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NVIDIA製のグラフィックカード「GeForce RTX 3080」をメモリのオーバークロック及びPower Limit制御でマイニング時にどの程度消費電力、発熱が落ちるのか検証してみることにしました。
検証環境
種類 | パーツ一覧 | リンク |
CPU | Intel Pentium Gold G6400 | URL |
CPU Cooler | Pentium Gold G6400付属リテールクーラー | URL |
Motherbord | ASRock Z490 PG Velocita | URL |
RAM | DDR4-2666 16GB×1枚(TLZRD416G2666HC18HDC01-AM) | URL |
SSD | M.2 2280 NGFF/SATA3 256GB | URL |
GPU 1 | MSI GeForce RTX 3080 10GB(GeForce RTX 3080 VENTUS 3X 10G OC) | URL |
PSU | SUPER FLOWER 1000W Platinum(LEADEX PLATINUM SE 1000W-WT) | URL |
PCケース(まな板) | 玄人志向 SEIGI-3GOU | URL |
マイニングリグ | コーナン システムラックローα3段60W「6035-50」 | URL |
ライザーカード | BSTKING PCIe ライザー×6本セット | URL |
無線LAN | IO-DATA USB Wi-Fi 無線LAN子機(WN-AC433UK) | URL |
HDMI出力偽装アダプタ | FUERAN HDMI出力偽装アダプタ×3個セット(MNQ-789458) | URL |
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今回検証に利用したのは上記構成となり、グラフィックカードは「MSI GeForce RTX 3080 10GB(GeForce RTX 3080 VENTUS 3X 10G OC)」を使用しております。
またケースは「コーナン システムラックローα3段60W「6035-50」」を使用しており、実質まな板状態となっている点にご注意を。
検証として「定格時(MSI AfterBurnerデフォルト)」と「OC時(MSI AfterBurnerによるPower Limit:68%、Core Clock:-150、Memory Clock:+900、ファン:オート)」で発熱、消費電力周り比較することにします。
RTX 3080のOC設定周りは「NiceHash」が公開されている記事を参考に設定を行いました。
オーバークロックとはいえ「Power Limit:68%、Core Clock:-150、Memory Clock:+900、ファン:オート)」となっているため、消費電力等は定格時よりOC時の方が低く、マイニングのハッシュレートは高くなるはずです。(ですので一部オーバークロック、一部ダウンクロックとも言う。)
なお温度周りは「GPU-Z」から、消費電力は「Switch Bot スマートプラグ SP11」を使用してデータを取得しています。
定格時、OC時を比較
項目 | 定格時 | OC時 |
Power Limit | 100% | 68% |
Core Clock | 1905 MHz前後 | 1050 MHz前後 |
Memory Clock | 1156.5 MHz前後 | 1269 MHz前後 |
GPU温度 | 58.4 ℃ | 53.5 ℃ |
Fan 1 速度 | 1362 RPM(58%) | 1114 RPM(53%) |
Fan 2 速度 | 1355 RPM(58%) | 1116 RPM(53%) |
Hot Spot温度 | 69.4 ℃ | 66.4 ℃ |
VRAM温度 | 104 ℃ | 108 ℃ |
Board Power Draw | 285.1 W | 217.2 W |
実消費電力(システム全体) | 324.956 W | 259.369 W |
NBMiner/DaggerHashimoto ハッシュレート | 86.059 MH/s | 94.651 MH/s |
同レートで1日稼働した際の予定収益 | 911.8円/1日 | 869.99円/1日 |
定格時に比べてOC時は「Power Limit:68%、Core Clock:-150、Memory Clock:+900、ファン:オート)」となっているため、システム上の消費電力は「-65.587W」、Board Power Drawは「-67.9W」、NBMiner/DaggerHashimotoのハッシュレートは「+8.592 MH/s」と大幅に向上、改善していることが分かります。
この他にもGPU温度は「-4.9℃」、Hot Spot温度「-3℃」、ファン速度も「-246RPM(-5%)」とこちらも改善していることが分かります。
但しVRAMに関しては大幅なオーバークロック(+900)にしている影響かVRAM温度「+4℃」に上昇しており、このまま動かし続けるにはファン及びヒートシンクの追加等の対策が必要そうな気はしています。
同レートで1日稼働した際の予定収益(CURRENT PROFITABILITY)は「-41.81円」に減っているものの、これは「NiceHash」から支払われる数値であり、そのタイミングによって大幅に変動するため気にする必要はなさそうです。
グラフィックカードに合わせたOCでより低い消費電力、発熱で効率良く掘れる
以上の結果より、グラフィックカードに合わせたOC(Power Limit設定等)で「より低い消費電力、低発熱、高効率」で掘ることが可能になっており、無駄をなるべくそぎ落とすことが可能な模様です。
これはRTX 3080だけではなくすべてのグラフィックカードに言える事なので、最適な設定をお探しの場合は「GPU名 NiceHash OC Config」等でググってみることをお勧めします。
購入は以下より
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あの・・・OCの意味分かってる?
デフォルトのクロックを[over]しより高クロックでの動作を目指すのがオーバークロックね?
クロックを下げてTDPの改善なり低温化狙うのはアンダークロックとかダウンクロックとかこの業界では呼びますが・・・・
コメント有難う御座います。Core ClockやPower Limitを入れてますがメモリをオーバークロックしているため上記のような表記しております。分かりづらくて申し訳ございません。