ついこの前参加したConeco.netが主催するCWCH50-1を使用したOC運動会に参加したときに購入した「HP Compaq Business Desktop dc5700 SF」のレビューです。
何故OC運動会に参加するにあたり、「HP Compaq Business Desktop dc5700 SF」を購入したのかと言うと「CPU」を取る事が目的だった為です。
「HP Compaq Business Desktop dc5700 SF」に搭載されているCPUはPentium D 915 2.8GHzで、オークションや、中古相場を調べた所・・・未だに4000円~8000円もしており、流石にこれは単品で買うと勿体無いな…と思った所、oddo氏よりタレコミで、「HP Compaq Business Desktop dc5700 SF」の中古が8280円だったので即購入と言うことになりました。
そして、Pentium D 915 2.8GHzを手に入れ、4.5GHzを回しきり、OC運動会では最高クロックを記録、しかし賞は取れず現在は家族共有用PCにGA-G33M-DS2Rとセットで組み込まれております。
この後CPU不在の「HP Compaq Business Desktop dc5700 SF」は1ヶ月ばかり放置されておりまして、おでん氏からCeleron D 331を譲渡して頂きまして、ようやくの復活…と思われましたが・・・Pentium D 915外した際に専用のCPUクーラーをどっかにやってしまっており、探すのにさらに1ヶ月かかり…ようやく2010年1月30日にクーラー発見、31日にベンチを取る事が出来ました。
長々とどうもスミマセン…。
と言うわけで、適当に分解及びベンチなどを回していきたいと思います。
PCIスロット、側面 |
PCIスロットはケースの形状上フルハイトでは無く、ロープロファイルで、固定はショボい金具1つのみです。 側面の蓋は意外と開けづらく、窪んだところを押しながら→にスライドさせます。 この蓋が結構固く、なかなかスライドしてくれません。 |
マザーの型番とノースブリッジ |
マザーの型番はP5BW-BTX REV.1.05となっており、型番的にはASUSがOEM元のような感じがします。 ノースブリッジはIntelのG33の純正マザーを思い出すようなヒートシンクで、ベンチを回しているときは3秒も触ってられないほど熱を持っていました。(ファンレスで大丈夫なんでしょうか…) チップセットはQ963で、965Gの廉価版で、記憶が曖昧なのですがDDR2-800に対応していなかった為、メモリがDDR2-667になっていたと思います。 |
CPUファン兼吸気ファン |
マザーボードがBTXで設計されているため、CPUからノースブリッジまで一直線に並べるようにデザイン出来るためファンは1つで済むと言った形になっています。 その為、吸気ファンがCPUファンを兼ねている構造になっています。 そのファンはFOXCONN製で、0.4A、静音性はかなり高いですね。 このPC自体中古なのにも関わらず、軸音などもせず、なかなかタフです。 |
HDDと電源 |
HDDはWesternDigital製のWD800JD-60LSA5。 容量は80GBで、SATA接続。 電源はHP製で型番はAPI5PC52、容量は最大240W。 |
CPUクーラー |
BTX用のCPUクーラーとなっているので、CPUの向きが斜めになるのでベース部分の斜めになっています。 ベース部分は銅製で、それ以外はアルミでした。 しかし元CPUがPentium D 915(TDP 95W)と言う爆熱だったにも関わらずアルミですか、そうですか・・・。 |
dc5700 SFの分解方法 |
個人的にどうすれば良いのか?と思ったので、Youtubeに動画を上げて置きました。 参考に慣れば幸いです。 |
では次にベンチマークテストを行っていきます。
検証時の環境は以下の通り。
検証環境 |
3DMark06 |
3DMark Score:113 SM2.0:52 SM3.0:N/A(Q963はSM3.0対応しておらず) CPU:633 |
CrystalMark2004 R3 |
Mark:31769 ALU:5998 FPU:6322 MEM:5793 HDD:8413 GDI:3051 D2D:2024 OGL:168 |
CrystalDiskMark 2.2 HDD Bench |
※検証したHDDはWesternDigital製のWD800JD-60LSA5、容量は80GBで、SATA接続。 |
左から50MB、100MB、500MB、1000MBのベンチです。 80GBと言う低容量のHDDを使用しているので、そこそこな速度が出ています。 |
CrystalMark2004 R3 HDD Bench |
※検証したHDDはWesternDigital製のWD800JD-60LSA5、容量は80GBで、SATA接続。 |
左から128MB、256MB、512MB、1024MBのベンチです。 |
HD Tach 3.0.4.0 HDD Bench |
※検証したHDDはWesternDigital製のWD800JD-60LSA5、容量は80GBで、SATA接続。 |
左の画像がQuickベンチ、右の画像がLongベンチです。 |
結論
CPU的、チップセット的に最初から性能は諦めていたので驚きはありませんでしたがやはり所詮は「シングルコア」。
ながら作業をしながら、文章を書いたりするのは少々辛いですね。
ベンチのまとめを作るときも検証したdc5700 SFを使用していたんですが、使っているとCPUがトロトロして苛立が・・・(^^;;
メモリ容量も512MB×2の1GBとXPの割には少ない感じで、最低やはり2GBは積んで欲しい所です。
ビジネス向けを意識して作ったものなので仕方ありませんが、ロープロファイル、BTXと言うところも正直気に入りませんね。
今後拡張すると言ってもPCI Express*1のロープロファイル、もしくはPCIのロープロのものしか装着出来ないのは痛いです。
しかし、マザー側のCPU対応は意外と良いみたいでCeleron D~Pentium D、果てはPentium Dual Coreと言ったものも不確定情報ですが、載せられるようです。
マザーのBIOSがどこまで最新のCPUに対応しているのかは不明ですが、CPUの載せ替えの幅は広いみたいなので、拡張性さえ捨てれば十分使用していけるPCだと思います。
動作音も非常に静かで、サーバーとしても十分使えるレベルのものですし、5000円以下で販売されていたら購入した方が良いかも知れません。
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