ここ最近サーバーPCに使用していたHA06 + Athlon 5050eの調子がよろしくなかった為NTT-XでExpress5800/GT110aが7,980円で販売されたので買ってみました。
Express5800/GT110a(1C/430-1HD) NP8100-1493YP5Y
外観 |
見た目は小規模のサーバーの様な筐体ですが、目立って自作PC用ケースとの差は感じられません。 側面の蓋も開けやすいようにヘコませてあるので外し方がわからないと言う事もないはず。 電源は上置きのタイプで個人的にはGood。 8㎝ファン…この辺はちょっと変わってますね。 |
PCケースの大きさ |
縦:約45㎝ 横:約17.5㎝ 高さ:約44㎝ ミドルタワーサイズぐらいの大きさです。 |
前面USBポート |
前面USBポートは2個のみでセキュリティーに配慮された設計?かと思われます。 個人的にはもう少し離した位置で4ポートぐらい欲しかった…orz |
PCケース内部 |
結構すっきりしてます。 5インチベイ、HDDベイとしっかり分けられておりこれと言った問題もありません。 ケース的に横幅の長いグラフィックカードは無理でしょうが、PCIEの位置を無理やりずらせばRadeon HD 5970も十分詰めるスペースはありますね。 |
PCIスロット |
PCIスロットの本数は標準的な7本。
安物ケースに見られるPCIスロットの部分をちぎるようなものではなく、ツールフリーで取り外しが効く金具となっていました。 流石はNEC。 ちなみに3枚目の画像はツールフリーの金具を外した時の画像です。 ネジ固定も可能ですので非常に優秀なケースですね。 |
HDDベイ |
HDDベイは容易に取り外せる設計になっています。
3.5インチHDDが最大4台取り付けれるようになっています。 ちなみに2.5インチHDDを取り付ける際には3.5インチ化する金具などを使わなければ取り付けできません。 ですので頑張って2.5インチHDDを裏面から止めてみました。(画像2枚目、3枚目) 現在この状態でサーバーを運用しておりますが、全く問題なく利用できています。 |
5インチベイ |
5インチベイはケースの外枠を外すことで取り外すことが出来ます。
光学ドライブやフロッピードライブと言ったものも取り付けるときに5インチベイを外す必要があるので、こういった取り外しやすい構造は非常に助かります。 |
背面ファン |
背面の8㎝ファンはSANYO製のSan Cooler 80 9AH0812P4H03。 このファンはNECがSANYOに注文して作らせた物のようで単品では販売はされてないようです。 ファン電源は4ピンでPWMに対応。 騒音度は結構高めで風量も結構あります。 |
搭載HDD |
搭載されていたのはWestern Digital製のEnterprise向けHDD 「WD1602ABYS」。
SATA2に対応 |
CPUクーラー |
LGA775用のリテールクーラーに似ておりますがファンの品番が「AFB0912VH」と書いてあります。 DELTA製のファンを搭載しており0.6A仕様。 CPUクーラーのファンで0.6Aって結構食っているような気が…。 固定はプッシュピンでコア接続部分は銅のようです。 |
CPUファン、背面ファン騒音動画 |
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CPUファンと背面クーラーの騒音を動画にしてみました。
個人的にはうるさいのでCPUクーラーを交換、背面ファンは使用せずと言った形で運用しています。 |
搭載CPU |
LGA775のCeleron 440 1.8GHz。 S-SPECはSL9XN。 65nmなシングルコアのCPUですが使ってみて驚いたのが意外と速いということ。 ちなみにBIOS設定画面ではSpeedStepと言う記述はなく、C1Eのみ。 |
搭載マザー |
GIGABYTE製のMicro-ATXマザーで品番は「GA-5YASV-RH」。
OEM向けマザーなのにもかかわらずGIGABYTEの公式ページがあるためドライバーのDLやBIOSのダウンロードが出来るのは非常にうれしい。 拡張スロットは PCI Express*8(エッジあり) |
搭載メモリ |
Samsung製のDDR2-800 512MB。 ECC付ですが512MBだけだと足りない。 チップはSECで「K4T51083Q6」。 |
搭載電源 |
TIGER POWER製の「TG-6380」で容量は380W。 12Vがこんな容量なのに2系統15Aと言う…(^^;; |
CPUクーラー交換 |
デフォルトのCPUクーラーがちょっとうるさかったので手持ちのScytheのANDYに変えてみました。 プッシュピンが止めづらかったですが、干渉などもなく固定できました。 ノースブリッジに風が多く当たるようになったのでGood。 |
メモリ交換 |
ECC付のDDR2-800 512MBだとさすがに少なすぎますので通常のDDR2‐800のメモリを2GB×2で用意し差し替えました。 問題なく動作しており、満足。 |
AHCIが元からONに注意 |
こちらのマザーは元からAHCIがONとなっているためOSインストール時にドライバを用意してあげなければなりません。 用意していない場合OSをロード中にブルースクリーンに・・・。 私の場合これに気づかずOSがインストールできないーと2,3時間不良を疑いまくってました(^^;; AHCIをIDE互換にしてやれば問題なくOSインストールが出来ますので皆さんご注意を。 |
消費電力計測 |
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電源投入時からOS起動までワットチェッカーを使用し計測しました。
最大:約86W となり、100Wを切っているのには驚きました(^^;; |
ではベンチを回してみます。
ただ今回はオンボードがVolariと言う非力なものなので3D系ベンチは測れていません、ご了承を。
CrystalMark2004 R3 |
Mark:43805 ALU:8076 FPS:9276 MEM:9214 HDD:13747 GDI:1018 D2D:2069 OGL:405 |
CineBench 11.5 |
※VolariがHW T&Lに対応していないためOpenGLのテストは動作しませんでした。 |
OpenGL:- CPU:0.41 pts |
PerfomanceTest 7.0 |
Score:391.6 |
Superπ 104万桁 |
104万ケタ:36秒 |
◇考察
1コア1.8GHzと言う低い周波数がスコアーを全体的に悪くしているような感じですね。
別にサーバーなので付けっぱなしにする為そこまで性能は必要ありませんし、低発熱、低消費電力の方が喜ばれますし7,980円でこのパフォーマンスと考えると十分すぎます。
PCケースの5インチ、HDDベイの外しやすさやツールフリーのPCIスロット・・・良くできています。
マザーボードも公式HPが存在しているので非常に便利。
コストパフォーマンスも高く非常に評価できる安価なサーバだと思います。
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