
Synology DSM 7.3で2016~2019年モデルの多くが最後のOSアップデートに
- Synology、DiskStation Manager 7.3 をリリース。効率的なデータ階層化、強化されたセキュリティ、AI を活用したコラボレーション、拡張されたストレージ柔軟性を実現 – Synology
- Release Notes for DSM – Synology

2025年10月8日より公開された「DSM 7.3-81180」で2016年~2019年モデルの多くが「DSM 7.3が最後のアップデートとなる」と記述があり、多数のデバイスのOSのアップデートが終了となる予定です。
「DSM 7.3-81180」の重要な注意事項
- Release Notes for DSM – Synology
以下のモデルの場合、DSM 7.3 が最後のアップグレード可能なバージョンになります。
- FSシリーズ: FS3017、FS2017、FS1018
- XS シリーズ: DS3018xs、DS3617xs、DS3617xsII、RS18016xs+、RS18017xs+、RS3617xs、RS3617RPxs、RS3617xs+、RS3618xs、RS4017xs+、RS819、RS217
- Plus シリーズ: DS216+、DS216+II、DS716+、DS716+II、DS916+、DS718+、DS918+、DS1019+、DS218+、DS1517+、DS1817+、DS1618+、DS1819+、DS2419+、DS2419+II、RS2416+、RS2416RP+、RS2418+、RS2418RP+、RS2818RP+、RS818+、RS818RP+、RS1219+
- バリューシリーズ: DS116、DS216、DS216play、DS416、DS416play、RS816、DS118、DS218、DS218play、DS418、DS418play、DS1517、DS1817
- Jシリーズ: DS216j、DS416j、DS416slim、DS419slim、DS418j、DS218j、DS119j
「DSM 7.3-81180 重要な注意事項」に記載された内容を確認していると2016年~2019年辺りのモデルの多くが「DSM 7.3が最後のアップグレード可能なバージョンになる」と記載が有ります。
Synology製NASの命名法則について
- 命名規則について教えて下さい – ASKサポートセンター
3) 製品リリース年 (西暦下2桁)
DS415+ なら 4ベイ最大の2015年製品、RS814+ ならば最大8ベイの2014年製品。
Synology製の型番の命名法則は「DS30″18″xs」の「18」の部分が「2018年発売」という意味で、「ASKサポートセンター」でもそう解説が行われています。
つまり今回DSM 7.3が最後のアップデート予定となっているモデルの多くは「2016年~2019年迄の一部モデル(全モデル調べた訳ではない)」となっており、OSのアップデートは無くともセキュリティアップデート等の対応が行われるのか?という記載もないため不安になっている方も多いはず…。
2019年モデル迄足切りはなかなかダメージが大きい
以下のモデルの場合、DSM 7.3 が最後のアップグレード可能なバージョンになります。
- FSシリーズ: FS3017、FS2017、FS1018
- XS シリーズ: DS3018xs、DS3617xs、DS3617xsII、RS18016xs+、RS18017xs+、RS3617xs、RS3617RPxs、RS3617xs+、RS3618xs、RS4017xs+、RS819、RS217
- Plus シリーズ: DS216+、DS216+II、DS716+、DS716+II、DS916+、DS718+、DS918+、DS1019+、DS218+、DS1517+、DS1817+、DS1618+、DS1819+、DS2419+、DS2419+II、RS2416+、RS2416RP+、RS2418+、RS2418RP+、RS2818RP+、RS818+、RS818RP+、RS1219+
- バリューシリーズ: DS116、DS216、DS216play、DS416、DS416play、RS816、DS118、DS218、DS218play、DS418、DS418play、DS1517、DS1817
- Jシリーズ: DS216j、DS416j、DS416slim、DS419slim、DS418j、DS218j、DS119j
数は少ないものの、2019年モデルも足切り対象になっているところから個人的にも驚いています。
このデーターを参考にSynology製のNASは「約7年~9年前後」のOSのサポート寿命であることが分かります。(今後はより長くなったり、短くなったりするかもしれませんが。)
中古でNASを検討されている方は「OSのサポート寿命がある」事を考慮した方が良いかも知れません。
DSM 7.3(LTS)のサポート期限
DSM 7.3 LTS(Long-term Support)の「ライフサイクル」が公開されており、「一般提供開始: 2025年10月、メンテナンス終了: 2027年10月、延長サポート終了: 2028年10月」という予定のようです。
今すぐサポート終了と言う訳では無いものの、「メンテナンス終了が2027年10月」というのだけ覚えておいた方が良いかも知れません。
ただ「あと2年(2027年10月迄)もあるから大丈夫」的な発想をしている方は2年後に慌てているのが間違いないと思うので、この機会に買い替えをご検討ください。
対象のNASをお持ちの方は買い替えを推奨
- Synology DS223j(Arm)からDS720 Plus(x86)へとバックアップ、復元で移行する際のメモ – Recon-ReviewDays
- Synology製のNAS「DS718+」から「DS213j」にデータを移行する方法について – Recon-ReviewDays
- Synology製のNASで外付けのUSB HDDにデータをバックアップする方法について – Recon-ReviewDays
対象のNASをお持ちの方はそろそろ新しいモデルへと買い替えを検討された方がよろしいかと思います。
当ブログでも「Arm NAS → x86 NAS」の移行やその逆の「Arm NAS → x86 NAS」等を試した記事を投稿しておりますので、NASの買い替えの際に参考になれば幸いです。
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