Apple iPad 第10世代 Late 2022をレビュー、USB Type-C化で利便性が向上 #Apple #iPad #タブレット

2022年11月16日

2022年10月26日(水)より発売開始となったApple製の10.9インチのiPad OSを搭載したタブレット「iPad 第10世代(Late 2022) 64GB Wi-Fi+Cellular 64GB Blue」を購入したため、iPad mini 6等と比較し簡単にレビューを行っていきます。

 

今回購入したモデル

今回購入したモデルは「iPad 第10世代(Late 2022)」「Wi-Fi+Cellularモデル」「64GBモデル」「Blue(青色)」となります。

カスタマイズ出来る部分としては「Wi-Fiのみ/Wi-Fi+Cellular」および「ストレージ容量は64GB/256GB」、色は「計4色(シルバー/ブルー/ピンク/イエロー)」から選ぶ形。

当方は基本的に常にタブレットを持ち歩く用途として購入したため、ストレージ容量は必要最低限の「64GB」、外でも携帯ネットワークに繋げられる「Wi-Fi+Cellularモデル」を選択。

色(Blue)はフィーリングで決めましたが「iPad 10.9インチ用Magic Keybord Folio」等を組み合わせる場合は本体カラーがあまり目立たず、微妙な組み合わせに。

この辺りは「iPad 10.9インチ用Magic Keybord Folio」白色のみという展開上、仕方がない。出来ればグレー、黒系の色も欲しかった。

 

 

 

パッケージ

今回からTouch ID(指紋認証)が上部電源ボタンと一体化し、狭額縁化。

Lightning端子もUSB Type-C(USB 2.0接続/480Mbps/DP Alt対応)に改められたため周辺機器の扱いやすさが従来のモデルよりも格段に良くなりました。

 

The USB-C port makes charging and attaching accessories like USB hubs much more convenient than before, though it is limited to USB 2.0 data speeds and 4K 30Hz (or 1080p 60Hz) external displays. I don’t think either of those limitations will matter much for the consumer uses this iPad is meant for.

但しiPad Air 4/5(USB 3.2 Gen2/10Gbps)、iPad mini 6(USB 3.1 Gen1/5Gbps)、iPad Proシリーズ(Thunderbolt3/40Gbps)等と比べると接続バスが「USB 2.0接続/480Mbps」とダウングレードされているため、データの出し入れをする場合は基本的にWi-Fiやクラウドストレージ経由の方が無難でしょう。

しかしそれでも「DP Altモード(4K 30Hz/フルHD 60Hz)には対応」しているので、使い勝手は大幅に変わらないはず。(外出先で4K@60Hz出力するのであればiPad Air/iPad Proを買いなさいというお告げ)

 

 

 

付属品一覧

付属品は以下の通り。

・Apple純正 20Wコンセント→USBType-C 20W充電機
・Apple純正 Type-C to Type-C充電ケーブル(編込み仕様)
・SIMピン
・取説類
・Appleロゴシール

今回からUSB Type-C to Type-C充電ケーブルが「編込み仕様」となっており、2022年モデルから採用され始めている様子。(Apple Watch Ultraも同じ編込み仕様のケーブルでした)

 

 

Apple純正 20Wコンセント→USB Type-C充電器

USB PD対応のコンセント→USB Type-Cの充電アダプタ(20W)。

iPhone 8以降、Apple Watch Series 7以降の製品であればUSB PD対応のため、急速充電が行えます

 

 

編込み仕様のType-Cケーブル

2022年モデルから採用が始まっている編込み仕様の「USB Type-C to Type-Cケーブル」

従来のナイロン加工よりも絡みづらく、若干強そうなイメージ。(でも使わない)

 

 

 

ディスプレイ

ディスプレイは「10.9インチ(2360×1640@60Hz/264ppi)」「非ラミネーションディスプレイ(パネルとガラスの間にギャップ有り)」「Liquid Retinaディスプレイ(IPSパネル)」「耐指紋性撥油コーティング」を採用。

相変わらずの画面の綺麗さで、予想以上の高解像度を実現している辺りAppleの本気度が伺えます。

 

 

非ラミネーションディスプレイで差別化

iPad mini 6と差別化するためか、従来通り「非ラミネーションディスプレイ(パネルとガラスの間にギャップ有り)」になっており、若干ディスプレイとガラスの間に距離を感じます

正直Appel Pencil 第1世代を使う人ぐらいしか気にしないでしょうが…。

 

 

 

Touch ID(指紋認証)の移動により狭額縁化

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Touch ID(指紋認証)がディスプレイ面から本体上部へど移動した影響で、ディスプレイを狭額縁化

iPad mini 6、iPad Air、iPad Pro等と同じデザインにようやく統一されました。

ずっとiPadシリーズだけTouch IDがディスプレイ面に来ていた影響で、デザインの統一が出来ていなかったので「ようやく」といった印象です。

 

 

本体上面

「iPad 第10世代(Late 2022)」の上面には「電源ボタン兼Touch ID(指紋認証)」および「スピーカー(計4個の内2個)」を搭載。

 

 

 

本体下面

「iPad 第10世代(Late 2022)」の下面には「USB Type-C(USB 2.0/480Mbps/DP Alt対応)」および「スピーカー(計4個の内2個)」を搭載。

 

 

 

本体右側面

「iPad 第10世代(Late 2022)」の右側面には「SIMスロット(nano SIM+eSIM)」および「音量上下キー」を搭載。

 

 

 

本体左側面

「iPad 第10世代(Late 2022)」の左側面には「Smart Connector(オプションのキーボード接続用)」を搭載。

iPad mini 6との違いはここが大きい。(mini 6はSmart Connector非搭載で、キーボード類が取り付けられない)

 

 

本体裏面

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「iPad 第10世代(Late 2022)」の裏面には「1200万画素/F1.8/超広角122度カメラ」および「LEDフラッシュ(クアッドLED表記無し)」を搭載。

 

 

 

カメラ

カメラの出っ張りは僅かながらあり、TPUケースやハードケースを付けなければ机の上に置いた際にカメラ面に傷が付きやすく、出っ張りによりガタガタする可能性が高いです。

気になる方はケース類の導入は必須になるでしょう。

 

 

カメラ周りはiPad mini 6等と同じ

カメラ周りは最廉価モデルとはいえ「iPad Air 第5世代(Late 2022)」「iPad mini 6(Late 2021)」と同じようで、4K@60FPSでも動画が撮影可能な辺り、基本性能の高さが伺えます。(と言ってもタブレットで手振れ補正無しの環境で4K@60FPSで撮るか?と言われると微妙なところではありますが…。)

 

 

 

iPad mini 6と比較してみた

手元に「iPad mini 6(Late 2021) 64GB Wi-Fi+Cellular 64GB Starlight(金色)」があったため、簡単に比較してみました。

 

 

ディスプレイ

左:iPad mini 6(Late 2021) 64GB Wi-Fi+Cellular 64GB Starlight(金色)
右:iPad 第10世代(Late 2022) 64GB Wi-Fi+Cellular 64GB Blue(青色)

iPad mini 6(Late 2021)はディスプレイが「8.3インチ/Liquid Retinaディスプレイ/IPS/2266×1488/326ppi/フルラミネーション/耐指紋性撥油コーティング/反射防止コーティング/500nit輝度/Appel Pencil 第2世代」となっていますが

iPad 第10世代(Late 2022)はディスプレイが「10.9インチ/Liquid Retinaディスプレイ/IPS/2360×1640/264ppi/非フルラミネーション/耐指紋性撥油コーティング/非反射防止コーティング/500nit輝度/Appel Pencil 第1世代」といったスペック。

大まかな違いでいえば「8.3→10.9インチ、2266×1488→2360×1640、ラミネーションディスプレイ非対応、反射防止コーティング非対応、Appel Pencil 第1世代」といった差別化が行われています。

 

 

本体上面比較

左:iPad mini 6(Late 2021) 64GB Wi-Fi+Cellular 64GB Starlight(金色)
右:iPad 第10世代(Late 2022) 64GB Wi-Fi+Cellular 64GB Blue(青色)

「電源ボタン兼Touch ID(指紋認証)」「スピーカー(計4個の内2個)」等はほぼ同じデザインでした。

 

 

本体下部比較

左:iPad mini 6(Late 2021) 64GB Wi-Fi+Cellular 64GB Starlight(金色)
右:iPad 第10世代(Late 2022) 64GB Wi-Fi+Cellular 64GB Blue(青色)

「USB Type-C端子」「スピーカー(計4個の内2個)」等はほぼ同じデザインでした。

但しiPad 第10世代のUSB Type-CはUSB 2.0仕様(480Mbps)のため、データ転送系には向いていないと言えそうです。(iPad mini 6はUSB 3.1 Gen1/5Gbps)

 

 

本体右側面比較

左:iPad mini 6(Late 2021) 64GB Wi-Fi+Cellular 64GB Starlight(金色)
右:iPad 第10世代(Late 2022) 64GB Wi-Fi+Cellular 64GB Blue(青色)

驚くべきことですが「iPad mini 6(Late 2021)」「iPad 第10世代(Late 2022)」音量上下キーの位置が異なり「iPad mini 6(Late 2021):本体上面の左側」にあったはずが、今回販売となった「iPad 第10世代(Late 2022):本体右側面の上部」に移動しています。

どちらかというと「iPad mini 6(Late 2021)」が異端ともいえるデザイン(小さすぎるが故にAppel Pencil 第2世代を側面に取り付けた際に音量が押せなくなる事から、上面に移動したと思われる)なので「iPad 第10世代(Late 2022)」には一切罪は無い訳ですが…。

因みにですが「iPad 第10世代(Late 2022)」Appel Pencil 第1世代の対応となり、充電周りは全て「Type-C to Appel Pencil Lightning 充電/ペアリング変換アダプタ」を経由して行う必要があるため、右側面にマグネット等は搭載されていません。

 

 

本体左側面比較

左:iPad mini 6(Late 2021) 64GB Wi-Fi+Cellular 64GB Starlight(金色)
右:iPad 第10世代(Late 2022) 64GB Wi-Fi+Cellular 64GB Blue(青色)

本体左側面には「iPad 第10世代(Late 2022)」のみ「Smart Connector」を搭載。

オプションで販売されている「iPad(第10世代)用Magic Keyboard Folio(キックスタンド式、タッチパッド付、やや重め)」を取り付けが可能。

残念ながらiPad ProやiPad Air用で利用できる「Smart Keyboard Folio(タッチパッド非搭載、軽量)」「iPad 第10世代(Late 2022)」用に用意されていません。

 

 

本体裏面比較

左:iPad mini 6(Late 2021) 64GB Wi-Fi+Cellular 64GB Starlight(金色)
右:iPad 第10世代(Late 2022) 64GB Wi-Fi+Cellular 64GB Blue(青色)

背面周りは殆ど同じ。

但しLEDフラッシュが「iPad mini 6(Late 2021)」「クアッドLED True Toneフラッシュ」と記載がありますが、「iPad 第10世代(Late 2022)」には記載なし。

 

 

 

キーボード縦表示比較

左:iPad mini 6(Late 2021) 64GB Wi-Fi+Cellular 64GB Starlight(金色)
右:iPad 第10世代(Late 2022) 64GB Wi-Fi+Cellular 64GB Blue(青色)

ディスプレイサイズが「8.3→10.9インチ、2266×1488→2360×1640となっているため、キーボードの表示サイズも変わっており、キー1つ1つの横幅もかなり余裕を持った表示に変わりました

 

 

左:iPad mini 6(Late 2021) 64GB Wi-Fi+Cellular 64GB Starlight(金色)
右:iPad 第10世代(Late 2022) 64GB Wi-Fi+Cellular 64GB Blue(青色)

「iPad mini 6(Late 2021)」では横画面で文字を入力した方がタイピングが楽だったので、やはり8.3インチというサイズにQWERTYキーボードは少々厳しかったと言わざるを得ないです。

逆に10.9インチの「iPad 第10世代(Late 2022)」では縦画面でもキー1つ1つの横幅が大きく、両手でのタイピングが楽だったため、文字の入力のしやすさでいえば「iPad 第10世代(Late 2022)」に軍配が上がりそうです。

 

 

キーボード横表示比較

左:iPad mini 6(Late 2021) 64GB Wi-Fi+Cellular 64GB Starlight(金色)
右:iPad 第10世代(Late 2022) 64GB Wi-Fi+Cellular 64GB Blue(青色)

今度は横画面表示。

やはり「iPad 第10世代(Late 2022)」側の方がキー1つ1つの横幅に余裕があり、ソフトウェアキーボードにTabキーも実装されているためPCの操作に慣れている方はこちらの方に軍配が上がります。

あと何気に「ローマ字入力/日本語入力」の「あいうキー」の配列もPCキーボードに近い「iPad 第10世代(Late 2022)」の方が好み。

 

 

 

RAM容量

iPhone 14シリーズ(Late 2022):6GB
iPhone 13 Pro/Pro MAX:6GB
iPhone 13 無印/mini:4GB
iPhone 12 Pro/Pro MAX:6GB
iPhone 12 無印/mini:4GB
iPhone SE 第3世代(Late 2022):4GB
iPad Pro 11インチ 第4世代(Late 2022)/12.9インチ 第6世代(Late 2022):8GB/16GB(2TBのみ)
iPad Air 第5世代(Late 2022):8GB
iPad mini 6(Late 2021):4GB
iPad 第10世代(Late 2022):4GB

差別化の観点から「iPad mini 6(Late 2021)」のRAM容量を超えてくることは無いだろうなと思っていましたが、結果を見る限りその通りで「iPad 第10世代(Late 2022)」のRAM容量は「4GB」でした。

必要最低限の容量で、同容量の「iPad mini 6(Late 2021)」でもマルチタスク時にメモリ不足による影響でアプリが落ちていることが多かったので、そろそろ6GBまで底上げをお願いしたいところ。特にiOS 16以降からマルチウィンドウ機能の「ステージマネージャー」の機能開放もM1以外のタブレットで徐々に行われているため、RAMは多いことに越したことはないという。

 

 

 

ROM容量

ROM容量は64GBモデルの場合は「59.58GB認識、45.51GB空き」という結果に。

約14.07GB分が実質iOS等で占有されている模様。

 

 

 

まとめ

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・Appel Pencil 第1世代を使わなければ悪くはない出来

Appel Pencil 第1世代を使わない人たち(筆者を含む)からすれば「何故Appel Pencil 第1世代なんだ、なぜアダプタを付けてペアリング兼充電をしなければいけないんだ」等考えずに済み、取っつきやすいお値段(と言っても円安で価格が上がっていますが…)で買える最安候補という中では「アリ」と感じました。

 

・CPU/GPU周りのパフォーマンスは優秀

CPU/GPU周りはApple A14 Bionic(iPhone 12シリーズ搭載のモノ)のため、動作に不満はなく、RAMも4GBとiPhone 13無印/mini相当まで引き上げられているため特に不満はありません。但しマルチウインドウ機能の「ステージマネージャー」が今後より身近になった際に若干メモリ周りに余裕がない点が悔やまれます。

 

・iPad 第10世代用Magic Keybord Folioの出来は微妙

iPad 第10世代と組み合わせられる唯一のケース兼キーボード「iPad 第10世代用Magic Keybord Folio」ですが、「タッチパッド」および「キックスタンド」を内蔵している分重量の増加が激しく、iPad 第10世代が481g(Cellular)Magic Keybord Folioが588g「計1,069g」とかなりの重量になります。

因みにiPad Pro 11インチ/Air系に取り付けられる「Smart Keyboard Folio」の場合は約293giPad Pro 11インチ(Cellular)が468gとなるので「計761g」とかなり軽量になります。

この差は「308g差」となり、もう1個「Smart Keyboard Folio」を持って行けるほどの重量が追加となるので、持ち運び用にはあまりお勧めできないなと…。

あと「iPad 第10世代用Magic Keybord Folio」の色も良くない。真っ白けで手垢や汚れが目立ちやすいので扱いにくいです。

個人的には「タッチパッド付ならええやん?」と思って購入しましたが、思っていたより重く(iPadセットで1,069g)、色的に維持するのが難しいため、この組み合わせは辞める予定。

 

・USB Type-CはUSB 2.0相当のパフォーマンスでも良い

本モデルからLightning端子からUSB Type-C端子へと変更となりましたが、差別化の都合上「USB 2.0(480Mbps)」のパフォーマンスに制限されている模様です。とはいえ充電や周辺機器の接続(マイクやUSBキーボード、マウス等)が基本となるので、このクラスを購入する人たちには影響しないはず。

速度を求めるならばiPad mini 6、iPad Air以上がお勧め。

 

 

購入は以下より