Coneco.net主催のPCパーツ長者で簡易水冷キットのCorsair製CWCH50をお借りする事が出来たので、適当にレビューさせて頂きます。
画像関連が多くなりますので、続きを読むをクリックして下さい。
CWCH50
最安価格 9780円 09.09.06
今回のレビューはCoolIT製DOMINO A.L.C.との比較を主におこなって行きたいと思います。
DOMINO A.L.C.のレビューをご覧になっていない方は宜しければご覧下さい。 >>Part1 Part2
◇検証環境
◇使用したファンについて
今回使用したファンはCWCH50付属の12cmファン、CLUSTER 12cm(UCCL12)、白風12cm(SY122512WH-VR)、Ultra KAZE 3000RPM(DFS123812H-3000)を使用しています。
◇検証開始
箱の概観は予想外に豪華。
今回はConeco.netのパーツ担当さんのご好意でATiのイメージキャラクターのRUBYのフィギュアが付属していました。 RUBYのレビューはConeco.netのみ公開していますので気になる方はご覧下さいませ。 >>【送られてきた】超絶サプライズ【ナゾの物】 |
パッケージからあけるとなんだかイカのような長い水冷キットが登場。 |
DOMINO A.L.C.と比較するとやはり筐体は小さく、コンパクトです。 >>参考画像 対応ソケットはLGA775/LGA1366/SocketAM2/AM3。 LGA 1156の金具は付属していません。 ※初回出荷時にはSocketAM2/AM3用のブラケット類が付属していない場合があるようです。 |
温まった液体を冷却するラジエータ。 DOMINO A.L.C.と非常に形が似ています。 ちなみにDOMINO A.L.C.であったフィンが折れ曲がっていることはありませんでした。 |
ポンプの部分はかなりコンパクトで、ポンプの動作音は全くしません。 逆に付属のファンの音の方が気になるぐらいです。 |
ホースの柔らかさはDOMINO A.L.C.よりかはマシですが、短いのでちょっと苦労します。 ちなみにポンプからラジエーターのホースの長さは適当に測って約32cmぐらい。 |
ポンプの電源は3ピンから取るようになっており、3ピンケーブルの長さは18cm。 結構短いです。 |
ブラケットを固定する部分です。 止め方は突き出ている突起部分にブラケットを差し込んで固定をします。 文章でうまく言い表せません・・・。 ただこの止め方が少々安物っぽく、固定が弱い気がしてならないです。 |
CPU接触面です。 DOMINO A.L.C.はアルミ製でしたので、雲泥の差です。 ただし、平滑度はちょっと低い気がします。(接触面がザラザラ) |
ラジエーターの部分にはファンを2個固定することが可能になっています。 ただし、付属するネジの本数は4本、つまりファン1個分なので、サンドイッチする場合、残り4つは自前で用意する必要があります。 ちなみにファンは吸気となっていますので、通常排気する所から「吸気」します。 |
元から付属しているファンの電源は4ピン接続でPWMファンとなっているようです。 ファンの騒音は以下の動画をご覧下さい。 |
取り付け後です。 DOMINO A.L.C.と比較すると非常にシンプルな構造になっています。 固定方法のマニュアルはなぜかLGA775/1366しか載っていませんでした。 |
◇温度検証
検証方法はPrime95を15分間動かし、Coretemp、HWMonitorを使用して温度計測を行います。
ファンレス
CPU温度:85度 |
Prime95を動かそうとしたのですが、動かせる温度ではありませんでした。 温度から確実に言える事は「ファンレス無理」と言う事ですね。 |
付属12cmファン×1個
CPU温度:53度 |
高負荷をかけても53度という驚きの温度を叩き出しました。 もう既にDOMINO A.L.C.を超えちゃっています(爆 >>DOMINO A.L.C.温度比較 ちなみに回転数は1700RPM(±10%)とのこと。 >>リンクス公式サイト |
CLUSTER 12cm(UCCL12)×1個
< /td> |
CPU温度:59度 |
CLUSTERはPWM制御で回転数が500RPM~1200RPMとなるので、付属ファンに比べると風量や回転数が劣るので温度が上昇していますね。 静音度は明らかにこちらに軍配が上がるのですが。 |
CLUSTER 12cm(UCCL12)×2個
CPU温度:54度 |
CLUSTER×2個の構成で、1個のみの温度差が「5度」も出ています。 この水冷キットはサンドイッチ効果が高いようですね。 |
白風12cm(SY122512WH-VR)×1個
CPU温度:53度 |
白風12cmはファンコン付のファンなのですが、最大回転で計測しています。 ※回転数:800~1600rpm±10% ファン音は大きくなりますが、付属ファンと同等程度の音の大きさでした。 風量も付属ファンとよく似ているので冷え方もほぼ同等という結果になっています。 |
Ultra KAZE 3000RPM(DFS123812H-3000)×1個
CPU温度:48度 |
Ultra-KAZEは38ミリ厚のファンなので、CWCH50に付属しているネジでは固定が出来なかったため、上記のような画像の固定方法となっています。 騒音のうるささはもはや最強レベルですが、冷え方もダントツで1位です。 騒音度から見るとあのうるささで-5度と考えると良いのか悪いのか・・・(^^;; |
◇CPUファン別温度比較表
>>DOMINO A.L.C.温度比較表
DOMINO A.L.C.と比較すると明らかにCorsair製のCWCH50の方に軍配が上がっています。
当然ファンレスなんてもってのほかですが、回転数が低い静音ファンでも爆熱のPhenom II X4 965 BE@3.6GHzが60度以下になる冷却能力は素晴らしいです。
確かに付加機能のことを考えると、水温表示やファン速度表示が行えるDOMINO A.L.C.に軍配が上がりますが、どちらが冷えるかといわれると確実にCWCH50でしょう。
コメントを書く