GPD WIN MAXを分解してみた #GPD #GPDWinMAX #INDIEGOGO #クラウドファンディング

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簡単なレビューを別記事で出しておりますが、本記事は簡単な分解レビューとなります。

 

 

分解に必要な道具

今回分解に使った道具は細長いプラスドライバー、オープンツールのみとなり、それ以外は必要ありませんでした。

 

 

 

裏面のネジ9個取り外す

裏面にある赤丸を付けた9個のネジを取り外します

ネジ穴は非常に細く、奥行きも比較的あるためいつも使っているドライバーでは太すぎる、短すぎるといったことが起きたためご注意を。

 

 

上記の通り保証シール下に1個隠しネジがあり分解するには保証シールを破る必要がある点にご注意ください。

※まず分解する前に動作確認類を終えてからシールを剥がすことをお勧めいたします。

 

 

 

背面のネジを2個取り外す

背面にある赤丸を付けた2個のネジを取り外します

以上でネジ類の取り外しは完了です。

 

 

 

下面の蓋のツメを外していく

下面の蓋と上面(キーボード側)の蓋はお互いにツメで固定されているため、オープンツールを使って徐々にツメを外していきましょう

 

 

分解完了

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分解時、裏蓋とバッテリーはマザーボードと接続されたままとなっているため、勢いよく外さないようにご注意を

 

 

 

SSD

BIWIN製のM.2 2280(NVMe/PCIe3.0×4接続) 512GB SSD「CNF82GS1G00-512」が搭載されており、コントローラーはSilicon Motion製の「SM2263EN」、キャッシュはNANYA製のDDR3L-1866 256MBが採用されていました。

 

コントローラーから察するに「Crucial P1シリーズ」「Kigston A2000シリーズ」等に採用されているコスパ重視の製品となりますが、NVMe/PCIe 3.0×4接続、キャッシュ搭載の時点で十分なパフォーマンスが見込めるため「SSDの交換で容量を増やす、信頼性の高いSSDに交換する」といった用途以外では「保証シールを破ってまでやる必要はない」と言えそうです。

 

 

 

Wi-Fi

Intel製の「AX200D2WL(M.2 1216)」基板にオンボードで搭載されており、交換は不可能です。

Wi-Fi 6(802.11ax)や2.4/5GHz帯、Bluetooth v5.0にも対応しているモジュールとなるため必要十分ですが、出来れば「M.2 2230採用で交換可能」として頂きたかった所です。

 

 

 

有線LAN

有線LANはRealtek製の「8111H PCIe Gigabit Ethernet」を搭載。

様々な機器で採用例のある「10/100/1000Mbps対応のPCIe 1.1→有線LAN(RJ45)変換チップ」となっており、必要十分でしょう。

 

 

 

micro SDXC対応カードリーダー

micro SDXCカードスロットはGENESYS LOGIC製の「GL3232」を採用しており、USB 3.1 Gen1(5Gbps)→micro SDXCカードの変換を行っている模様。

GENESYS LOGICの公式サイトにも「also supports SANDISK EXTREME® 160 MB/s microSD UHS-I CARD.」と記載があり、パフォーマンスには期待が出来そうです。

 

 

 

バッテリー

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DONGGUAN GANFENG ELECTRONICS製のリチウムイオンバッテリー「5000mAh/57Wh/13.05V×3個(4545165-3S)」を内蔵。

マザーボードと接続しているのみとなるため、交換は可能

 

 

 

まとめ

SSDの容量を大きくしたい、信頼性が高いものに交換したいという理由がなければ分解する必要はなし

先にも述べた通り、分解して交換できる部分は「M.2 2280(NVMe/PCIe 3.0×4)」のみとなり、その他は全てオンボードで実装されているため「SSDの容量を大きいものと交換したい、より信頼性の高いものに交換したい」といった事が無ければ保証シールを破ってまで分解する必要性はありません

 

GPD P2 MAXより分解しにくくなったのが難点か

GPD P2 MAXと比べると保証シール下にネジを持ってくるといった「分解しにくいような工夫」がGPD WIN MAXより導入されています。

 

正直なところ、GPD Win2迄交換しやすいようM.2 2242用の蓋を設ける等工夫を行ってきたGPDがこのような手を取ってくるとは思いもしませんでした。

恐らくGPD P2 MAXで保証シールを添付しなかったことでユーザーが勝手に分解→故障→修理依頼等が殺到したのかもしれません(予想)が、ここまで対策を取るのであれば初めからSSDの部分に蓋を設ける等工夫が欲しかったところです。

製品の性能から考えた寿命は従来の製品よりもより長くなるであろうと予想できるので、痒い所に手が届く仕様にしてほしかったです。

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