240GBで6,000円を切るKINGMAX製の2.5インチ7mm厚240GB SSD「KM240GSMV32」のパフォーマンスをチェックする #SSD #KINGMAX #自作PC

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NTT-X Storeで240GBのSSDが6,000円を切る価格で販売されているKINGMAX製の2.5インチ、7mm厚のSSD「KM240GSMV32」を購入してみたので、簡単なレビューを行っていく。

 

 

 

 

 

メーカーKINGMAX
シリーズ名SMV32シリーズ
型番KM240GSMV32
容量240GB
厚さ7mm厚 ※9.5mm厚変換なし
SATAバージョンSATA3.0/3.1 (6Gbps)対応
コントローラーPhison S11(PS3111-S11)
キャッシュ非搭載
NANDMicron 3D TLC NAND
シーケンシャル読込最大 500MB/s
シーケンシャル書込最大 300MB/s
4Kランダム読込非公開
4Kランダム書込非公開
TBW120万時間
MTBF120万時間
重量71g
保証メーカー3年間
代理店
代理店URLURL
メーカーURLURL

 

2.5インチ7mm厚(9.5mm変換なし)のMicron製の3D TLC NANDを採用したコスパ重視の240GB SSDとなっており、シーケンシャル読込500MB/s、シーケンシャル書込300MB/sといった標準的なパフォーマンスとなっている。

コントローラーはPhison製の「S11(PS3111-S11)」NANDはMicron製の3D TLC NANDを採用しており、1、2年前に流行ったコスパ重視のSSDを思い出させるかのような製品だ。

 

 

 

 

パッケージ及び付属品一覧

  

パッケージは非常に簡素で、梱包材とSSDのみだった。

裏面には日本語を含むスペックや型番等が記載されており、代理店は株式会社アイティーシーだった。

恐らくロットによって部材変更が生じたためかMax Sequential Read、Max Sequential Writeの部分がシールで上書きされており、パフォーマンスが変更されていることが分かる

 

 

<付属品一覧>

・SSD本体

保証書の類は含まれておらず、実質パッケージが保証書となるのだろうか。

7mm厚→9.5mm厚変換スペーサーやSATAケーブルなどは一切付属しない為、初めての自作の際には注意が必要だ。

 

 

 

 

SSD外観

 

SSD本体は表裏共に樹脂製のような素材で、放熱性は低そうだ。

試しに表裏のシールを剥がしてみたが、隠されたネジ類は一切見当たらず、表と裏の蓋はぴったりとハマっているようだ。

 

 

 

 

保証シール

保証シールは本体裏面の上部部分に添付されている。

しかしよく見てみると保証シールが添付されている部分は分解と一切関係がなく、何のために付けられたシールなのか全く分からない

 

 

 

 

分解してみた

上下の蓋は筐体の樹脂で噛み合うように固定されており、端からマイナスドライバーを入れ徐々に分解を行った

因みにSSDの上下の蓋にはネジ類は一切使用しておらず嵌め込み式の為、分解に若干手間取った。

 

 

 

 

SSDはハーフサイズ以下の基板

 

SSDの基板は2.5インチケースの半分以下となっており、NANDはMicron製のTLCの物が2枚(表1枚、裏1枚)、コントローラーはPhison製の「PS3111-S11」、キャッシュ非搭載となっているためスッキリしている。

 

 

Phison S11+Micron NANDの組み合わせはPATRIOT製のFlare 60GBモデル「PFL60GS25SSDR」やLITEON製の「PH5-CE240」でも採用されており、筐体のデザインから基板、NANDに記載されているシールまで何から何までそっくりだ。

 

 

 

 

コントローラー及びNAND

  

 

チップ名
コントローラーPhison S11(PS3111-S11-13)
NANDMicron 6SB22×2枚 3D TLC
基板A1107011NP002801N

 

コントローラーはDRAMキャッシュレスのPhison S11「PS3111-S11-13」NANDはMicron製のTLC NAND×2枚となっていた。

 

 

 

 

検証環境

 

CPUIntel Core i7-5960X 3.0GHz
MemCrucial DDR4-2133 8GB×4
SSD CSamsung 950 Pro 512GB(MZ-V5P512B/IT)
HDD DWesternDigital 6TB (WD30EZRX-00D8PB0)
SSD FKM240GSMV32
M/BASUS X99-DELUXE II(BIOS 1802)

 

X99のSATA3ポートに「KM240GSMV32」を接続し、AHCIで検証を行った。

 

 

 

 

OS認識後の容量

OS認識後の容量は「223.57GB」となる。

 

 

 

 

CrystalDiskInfo

CrystalDiskInfo 7.6.0 x64で検証。

電源投入回数や使用時間は表示できるものの、NANDの書き込み容量は確認ができなかった。

 

 

 

 

CrystalDiskMark

CrystalDiskMark 6.0.0 x64を使って検証した。

 

公証スペックCDM実測
Seq Q32T1 最大読込Seq 500 MB/s559.1 MB/s
Seq Q32T1 最大書込Seq 300 MB/s411 MB/s
4K Q32T1 最大読込159.3 MB/s
4K Q32T1 最大書込144.2 MB/s

※最大値を記載。

 

公証スペックに表記されているSeqの読書スコアーとCrystalDiskMarkで計測可能なSeq Q32T1(マルチキュー、マルチスレッド)読書に互換はなく、基本的にSeq << Seq Q32T1といったスコアーになりがちのため比較する意味はあまりありません。

 

 

 

 

ATTO Disk Benchmark

ATTO Disk Benchmark v3.05で計測した。

 

公証スペックATTO実測
Seq 最大読込500 MB/s約563 MB/s
Seq 最大書込300 MB/s約542 MB/s

 

こちらもCrystalDiskMark同様に公証スペック以上のスコアーが確認できた

 

 

 

 

AS SSD Benchmark

AS SSD Benchmark 2.0.6694.23026を用いて検証した。

 

公証スペックAS SSD実測
Seq 最大読込500 MB/s約445.5 MB/s
Seq 最大書込300 MB/s約369.07 MB/s
4K-64Thred 最大読込非公開70436 IOPS
4K-64Thred 最大書込非公開82905 IOPS

 

Seq読込に関しては公証スペックの500MB/sを下回ったものの、Seq書込は上回っていることが確認できた。

 

 

 

読込、書込みのパフォーマンスが継続的に確認できる「Compression Bench」を検証してみたが、以前検証したApacer製の120GB SSD「AP120GAS330-JP」似たような挙動となっており、コントローラーはPhison PS3110-S10C「KM240GSMV32」に搭載されている「PS3111-S11-13」とは異なるものの、書込みのパフォーマンスが大幅に低下する点ついては近いと言える

 

読み込み時のパフォーマンス(緑色)は安定しているものの、書き込み時のパフォーマンス(赤色)は50%辺りが一番振れ幅が大きく、400MB/s近く上下している所もある。

 

 

 

 

HD Tune Pro

HD Tune Pro 5.70にて検証した。

AS SSD BenchのCompressionベンチの波形でも驚いたが、HD Tune Proの書き込み時のパフォーマンス(オレンジ色)も大幅に上下しているのが分かる。

 

 

大容量の20GB(20000MB)を書込み、転送速度の検証をFile benchmarkで行ってみた。

キャッシュ非搭載の為、読込、書込共に大きく変動することの無い安定したグラフとなっていた。

 

 

 

 

まとめ

・コスパ重視、それに尽きる結果

SSDの筐体の安っぽさ(アルミではなく、樹脂製)、基板は筐体に挟んで固定(ネジ類使用せず)等、コストカットの跡が感じられる商品だった。

少しでも安価に仕上げたい、HDDから載せ替えたい、倉庫用として利用したいといった需要は満たせそうだ。

 

 

・少し昔の安価なSSDに多いコントローラー、NANDの組み合わせ

2017年辺りに流行ったPhison+TLC NANDという組み合わせの商品が2018年になってまた出て来たようなもので、パフォーマンス類をチェックしていると「安かろう、悪かろう」といった印象を受けた。

 

・書き込み時の不安定さが気になる結果

AS SSD BenchのCompressionやHD Tune Proの書き込み時のグラフを見る限り、安定したパフォーマンスは厳しそうで個人的にはこのSSDにOSを入れて使いたいとは思えない

但しキャッシュ非搭載の為大容量のファイルを書き込んだ際の安定度は高い。しかし細かいファイルをいくつも書込みする用途には向いてなさそうに見える

 

 

・3年間メーカー保証が付属

TLC NANDを採用するSSDに多い「3年間メーカー保証」が付属しているため、何かあった際には安心だ。

 

 

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