KICKSTARTER、INDIEGOGOで出資を募っている2in1 8インチPC「Falcon」について纏めてみた #KICKSTARTER #INDIEGOGO #Falcon #2in1

KICKSTARTER、INDIEGOGOで出資を募っている2in1 8インチPC「Falcon」について纏めてみた #KICKSTARTER #INDIEGOGO #Falcon #2in1

KICKSTARTER、INDIEGOGOで出資者を募っている8インチ2in1 小型PC「Falcon」に関して現段階で判明している情報類を纏めてみました。

 

 

スペック一覧

 

メーカー Topjoy
型番 Falcon
CPU Intel Pentium Silver J5005 1.5~2.8GHz(4C4T/4MB/14nm/Gemini Lake/10W) ※詳細
※2019年5月24日にCPU供給不足によるアップグレードを実施
グラフィック Intel UHD Graphic 605(18基/250MHz~800MHz/DX12/OpenGL 4.5対応)
RAM LPDDR4-2400 8GB(デュアルチャンネル、オンボード交換不可)
SSD M.2 2280 128GB or  256GB(FORSEE製/SATA3)
外部ストレージ 非搭載
Display 8インチWUXGA解像度(1920×1200) IPS液晶
液晶パネル AUO 17D8(270cd/m)
デジタイザー 搭載(One Mix YOGAと同じ方式、3ボタン、1024段階Falconペン別売)
デジタイザーペン 別売り(Falcon Pen 3ボタン式/消しゴム、右クリック、タップ)
ガラス Corning Gorilla Glass 4
外部出力 Mini-HDMI(バージョン不明)
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac(Intel Dual Band Wireless-3165) ※詳細
Bluetooth v4.2
キーボード 英字配列、バックライト搭載QWERTYキーボード
OS Windows 10 Home 64bit or Ubuntu
マウス OFN Mouse(光学式トラックポインタ)
スピーカー 1W×2
マイク デュアルマイク
バッテリー 7.6V/2900mAh?(約8時間駆動)
※製品パッケージに記載の数値
ファン 1個搭載(アクティブクーリング、ファンレス動作可)
サイズ 203×132.5×19.7(W×L×T)
重量 約650g?(試作機)
インターフェース USB 3.0 Type-A×1、USB Type-C 3.0×1(DP Alt/USB PD2.0対応)、Mini-HDMI出力、3.5mmイヤフォンジャック
付属品 不明
素材 アルミニウム+マグネシウム合金
保証 本体2年間保証
公式URL URL

※一部スペック(バッテリー、サイズ、重量)等はKICKSTARTER、INDIEGOGO、公式サイト等で表記ブレが大きく、正しい値が不明です。

 

8インチIPS液晶、WUXGA解像度(1920×1200)、Intel Pentium J5005 1.5~2.8GHz(4C4T/Gemini Lake)、LPDDR4-2400 8GB(デュアルチャンネル)、128GB or 256GB SSD(FORSEE製M.2 2280/SATA3)、光学式トラックポインター、英字配列、バックライト付きキーボード、7.6V/2900mAhバッテリー?(8時間駆動)、約650g?といったスペックとなっており、GPD Win2やGPD Pocket2、One Netbook One Mix2に似たようなデザイン、スペックに仕上がっています。

違いとしてはディスプレイサイズが7→8インチCPUがPentium Silver J5005LPDDR4 8GBメモリ(デュアルかシングルか不明)デジタイザーペン搭載(方式不明、3ボタン式、1024段階筆圧検知)若干重めの650g?といった所でしょうか。

デジタイザーペンはOne Mix YOGAと同等のものが採用されているためか、互換があるとの事。詳しくは「liliputing」より。

 

 

 

Pentium Silver J5005のパフォーマンスについて

性能としては当然の事ながらCore m3-8100Y > m3-7Y30 > Pentium Silver J5005となっており、コア数はJ5005(4C/4T)が一番多いものの、Passmarkのシングルスレッドベンチマークでm3-8100Yの約16%減、マルチスレッドでm3-8100Yの19%減となっており、一応差別化が行われている模様。

 

 

 

Pentium SIlver J5005にアップグレード

2019年5月24日の「#Update 19」にてCPUの供給問題が改善されない為「Pentium N5000からPentium J5005にアップグレード」されました。

詳しくは上記記事にて。

 

 

 

Gemini Lakeのブロック図を確認する

ブロック図を確認するとさすがに世代が新しくなっているためかグラフィック回りは「HDMI 2.0、Display Port 1.2a、eDP 1.4出力(計3画面同時出力)」に対応しており「USB 3.0 OTG×1、USB 3.0×5、PCIe 2.0×4レーン、PCIe 2.0×2レーン、SATA3×3、eMMC 5.1」等コンパクトなPCに必要十分なインターフェースを備えていることが分かります。

 

但しモバイル向けのKabylake-Y(Core m3-7Y30)、Amberlake-Y(Core m3-8100Y)に比べるとインターフェース、PCIeバスなど大幅に劣ってしまっている点は致し方ないでしょう。

 

 

Pentium Silver J5005のCPUをIntel arkで確認するとメモリチャンネル数は「最大2」となっているためデュアルチャンネルの筈ですが、Falconの内部がどのように接続されているかどうかは公表されていません

 

「NOTEBOOK CHECK」のレビューによるとDDR4-2400のシングルチャンネル?のような記述あり
「CNXSOFT」のレビューによると「HWINFO64」でDDR4-2400のデュアルチャンネル表記

どうやら「CNXSOFT」のレビューに記載してある「HWINFO64」の画像を確認したところ「LPDDR4-2400 Dual-Channel」のようで、デュアルチャンネルはほぼ確定とみて間違いないでしょう。この他にもUbuntuにてコマンドを入力し仕様の掲載が行われているリストを見ていると「DIMM LPDDR4 Synchronous 2400 MHz」と記載が有るところから、間違いはなさそうです。

 

 

 

外観

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基本的なインターフェース類は全て本体右側面に集約されており「USB 3.0 Type-A×1ポート、3.5mmイヤフォンジャック入出力×1、Mini-HDMI出力×1、USB Type-C(USB 3.0/USB PD 2.0/DP Alt対応)」と必要最低限。

公式サイトによるとType-C端子のDP Altモードには対応しているようで「HDMI Type-C」との記載あり。充電中利用できる外部ポートはType-Aポートのみとなりそうです。

 

 

 

キーボード

キーボードは英字キーボードにバックライトを搭載し、ファンミュートモードボタン及び光学式トラックポインタ、右クリック、左クリック独立式のボタンを搭載。

ファンの動作音は気になるほどではない「liliputing」のレビューで記載あり。

 

 

 

レビューサイト一覧

レビュー用にサンプルで配られた製品は「キーボードの右クリックが動作しない、加速度、Gセンサー等が動作しない、重量のバランスも製品版とは異なるためか一定の角度以上ディスプレイを開くと後ろに倒れてしまう、蓋を閉じてもスリープに入らない、USB Type-Cポートが奥にあるため多くのデバイスで挿さらない可能性がある、電池残量表示が正しくない、キーボードのボタンからファンを回るようにしても回らない、タブレットモードにしてもキーボードがロックされない、Wi-Fiの感度が悪い(アンテナは搭載されているものの未配線)、ディスプレイのパネル的に屋外ではバックライトが暗すぎる」等が有り、一部不具合に関しては製品版で修正されるとの事。

※このほかにありましたらご指摘ください。

 

 

 

搭載SSDについて

搭載される予定のSSDは「128GB、256GB」のどちらかになるようですが、各レビューサイトを見る限り128GB/256GB共に「FORSEE」製のSATA3のものが採用されているようです。

個人的に「eMMCだろう…」と思っていただけにこれは予想外。

 

 

「NOTEBOOK CHECK」のレビューによると「Seq読込472.2MB/s、Seq書込431.4MB/s、4K読込12.06MB/s、4K書込26.05MB/s」といったパフォーマンスから察するに「SATA3(M.2であるかは不明)」かと思われます。

現在「FORSEE」が発売しているM.2 SSDでSATA3対応のものは「S40J、S40S、S40R、S903」の計4種類があるようですが、Falconは128GB or 256GBのラインナップとなるため128GBモデルは「S40J」、256GBモデルは「S40S、S40R、S903」のどれかである可能性が高そうです。

尤も2.5インチ or mSATA、オンボード実装である可能性もないとは言い切れませんが…

 

 

 

ディスプレイサイズが大きいにも関わらずmicro SDカードスロット非搭載が残念

GPD Pocket2One Mix Note 2Sに比べてディスプレイサイズが7→8インチと大きくなっているにも関わらずmicro SDカードスロットが非搭載な点は非常に残念です。(GPD Pocket2、One Mix Note2等は搭載)

その点SSDがM.2 2280(SATA3)であればより大容量な1TB以上の製品も選ぶことが出来る可能性もありますが、一旦マザーボード、ケーブル、ヒートシンク等を取り外すような分解が必要のため、非常に面倒であることが各レビューサイトで指摘されています

 

 

 

出荷は順調にいけば2019年2月末以降に発送

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現時点で大きな問題は見つかっていないためスケジュール通りの出荷が見込め、2019年2月末か3月頃に早期出資者にFalconを出荷する予定との事。

但しこの情報も2019年1月頃のメーカーによるコメントのため、現時点(2019年2月中旬)で納期が変更されている可能性もありそうです。

 

 

 

追記:2019年4月初めに延期

※2019年4月初めに延期となりました。詳しくは上記記事より。

 

 

追記:2019年4月末~5月初めに延期

※2019年4月下旬~5月初めに延期となりました。詳しくは上記記事より。

 

 

追記:2019年6月20日以降~7月上旬までに出荷を予定

2019年6月13日に更新された「#Update 20」によると来週(6月20日頃)より128GBモデルに出資した方への発送が始まり、256GBモデルはその後より出荷を予定

現在の予定では2019年6月以内~7月上旬までに全ての出資者に出荷が出来るとの事。

 

 

興味がある方は是非出資、購入を

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