- GPD WIN Max: Handheld Game Console for AAA Games – INDIEGOGO
- GPD WIN Max – GPD 公式
INDIEGOGOで出資していたGPD WIN MAXがようやく到着したため、簡単なレビューを。
- TECHNICAL SPECIFICATIONS – GPD
今回は時間の関係上、スペック類や付属品などは省かせていただいています。ご了承ください。
詳しくは上記リンクより。
サイズ感
Apple iPhone XSと比較していますが、キーボードのベース部分だけでiPhone XSの縦幅と同じ。
ディスプレイ側は流石にiPhone XSよりかは短くなっていますが、従来のGPD社系のデバイスに比べると非常に大きくなっています。
重量は約790gで、片手で持つにはあまりにも重く両手で持つ必要があります。
本体前面
本体前面にはヒンジを開けやすいように溝が設けられています。
ディスプレイを支えるヒンジ部分はタッチした際に角度が変わらぬようにとの配慮なのか、やや硬めとなっていました。
重量配分的に片手で開けるのはほぼ無理かと思います。
本体左側
本体左側にはゲームパッド部分の「操作方法の切り替え用スイッチ」を搭載。
本体右側
本体の右側には「有線LAN(RJ45/Gigabit Ethernet対応/Realtek)」、「micro SDXCカードスロット(読込170MB/s、書込90MB/s対応、最大2TB迄)」を搭載。
- GPD WIN MAX overview – GPD
micro SDXCカードスロットはPCIeスロットに接続されている模様で、メーカー曰く「Class 10/U3/A2/UHS-Iに対応している」とのこと。
M.2 SSDスロットは1本のみとなり、外部ストレージとして利用するならば非常に高速なため理想形と言えそうです。
micro SDXCカードスロット
試しにmicro SDXCカードスロットを挿入してみましたが、出っ張りもなく邪魔になりません。
但しラッチが比較的奥側に付いているのか、かなり奥の方まで押し込んでやらないとロック、ロック解除とならなかった点が残念です。
正直爪で挿入、挿入解除をするのがしんどかったです。
本体背面
本体背面には左から
・R1、R2スイッチ
・HDMI 2.0b(4K@60Hz対応)
・USB 3.1 Gen1(5Gbps) Type-A×2ポート
・USB Type-C×2ポート(2ポート共Type-C経由の充電対応、左側がIntel Thunderbolt 3、右側がUSB 3.1 Gen1(5Gbps))
・リセットボタン
・L1、L2スイッチ
となっています。
HDMI出力は最新の第11世代のオンボードグラフィック(Iris Plus Graphics 940)を搭載しているため「HDMI 2.0b(4K@60Hz対応)」となっており、Ultra HD Blu-rayの再生も可能。
但しディスプレイはWXGA(1280×800)と、4K2K(3840×2160)とはかけ離れた数値となっているため、HDMI経由による出力を行わなければUltra HD Blu-rayの恩恵は受けられないでしょう。
Type-Cポートは2ポートありますが、検証したところUSB Type-C×2ポートは2ポート共に充電に対応しており、挿し間違えによる充電不可と言ったことはありませんでした。
この点の配慮は有難い。
本体裏面
本体裏面には吸排気用のファンが2つ搭載されており、動作音はそれなりにうるさかったです。
恐らくデフォルトではTDPの設定が高めに設定されている可能性が高いため、うるさく感じましたがTDPを下げてやれば静かになるはずです。(未検証、未確認)。
ディスプレイ
「約8インチ、IPSパネル、光沢、WXGA解像度(1280×800/16:10)、最大10点同時タッチ」に対応したディスプレイを搭載。
光沢処理の影響で映り込みが酷く指紋が目立ってしまうため、非光沢の保護シートの添付が良さそうです。
解像度は「8インチ、WXGA(1280×800)」となっているためDPI 100%の状態でも非常に視認性が良い文字サイズで、文句のつけようが有りません。
但し当然のことながら解像度が低めとなっているため「デスクトップの領域は狭い」です。この点は文字サイズ、バッテリー持ちとのトレードオフなので致し方ありません。
ディスプレイヒンジ
ディスプレイヒンジはほぼ180度開ける形状で、角度も自由に固定できるため利便性は高そうです。
トラックパッド
あまり詳しく使用は調べていなかったのですが、実際手に取ってみるとトラックパッドは「左右クリックが出来る仕様」で、「左端(左クリック)、右端(右クリック)共に沈み込む形状」でした。
勿論Windowsで標準で利用できる2本指の縦、横スクロールなども可能。
十字キー、ジョイスティック
十字キー、ジョイスティックを片手ずつ触ってみましたが、無理のない配置で両手でGPD WIN MAXをがっしり握ってやれば問題なく操作できそうでした。
電源ボタン
電源ボタンは誤って押さないよう「キーボードやトラックパッドからやや離れた位置に搭載」されており、好印象。
LEDインジケーター
LEDインジケーターはGPD WIN MAXの右上に搭載されており、左側から「充電状態(充電中:赤)」、「未確認(恐らくNUM LOCK or Scroll Lock?)」、「通電LED(通電中:青色)」といった並びになっています。
英字配列、バックライト搭載キーボード
GPD P2 MAXと比べると大幅に改善されたキー配列になっているものの、やはり変態な配列となっていることが分かります。
英字配列なものの、日本語入力の切替(半角/全角)は「Alt+~」で可能なため、記号(\、()等)の配列は異なるものの利用できなくはないです。
キーボードバックライトは内蔵されているため、暗い所でも安心して利用できそうですね。
念のため片手ずつキーが押せる範囲を確認してみましたが、私の小さめの手のサイズでは左手が「Tキー」迄、右手が「Yキー」迄となっており、左右ギリギリ押せるかなといった形状でした。
手の大きい人ならば余裕で届く形状かと思います。
デバイスマネージャー
コントローラー | XBOX 360 Controller For Windows |
マイク | Realtek HD Audio |
スピーカー | Realtek HD Audio |
SSD | BIWIN 512GB(NVMe/PCI3.0×4) |
Wi-Fi(無線LAN) | Intel AX200(Wi-Fi 6対応) |
Bluetooth | v5.0(Intel AX200内蔵) |
有線LAN(RJ45) | Realtek PCIe GbE Ethernet(Gigabit Ethernet) |
Thunderbolt 3 | Intel Thunderbolt 3(CPU内蔵) |
タッチパッド(トラックパッド) | Goodix Touch Driver Device |
SSDは裏面の保証シールを剥がすことでM.2 2280(NVMe/PCIe3.0×4)を交換することは可能。
但しWi-Fiカードはオンボード実装となっており、分解するメリットはM.2 SSDの交換のみとなりそうです。
分解レビュー
- GPD WIN MAXを分解してみた – Recon-ReviewDays
分解レビューは別記事にて公開しておりますので、そちらをご確認ください。
購入は以下より
- GPD WIN Max: Handheld Game Console for AAA Games – INDIEGOGO
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