用しているように思えます。

 

機能から見ればFreesync対応やHDR10対応(38WK95C-Wのみ)、Bluetooth内臓10W×2スピーカー等を搭載しているためLG勢が圧倒的に有利ですが、DELL側は電源を内蔵(LGは外付けACアダプタ)、スイーベル対応(-30~30度)、USB 3.0のアップストリームがType-B×2本(LGはType-CをPC側に挿さなければダウンストリームのType-A×2ポートが使えない=USB PD/DP 1.2 Altモード利用不可)を搭載しているため、LGのようにType-C、USB 3.0ダウンストリーム×4ポートが利用不可となることはまずありません

但し「U3818DW」Freesync非対応、HDRにも非対応となるため、表示系では若干劣ってしまっています。

 

 

 

 

入力ソース類

 

メーカー/型番 DELL U3818DW LG 38UC99-W LG 38WK95C-W
入力端子 HDMI 2.0(HDCP 2.2)×2ポート
DisplayPort 1.2(HDCP 2.2)×1ポート
USB Type-C×1ポート(DP1.2 Altモード)
HDMI 2.0(HDCP 2.2)×2ポート
DisplayPort 1.2(HDCP 2.2)×1ポート
USB Type-C×1ポート(DP1.2 Altモード)
HDMI 2.0(HDCP 2.2)×2ポート
DisplayPort 1.2(HDCP 2.2)×1ポート
USB Type-C×1ポート(DP1.2 Altモード)

 

入力ソースは全機種同じ「HDMI 2.0×2ポート、Display Port 1.2×1、USB Type-C×1(DP 1.2 Altモード)」となっており、同等と言えます。

 

但し注意点としてはLG2機種はType-C端子をUSB 3.0のアップストリームを兼用しているため、ダウンストリームのUSB 3.0 Type-A×2ポートを使用する場合はType-C端子が利用できない点に注意が必要です。

 

 

その点「U3818DW」アップストリームをUSB 3.0 Type-B×2ポートとしているため、Type-C端子を気兼ねなく利用できます

 

 

 

 

修理、交換について

DELLの修理、交換については購入後3年以内の場合、基本的に「交換品が自宅に到着後その場で商品の交換」となるため、手元に無い期間が一切なく、配達日迄に梱包しておくだけのため非常に楽でした。

 

 

しかしLGの場合、基本的に3年以内はセンドバック修理となり以前は6営業日(9日間)で帰ってきた事がありましたが、手元に無い期間が必ず発生してしまうという欠点があります。

 

そういった点を考慮すると、何かあった際の対応はDELLの方が優れているように思えます。オペレーターは中国人の場合が多いですけど。(LGのカスタマーサポートは日本サポートとなるため、日本人が対応でした。)

 

 

 

 

LGを避けるならDELLしかない

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LGのカスタマーサポート、修理の対応から考えてLGを避けるとなると、実質「DELL一択」となってしまいます。

機能面では幾つか非対応(Bluetooth非搭載、HDR10非対応、Freesync非対応等)となる部分もありますが、それ以外のメリット(Type-C端子の取り回しの良さ、USB 3.0ダウンストリームポートが2→4ポート、スイーベルの対応、故障時の安心感)もあり、妥協できる範囲と言えそうです。

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