- ThinkCentre M75q-2 Tiny:価格.com限定 プレミアム – Lenovo
- 5万円台で購入できるLenovo製の超小型ハイスペックPC「ThinkCentre M75q-2 Tiny」の構成をまとめてみた – Recon-ReviewDays
2020年10月末から特価販売が行われている最新のRyzen 7 Pro 4750 GE(8コア/16スレッド/3.6~4.4GHz)を搭載する小型デスクトップパソコン「ThinkCentre M75q-2 Tiny 価格.com限定プレミアム(11JJCTO1WW)」をようやく入手することが出来たため、簡単にレビューを行っていきます。
- 1. スペック等のまとめは以下記事より
- 2. 今回購入した仕様一覧
- 3. 本体前面
- 4. 本体背面
- 5. 本体側面
- 6. iPhone 12 Proと比較
- 7. 分解方法
- 8. 2.5インチHDD/SSD用スロット
- 9. 2.5インチHDD/SSDスロットの取り外し時に注意
- 10. M.2 2230 無線LANスロット
- 11. USB Type-C(オプション)
- 12. メモリ、M.2 SSD用スロット
- 13. 搭載されているメモリ
- 14. 搭載されているSSD
- 15. 搭載されているCPU
- 16. メモリやM.2 SSD、2.5インチHDD/SSD、無線LANも全て交換可能
- 17. 相応のスペックのためメモリ4GBの状態でもキビキビ動く
- 18. 消費電力も穏やか
- 19. まとめ
- 20. 購入は以下より
スペック等のまとめは以下記事より
- 5万円台で購入できるLenovo製の超小型ハイスペックPC「ThinkCentre M75q-2 Tiny」の構成をまとめてみた – Recon-ReviewDays
「ThinkCentre M75q-2 Tiny 価格.com限定プレミアム(11JJCTO1WW)」のスペック等は上記記事でまとめているため詳しくは上記リンクより。
今回購入した仕様一覧
ベースモデル: ThinkCentre M75q-2 Tiny 価格.com限定プレミアム(11JJCTO1WW)
CPU: AMD Ryzen 7 PRO 4750GE (3.1GHz, 4MB)
OS: Windows 10 Home 64bit 日本語
メモリ: 4GB PC4-25600 DDR4 SODIMM ※注文時期によって選択できない場合があります。
M.2 SSD: 256GB ソリッドステートドライブ(NVMe M.2 2280) OPAL対応 ※注文時期によって選択できない場合があります。
ワイヤレスLAN(Wi-Fi): インテル Wi-Fi 6 AX200(2×2) + Bluetooth 5.1
その他: USB Type-C
電源アダプタ: 標準65W ACアダプタ
標準保守: 1年間 オンサイト修理
今回購入したのは「ThinkCentre M75q-2 Tiny 価格.com限定プレミアム(11JJCTO1WW)」ベースの4GB DDR4メモリ、256GB SSD(NVMe)、Intel AX200 Wi-Fi 無線LANカード追加(+4,400円)、USB Type-C追加(+1,100円)といった仕様で、前回(ThinkCentre M75q-1 Tiny)の教訓を踏まえ無線LAN(Intel AX 200 Wi-Fi/+4,400円)とUSB Type-C(+1,100円)を追加しています。
ACアダプタも大容量135Wのものを付けようかと思いましたが、オプションで選択ができなかった(Lenovoの担当の方曰く「本製品に適合するか確認していないため表示していない」)為、今回も標準の65W ACアダプタとなります。
本体前面
・3.5mm AUXイヤホン出力×1ポート
・USB 3.2 Gen2 Type-A×1ポート(旧USB 3.1 Gen2/10Gbps/常時給電対応)
・USB 3.2 Gen1 Type-C×1ポート(旧USB 3.1 Gen1/5Gbps)
・電源ボタン
前面は先代の「ThinkCentre M75q-1 Tiny」よりもやや安っぽくなってしまったのがやや残念なところ。
本体背面
・角型電源アダプタ用ジャック
・Display Port 1.4a出力×1ポート(4K@60Hz対応)
・USB 3.2 Gen1 Type-A×1ポート(旧USB 3.0/5Gbps)
・HDMI 1.4a出力×1ポート(4K@24Hz対応)
・USB 3.2 Gen1 Type-A×1ポート(旧USB 3.0/5Gbps)
・USB 2.0 Type-A×2ポート(480Mbps)
・有線LAN RJ45×1ポート(10/100/1000Mbps/Realtek 8111FP)
・USB 3.2 Gen1 Type-C×1ポート(※オプション+1,100円、DP Altモード対応、旧USB 3.0/5Gbps)
・無線LAN用外付けアンテナ(※オプション+4,400円、外付けアンテナも付属)
先代の「ThinkCentre M75q-1 Tiny」と比べると、背面のI/Oパネル側はオプションで「USB Type-C(USB 3.2 Gen1/DP Alt対応/5Gbps)」を選択できるようになったため、利便性が大幅に改善しました。
オプションでUSB Type-C(画像左)と無線LAN(Intel AX200/Bluetooth 5.1、画像右)を追加しています。
※オプションで追加していない場合はType-C(+1,100円)及び無線LAN+アンテナキット(+4,400円)等は付属しません。後から追加する場合はアンテナ線や外付けアンテナ等別途購入する必要があり、配線も決して楽ではないため購入時に追加をお勧め致します。
本体側面
側面は先代の「ThinkCentre M75q-1 Tiny」と同じく「ネジ1個」でスライドして外せる方式を採用しており、手回し出来るネジに交換してやれば「ツールフリー(ドライバ要らず)」でDDR4メモリ×2枚やM.2 2280 SSD(NVMe)の交換も可能です。
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「ThinkCentre M75q-2 Tiny 価格.com限定プレミアム(11JJCTO1WW)」にはオプションでツールレスオープンシャーシ(+1,100円)が標準で付属しているようですが、手回しネジに変更されるだけなので不要(-1,100円)でしょう。
必要な場合はDIYショップ系やPCパーツショップ等で販売されている手回しネジ(300円前後)を購入するされることをお勧め致します。
iPhone 12 Proと比較
ThinkCentre M75q-2 Tiny:幅:183 × 奥行:179 × 厚:34.5mm
iPhone 12 Pro:幅:71.5 × 奥行:146.7 × 厚:7.4mm
「ThinkCentre M75q-2 Tiny」のフットプリントはiPhone 12 Proを横に約2.5台並べたようなサイズ感で、通常のデスクトップPCと比べるとこの小ささが分かって頂けるでしょうか。
オプションでもディスプレイ裏に取り付けるVESAマウントキット(+1,100円)等も用意されているようですので、必要な方は是非。
分解方法
- M75q Gen 2 Hardware Maintenance Manual ※PDF – Lenovo Support
基本的に背面I/Oパネル側のネジ1つ外すだけでメモリ、M.2 SSD、M.2 無線LAN等アクセス出来るため、分解方法等は割愛。
詳しくは「上記PDF」を参照。
2.5インチHDD/SSD用スロット
筆者が購入したモデルは2.5インチHDDレスの「M.2 2280 256GB(NVMe)」モデルでしたが、先代の「ThinkCentre M75q-1 Tiny」と同じく2.5インチHDD/SSD用スロット(固定用金具付)が付属しており、後から増設することが可能です。
2.5インチHDD/SSDスロットの取り外し時に注意
2.5インチHDD/SSDスロットはマザーボードと専用のLIFケーブルで接続されており、慌てて外してしまった際にはフラットケーブルの留め具を破損してしまう可能性がある為、慎重に作業されることをお勧めいたします。
M.2 2230 無線LANスロット
先代の「ThinkCentre M75q-1 Tiny」では無線LAN(アンテナ付)をオプションで付けておらず四苦八苦した事もあったので、今回は「Intel AX200/Bluetooth v5.1/M.2 2230(+4,400円)」をオプションで取り付けました。
Wi-Fiカードをオプションで取り付けることで「M.2 2230 Wi-Fiカード + アンテナ線+外付けアンテナ」が搭載されるため、必須に近いオプションと言えそうです。
後からWi-Fiカードおよびアンテナを自分で追加することも可能ですが追加でWi-Fiカードおよびアンテナ線、外付けアンテナを必要とし、配線が面倒くさいため、初めから追加しておく方が無難です。
USB Type-C(オプション)
先代の「ThinkCentre M75q-1 Tiny」では純正のオプションとしてなかった「USB 3.2 Gen1(5Gbps) Type-C(+1,100円)」が今回の「ThinkCentre M75q-2 Tiny」から登場しており、検証の意味も含めて追加してみました。
「スペックシート(PDF)」では「USB-C 3.2 Gen1(従来のUSB 3.0/3.1 Gen1/5Gbps)」と記載があり、実機でj5 create製のType-Cハブ「JCD383-A(HDMI出力対応)」で検証してみると「映像出力(DP Altモード)が可能」でした。
映像出力は2画面共WQHD解像度(2560×1440)で、1画面目(Display Port)は144Hz、2画面目(USB Type-C to HDMI)は最大75Hzで出力が可能でした。(※使用するType-Cハブによって解像度、リフレッシュレートが変化する可能性もあります。)
映像出力用としてのType-Cポート、もしくは背面でもUSB Type-C経由の接続として利用されたい方は「Type-C(+1,100円)」を追加するのもアリでしょう。
メモリ、M.2 SSD用スロット
「ThinkCentre M75q-2 Tiny」はI/Oシールド側のネジを1つ外すことで左側面のパネルを開けることができ、そこからメモリ(DDR4 SODIMM 最大3200MHz迄×2枚)、M.2 SSDスロット(M.2 2242/2280×1)を追加、交換が可能です。
このあたりの仕様は先代の「ThinkCentre M75q-1 Tiny」と同じ仕様で違いはありません。
搭載されているメモリ
- SODIMM M471A5244CB0-CWE – Samsung SEMICONDUCTOR
- AMD Ryzen™ 7 PRO 4750GE – AMD
搭載されているメモリはSamsung製の「DDR4-3200 SODIMM 4GB(M471A5244CB0-CWE)」で、Ryzen 7 Pro 4750 GE(8コア/16スレッド/3.6~4.4GHz)のパフォーマンスを最大限発揮できる「DDR4-3200」のメモリが搭載されていたのは嬉しいところ。
VRAM割当 | 約0.6GB |
認識 | 約3.4GB |
メモリ空き | 約1.1GB |
4GB×1枚の状態で初起動したときの様子。VRAM割り当てで600MB弱持っていかれており、3.4GB認識。
3.4GBから通常のWindows上で動くアプリ類のメモリが動作しているため、空き容量は約1.1GBと非常にカツカツ。
- ThinkCentre M75q-1 Tiny用お勧めのメモリ – Recon-ReviewDays
さすがに4GB×1枚では心もとないため、別記事にて「ThinkCentre M75q-2 Tiny」に最適なDDR4メモリを別記事でまとめました。
8GB×2(計16GB)、16GB×2(計32GB)、32GB×2(計64GB)があった方が快適に利用できそうです。
搭載されているSSD
筆者が購入したM.2 256GBにはUnion Memory製の「AH640(RPIRJ256VME2MWD)」が搭載されており、公式サイトにスペック情報等の記載がないため、PCI Express 3.0×4接続以外は不明。
先代の「AH630シリーズ」で3D TLC NAND、Seq読込3200MB/s、書込1500MB/s、ランダム読込150,000 IOPS、書込100,000 IOPSといったパフォーマンスから考えると、比較的高速な製品と言えそうです。
搭載されているCPU
搭載されているCPUは「Ryzen 7 Pro 4750GE(8コア/16スレッド/3.6~4.4GHz)」で、デスクトップPCと同じソケット(Socket AM4)を採用しているためCPUの交換が可能です。
尤もグラフィックを内蔵したCPU(APU)でなければディスプレイ出力が出来ない&APUではほぼ最上位CPUのため交換する必要性は皆無だと思いますが…。
メモリやM.2 SSD、2.5インチHDD/SSD、無線LANも全て交換可能
「ThinkCentre M75q-2 Tiny」は先代の「ThinkCentre M75q-1 Tiny」と同じく「CPU交換対応(Socket AM4)、メモリ交換、増設対応(DDR4-3200 SODIMM×2枚、最大64GB迄)、M.2 SSD×1本交換対応(M.2 2242/2280、NVMe/PCIe 3.0×4対応)、2.5インチHDD/SSD交換、増設対応、無線LAN(M.2 2230)交換、増設対応」と至れり尽くせりな仕様であり、安価且つ小型、ハイパフォーマンスなPCにすることが可能です。
相応のスペックのためメモリ4GBの状態でもキビキビ動く
小型PCとはいえRyzen 7 Pro 4750GE(8コア/16スレッド/3.6~4.4GHz)、DDR4-3200 SODIMM 4GB×1枚、256GB NVMe SSDといったミドルタワーのデスクトップPC顔負けなスペックとなっているため、スワップギリギリのメモリ4GBでも非常に快適に動作していました。
メモリ4GBという状況さえ何とかしてやれば、オフィス、動画視聴用、サブPCとしてはほぼ最強クラスのPCと言えそうです。
消費電力も穏やか
左:アイドル時
右:高負荷時
状態 | 消費電力(W) |
アイドル時 | 約9.5W |
負荷時 | 約39.1W |
標準の65W ACを使用し「OCCT V7.1.0」を30分に渡って検証した結果が上記の通りとなります。
アイドル時には約10W前後、負荷時では約32W前後とノートPC並みの消費電力で動作しており、発熱や騒音も低く抑えられているため机の上に置いていても気にならないかと思います。
まとめ
5万円台のPCとしてはマストバイの完成度
現状最新のデスクトップPCを買おうとすると10万円近くなったり、PC自体が大型化するデメリットが存在しますが「ThinkCentre M75q-2 Tiny 価格.com限定プレミアム(11JJCTO1WW)」では5万円前後、ディスプレイ裏、下に置けるコンパクトさがウリの製品に仕上がっています。
CPU、メモリ、M.2 SSD(NVMe/M.2 2242/2280)、2.5インチHDD/SSD、無線LAN(M.2 2230)の交換、増設に対応しているため最安のパッケージにして自分で増設、交換するといった事も可能です。
勿論難しいこと、面倒くさいことが嫌いな方はメーカーオプションで幅広くスペックを選択できるため、初心者の方や玄人の方まで幅広く使えるPCだと言えるでしょう。
机の上に置いておいても気にならない静穏性
「OCCT V7.1.0」で通常よりも高い負荷を30分掛けて検証しましたが、CPUファンが唸るといった事は一切なく、風切り音が気になるといった事も有りませんでした。
机の上に置いたり、ディスプレイ裏に固定して利用されるような方でも安心して利用できるPCだと思います。
納期の遅さがネックか
2020年12月時点で「ThinkCentre M75q-2 Tiny 価格.com限定プレミアム(11JJCTO1WW)」の納期は「2か月以上」と記載があり「急ぎで欲しい」といった方にはお勧めできない状態です。
少しでも安く、高性能、コンパクトなPCを2か月近く待っても欲しいという方向けのPCだと思います。
購入は以下より
- ThinkCentre M75q-2 Tiny:価格.com限定 プレミアム – Lenovo
- 5万円台で購入できるLenovo製の超小型ハイスペックPC「ThinkCentre M75q-2 Tiny」の構成をまとめてみた – Recon-ReviewDays
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