・SSD 840 EVO mSATAシリーズ – ITGマーケティング 公式
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・Samsung SSD 840 EVO mSATA MZ-MTE120B/IT (SSD/mSATA/120GB) – ソフマップ 楽天市場店
・Samsung mSATA 120GB SSD「MZ-MTE120B/IT」を購入しました – Re;con-ReviewDays
先日mSATAの120GB SSD「MZ-MTE120B/IT」を購入したため、各ベンチマークを検証した。
パッケージ及び付属品一覧
<付属品一覧>
・mSATA SSD 120GB
・User Manual and Warranty Statement Summary
・SSDロゴシール
mSATAのためパッケージが小さく、付属品関連も必要最低限。
外観
mSATAとなるため、2.5インチのSSDに比べると5分の1以下のサイズ。
ノートパソコン向けのSODIMMよりも小さいサイズとなる。
ちなみにmSATAは3.3Vで動くため、SATA電源の5Vではないため注意が必要。(mSATAからは2.5インチ用のSATA電源を取ることは出来ない)
裏面
120GBのためか、NANDの配置は無し。
接続バス
接続はmSATAとなっており、従来のSATAではない。
パフォーマンスはSATA3に準拠しており、マザーボード側のスロットがSATA3であれば公称スペックのスペックが出るはずだ。
なお、2014年3月現在でもmSATAスロットはIntel Smart Response Technologyを使った「キャッシュ用途」として使われている所も多いため、殆どのマザーがSATA2接続となっている場合が多い。
自身のマザーのmSATAスロットがSATA3なのか、SATA2なのか下調べをする必要がある。
CrystalDiskInfo
CrystalDiskInfo 6.1.8を使用。
ファームウェアは「EXT41B6Q」、対応機能は「SMART/NCQ/TRIM/DevSleep」となっていた。
CrystalDiskInfo 6.1.8では問題なく総書込量、電源投入回数、使用時間の数値が取れていた。
OS認識後の容量
120GBのSSDはOS認識後「111.79GB」となる。
検証環境
CPU | Intel Core i7-3960X 3.3GHz |
Mem | DDR3-1600 8GB×4 CL11 |
SSD C | Samsung SSD 840 250GB (MZ-7TD250B/IT) |
HDD D | Seagate 2TB (ST2000DX001-1CM164) |
SSD E | Samsung mSATA 120GB (MZ-MTE120B/IT) ※mSATAを2.5インチSSD変換「PM-MSATA257」を使用 |
M/B | ASUS Rampage IV GENE (BIOS 4206) |
今回はmSATAをデスクトップPCの環境で検証するため、Project MのmSATA→2.5インチSSD変換キット「PM-MSATA257」を使用している。
スコアーに影響はないかと思われるが、マザーボードのmSATAスロットで検証していないためご了承頂きたい。
ベンチマーク
今回は以下ベンチマークを使用し検証した。
・Crystal Disk Mark 3.0.2 x64
・ATTO Disk Benchmark v2.47
・HD Tune Pro 4.60
・AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088
CrystalDisk Mark 3.0.2 x64 Random 50MB~1000MB
※mSATAのSSDをProject Mの2.5インチ化するキット「PM-MSATA257」を使用している。
公称スペックが読み込み最大530MB/s、書き込み最大520MB/sとなっているが、実測では読み込み平均527.8MB/s、書き込み平均516.2MB/sといったスコアーとなった。
「PM-MSATA257」を利用した結果とはいえ、公称スペックに近いパフォーマンスが出ている。
ATTO Disk Benchmark v2.47
読み込み最大約555MB/s、書き込み最大536MB/sを記録しており、ATTOでもCrystalDiskMark同様に公称スペックに近いパフォーマンスを発揮した。
1つ気になるのは画像右のForce Write AccessをONにした状態だろうか。書き込みの速度が半減しており最大で383MB/sといった結果になってしまっていた。
HD Tune Pro 4.60
上が読み込み時、下が書き込み時の波形となる。
読み込み時、書き込み時共に波形は安定しており、ファームウェアの安定度の高さが伺える。 >参考
気になるのは書き込み時。計測直後は388MB/sといった数値だったが、その後150MB/s以下に落ち着いてしまっている。原因は不明だ。
AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088
画像2枚目のCompression Benchmarkの波形に注目していただきたいのだが、読み込み、書き込み時共に比較的安定した波形となっており、パフォーマンスが安定して発揮できていることが確認できた。
以前レビューしたA-DATA「ASP600S3-128GM-C」よりかは安定度に欠いているが、それでもSandForce系のコントローラーを採用するSSDよりかは卓越した書き込み、読み込みの安定性の高さである。
まとめ
・NANDはTLCだが・・・?
Samsung 840 EVO mSATAシリーズはNANDが全てTLCとなっているが、今月まで実行していた2.5インチのTLCの使用実験では過酷な環境で8ヶ月間使い続けたものの、故障することもなく使うことが出来た。
以上の検証結果により、ほかの方々が想像しているような持ちの悪さではないことは間違いない。
・コストパフォーマンスの良さが目立たず、あえて選ぶ必然性がない
正直な所Samsung 840 EVO mSATAシリーズはTLCの割には全く安くなく、容量も1TBまで選べるという点以外目立った特徴がない。
TLCならば容量を多く安価に提供できるはずだが、他社のmSATA SSDに比べ、コストパフォーマンスは良いとは決して言えない。
せめて120GBを8,000円程度で販売できるようなコスパがなければ、TLC NANDなSSDを買おうと思う人は少ないだろう。
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