ジャイロキャノピー(TA03)のスピードギアを交換する方法について

「先日の検証」の結果、スピードギア周りの不具合でスピードメーターが正常に動作していない(35km以上出ない)と思われるので、「スピードギア(44804-GAG-003)」を交換する事にしました。

 

スピードメーター周りの不具合はたいてい「スピードギア」

スピードメーター周りの不具合はたいてい「スピードギア(44804-GAG-003)」らしい。

 

 

 

スピードギアのパーツに関して

スピードギアの純正パーツ型番は「44804-GAG-003」です。

その他の部分は「パーツリスト(PDF、61/62ページ目、F-8 フロントブレーキパネル、フロントホイール)」、をご確認ください。

 

 

 

スピードギアを交換するには前輪を浮かす + 外す必要がある

スピードギアを交換するには「前輪を浮かす + 外す必要がある」ので以下工具類が必要です。

 

 

 

スピードギアを交換する際に必要な工具

スピードギアを交換する際に必要な工具類としては「ジャッキ(前輪を浮かす用)」「モンキーレンチ薄型(共回り防止)」「12/14/19mmソケット(前輪用)」「グリス」「プラスチック/ゴム利用可能なパーツクリーナー」「ラスペネ(フロントホイールアクスルが抜けない場合等)」「スピードギア(44804-GAG-003)」が必要です。

「モンキーレンチ薄型(共回り防止)」タイヤと干渉しやすいので薄型の方がボルトに当てやすいです。

ギアを交換する段階で「プラスチック/ゴム利用可能なパーツクリーナー」「グリス」が必要になるので、お忘れなきよう。

 

 

 

ジャッキを当てる場所

「ジャイロキャノピー(TA03)」基本後部しかジャッキを当てる場所が無いので、前輪を浮かせる場合、仕方なくフレームで持ち上げました

あんまりよくないと分かっているんですが、こればっかりは仕方がない。

 

 

 

12mmソケットを使って前輪左の「フランジボルト(90118-GM9-741、8×38mm)」を外す

12mmソケットを使って「フランジボルト(90118-GM9-741、8×38mm)」を外します。

この時共回りするので、筆者の場合は「モンキーレンチ薄型(共回り防止)」を当てながら回していました。

「モンキーレンチ薄型(共回り防止)」タイヤと干渉しやすいので薄型の方がボルトに当てやすいです。

 

 

 

14mmソケットを使って前輪右の「フランジナット(90309-KF0-003、8mm)」を外す

14mmソケットを使って「フランジナット(90309-KF0-003、8mm)」を外します。

 

 

 

19mmソケットを使って前輪左の「フロントホイールアクスル(44301-GG2-000)」を外す

14mmソケットを使って「フロントホイールアクスル(44301-GG2-000)」を外します。

 

 

 

前輪左側のダストシール(45104-GM9-003)を外す

黒い部分: ダストシール(45104-GM9-003)

細かいパーツがここで一気に増えるので、取り外した際にパーツの順番が分からなくならないようにご注意下さい。

 

 

 

前輪左側のフロントブレーキキャリパーブッシュ(45131-GM9-710)は必要に応じて交換

奥: フロントブレーキキャリパーブッシュ(45131-GM9-710)

必要に応じて交換してください。

 

 

 

前輪右側からトルクリンクディスタンスカラー(51334-KV7-670)を取り外す

前輪右側にある「トルクリンクディスタンスカラー(51334-KV7-670)」を取り外します。

筆者の個体の場合、結構な焼き付きが見られるので要交換でしょう。

 

 

 

前輪タイヤの左側に固定されているフロントブレーキパネルサブ(45010-GFZ-000)を取り外す

 

前輪タイヤの左側に固定されている「フロントブレーキパネルサブ(45010-GFZ-000)」を取り外します。

基本手前に引っ張るだけで外れるはず。

 

 

 

フロントブレーキパネル カラーA(4312-GM9-000)とスピードメーターギア(44804-GAG-003)を取り外す

フロントブレーキパネルから「フロントブレーキパネル カラーA(4312-GM9-000)」「スピードメーターギア(44804-GAG-003)」を取り外します。

この2つのパーツは汚い以前のグリスまみれとなっているので「プラスチック/ゴム利用可能なパーツクリーナー」で清掃後、「グリス」を塗り直す必要があります。

 

 

 

グリスの塗り直し方について

なお、グリスの塗り直し方は先人の方々が解説動画をYouTubeに上げてくれているので、そちらを参考にしてください。

 

 

 

スピードメーターギア(44804-GAG-003)を交換する

既に購入してある「スピードメーターギア(44804-GAG-003)」と交換します。

画像3枚目が分かりやすいのですが、元から付属してあった「スピードメーターギア(44804-GAG-003)」摩耗によりプラスチックが溶けて変形している様子が分かるかと思います。

「グリス」を塗り直し、元に戻すだけ。

 

 

 

スピードメーターギアの新旧比較

スピードメータギアの「新旧比較記事」は別で投稿しているので、そちらをご確認ください。

 

 

 

スピードメーターギア交換後、スピードメーターが正しく動作するように

「スピードメーターギア(44804-GAG-003)」を交換後、iPhone 13 miniに「Speedometer Simple」を入れてGPSの速度計を用意しつつスピードメーターをチェックしましたが、問題なくスピードメーターが動作していることが確認出来ました

スピードメーター周りの動作が明らかにおかしい、前輪を回転させると異音がある場合は是非交換して見て下さい。