富士通製ノートパソコン「LIFEBOOK U9311」のジャンクキーボードを精製水で洗ってみた

富士通製ノートパソコン「LIFEBOOK U9311」のジャンクキーボードを精製水で洗ってみた

富士通製の13.3インチ、モバイルノートPC「LIFEBOOK U9311」キーボード不良品を入手したため、今回はキーボードを精製水で洗ってみることにしました。

 

事の経緯

ジャンクで購入した富士通製の13.3インチ、モバイルノートPC「LIFEBOOK U9311」はキーボードの動作不良品であり、キーボードの一部キー(F1/1/2/3/Tab/Q/W/Caps Lock等)が動作せず、ボタンを押し込んだ時に「ニチャァ…」と音がしていました

恐らくノートPC左上に飲み物を置いており、零したと思われます。

※緑色のシールが貼られている部分が正常に動作しない(押しても入力されない or ベトついている)キー一覧

 

 

分解過程でノートPCのキーボード周辺のフレーム部分に茶色い液体と匂いが残っていた所から、恐らく砂糖を含んだコーヒーと思われる液体を零した様子。

入手したモデルは比較的珍しい「日本語配列、バックライト付きキーボード」だった為、望みを掛けて精製水で洗ってみることに

 

 

 

精製水を買いに行く

近所のホームセンターに精製水(バッテリー補充液)を買いに行ってみると、まさかの「2種類のみ(500ml or 2L)」で選択肢がほぼ無かったので2L品(426円)を購入。

正直「Amazon」で買った方が100円以上安いし、量も選べたので急がなければ「Amazon」で購入がお勧め。

 

 

 

適当な容器に袋を敷いてキーボードを精製水に漬ける

キーボードの横の長さが思ったより長く、キーボードを浸すにも最適なサイズ感が無かったので、外に放置していた汚い発泡スチロールの中に40Lのナイロンを敷いて、その上から精製水を入れて1番放置することに。

キーボードが入るジップロック的な袋があれば1番良かったんですけどね…。(精製水の量も少なめで完全に浸せるので)

因みにキーボードは軽く、水に浮きやすいので重しとして上からボトルを置いて沈めていました。

 

 

 

約1日経過後

精製水にキーボードを漬けてから約1日が経過したので、キーボードを取り除いて水質をチェック。

明らかに水が黄色く濁っており、長年の汚れが精製水で浮いていました。一言で言って「汚い」

 

 

 

2度目の「水道水洗浄」を実行

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予想以上に汚れており、1度の漬けでは取り切れていない汚れもありそうだったので2度目に「水道水で水洗い」を敢行。

どうせ3回目に精製水で洗えば問題ないだろうとの判断。初めからそうすればよかった…

 

 

 

3度目の精製水漬け

最後の仕上げとして3度目の精製水漬けをまた約1日間実施

この時点でほとんどの汚れが落ちていた為か、水が1度目ほど汚れるという事は一切ありませんでした

 

 

 

度重なる雨でキーボードが乾燥しない

これを実行しているのは「2024年10月30日」。つまり秋雨前線が発生している時期です。

更には台風21号(コンレイ)の影響で日照時間が減っており、2日干していてもキーボードが乾かないという事態が発生。

 

 

さらに言えば「LIFEBOOK U9311」のキーボードは背面部分に水が溜まりやすく、乾燥しにくいという欠点もありました。

 

 

 

乾燥剤入りの袋にぶち込む

乾燥剤入りのナイロン袋にキーボードを突っ込み、約1日放置

エアダスターなどを掛けても背面から水が出てこなくなっていた為、ようやく乾燥が終わったと言えそうです。

 

 

 

動作確認を行ってみた

仮組を行い、洗浄したキーボードの動作確認をWeb経由でアクセスできるサイトで行ってみました。

動作チェックを行ったところ「BIOSに入る(DELITE/F2連打)」は効いている様子。

続いてBIOS起動後、文字入力の動作を確認しましたが、文字が入ったり入らなかったりと以前に比べ動作がより不安定になっているようでした。

もしかすると汚れた精製水が内部で残っており、押された時に反応の邪魔をしている可能性もありそう

「直ればいいな」程度の考えの検証だったので、気分を切り替えて新品のキーボードに交換を開始

 

 

 

新品キーボードに交換する

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「LIFEBOOK U9311」のキーボードの交換方法に関しては「上記記事」を参照。

上のキーボードが「新品キーボード」下のキーボードが「故障したキーボード」です。

 

 

 

キーボードの留め具の場所が若干異なる

上: 新品キーボード
下: 故障したキーボード

どうやら届いたキーボードはキーボードの穴位置が若干増えているためか、筆者の「LIFEBOOK U9311」のキーボードとは若干異なるようでした。

 

 

1枚目: キーボード左上
2枚目: キーボード右上
3枚目: キーボード右下

と言っても物理的にサイズが違うとかそう言うような問題ではなく「留め具を3か所カットするだけで固定可能」というような簡単な加工で済むため、特に苦労はしませんでした。

通りで無加工のままだとキーボードの右側がハマらないなぁと…。

 

 

サクっとニッパーで邪魔な部分を切断して終わり。

 

 

 

新品キーボードで動作確認

新品キーボード(日本語配列、バックライト無し)で動作チェックを撮影しました。

結果は「問題なく動作」しており、「キーボードは洗うより交換した方が無駄が無い」という事が分かりました。

はぁー疲れた…。満足した。

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