- ゆうパックスマホ割 – 日本郵便 – 郵便局 – 日本郵政
スマホ経由で宛先を入力し、クレジットカードで事前決済が可能なサービス「ゆうパックスマホ割」が2018年9月25日から始まった為、利用後のメリット、デメリットを上げてみました。
ゆうパックスマホ割の利用方法は別記事を参照
- ゆうパックスマホ割の利用方法を簡単に解説 – Re;con-ReviewDays
ゆうパックスマホ割の利用方法は別記事で解説しているため、そちらをご参照ください。
「ゆうパックスマホ割」のアプリは「日本郵便アプリ」とは別扱い
「ゆうパックスマホ割」のアプリは日本郵便アプリとは別となっており、ややこしいです。
何故機能を内包できなかったのか…。
ゆうパックスマホ割を導入するメリット
・宛名はスマホで入力、後は郵便局で印字となるため、宛名を手書きでする必要がなくなった。
・事前決済(クレカのみ)により窓口で「現金」を用意する必要がない。
・事前決済はクレジットカードのみのため、レシート類の保管、決済の把握が行いやすい。
・基本運賃から180円割引。
・直近1年間で10個以上ゆうパックスマホ割の利用で送料が更に10%安くなる「継続利用割引」が適用できる。
・受け取り場所をコンビニ(ローソン、ミニストップ、ファミリーマート)を指定可能。
・商品の発送状態をアプリ及びメール、SNS(LINE/Twitter)、SMS経由にて確認可能。
・ゆうパックと同等のサービスで安価、安心に送れる。
・専用端末「ゆうプリタッチ」とスマホで表示したQRコードをかざすだけで宛先を印字した紙を出してくれるため、荷物に添付し一緒に出すだけと簡単。
荷物を送る度に現金を用意することが面倒で、筆者の場合は後納郵便やゆうパックbiz契約を行っていたのですが、今回導入された事前決済(ゆうパックスマホ割)によりクレカの利用が可能となった為、帳簿類が付けやすく現金を持ち歩く必要性がまた1つ減ったため積極的に利用してます。
- ゆうパックスマホ割サービス利用規約 – 日本郵政
- ゆうパックスマホ割運賃表 PDF – 日本郵政
また通常運賃の180円割引に加え、直近1年間で10個以上「ゆうパックスマホ割」を適用させていると、当月の1日から末日までに差し出す荷物に対して更に10%安くなるため、使えば使うほど安くなるのが特徴。
デメリット
・「ゆうびんID」に登録しておかないといけない。
・「ゆうパックスマホ割」(iOS/Google Play)を別途インストールしておかないといけない(日本郵便アプリとは別)。
・送る荷物の採寸を先に行っておかなければ事前支払いが行えない。(縦+横+奥行きの計測が可能なメジャーが必須)。
・事前決済はクレジットカードのみの取り扱い。(クレカ持っていない人はプリペイド型のカードを用意する必要がある)
・事前決済後は1日以内に商品の発送を行えといった表示が出る。(過ぎた後どうなるか不明)
・PCから住所類を入力する事が出来ない。
・専用端末「ゆうプリタッチ」が設置されている郵便局の場合はスマホアプリからQRコードを表示し、自分で宛先情報を印刷。その後に荷物と一緒に渡さなければいけない。
・複数個荷物を送る際に「ゆうプリタッチ」から印刷された4枚の紙の内、2枚(引受局控、ご依頼主控)を取り間違えず、荷物に添付し郵便局員に渡す必要がある(段ボールに商品名などを記載しておいた方が発送ミスが減る)
・郵便局が混んでいる際に「ゆうプリタッチ」から紙を印刷後、待機列に並ばないといけないため手間が増えてしまう。
・着払いや代引きオプションを利用する場合は通常のゆうパックでの取り扱いとなり、「ゆうパックスマホ割」は利用できない。
・郵便局に局留め指定した際は発送後、受け取り場所の変更ができない。
「ゆうびんID」必須、送る荷物の採寸を自宅でやっておかなければいけない(郵便局でメジャーを毎回借りるのが面倒)、事前決済を通した後にサイズが変更となった場合、処理類が不透明で不安。(そういった詳細がプレスリリース等どこにも記載がない)
住所類の入力がスマホアプリからのみとなり、PCから入力してスマホでかざすだけといった事が出来ない。
ゆうプリタッチのQRコード読込がスムーズにうまくいかないことがある(保護ガラスやスマホの輝度、ゆうプリタッチのバーコードリーダーの相性など)
等など色々あり、サービスが始まった当初なので情報が少なく、郵便局員の方々も「あー、そうなってたんですね」といったレベルらしく、トライアンドエラーの途中だそう。
ともかく一番面倒くさいのは「スマホでの住所入力」でしょうか。紙媒体に印字があるものをスマホで入力する場合はアプリの切り替えが要らないため楽なものの、ヤフオクやメルカリ、ラクマ等と言ったサービスから住所類を入力する場合、アプリの切り替えが非常に面倒で、且つ「名前、郵便番号、住所、電話番号」迄入れなければいけないため、段々とイライラして来ます。
正直PC側で住所類を入力、クレジットカードで決済させてくれれば、後はスマホアプリのQRコードで発送用紙を印字するのみとなるため大変楽になるのですが、何故だか現状は「スマホ入力のみ」となっています。ここは是非改善していただきたい所。
因みに「ゆうびんID」はPCでも会員登録、住所類の編集、登録が可能で「Webゆうプリ」もある訳ですから、スマホ割との連携も出来なくはないはず。
是非PCで面倒な作業(名前、郵便番号、住所、電話番号類)は完結、スマホはQRコードの表示のみといった作業の簡素化を行っていただきたいですね。
2018年よりゆうパックbiz契約が厳しくなったからこそ切り替えを
2018年5月前後から郵便biz契約の審査が厳しくなったようで、月100個等の規定数を超えなければ契約の更新が行えない等の通知があり、今回仕方なく「ゆうパックスマホ割」へと切り替えることとなりました。
従来までは郵便局側に「住所類が記載された宛名ラベル」を印刷していただき、相手方の住所は手書き、発送時は基本電話集荷、もしくは持ち込みで郵便bizカードの提示(口座引き落とし)で発送作業を行っていました。
それが「ゆうパックスマホ割」へと切り替えることにより「アプリで住所類を入れる手間」や「荷物を郵便局に持って行かなければいけなくなった」事を除けば、ゆうパック基本運賃から180円引き+月10個以上は更に10%引き、「クレジットカードで決済が可能」と考えれば、導入は必須かと思われます。
手間が増えた分、郵便局さえ近ければ切り替えても損は無い利便性かと思われるので、毎月結構な荷物量を出している(でも100個はいっていない)方はご検討を。
初めてスマホ割を使ってみて、結構手間がかかってうんざり。
荷物を差し出す予定の郵便局まで入力する必要はあるのだろうか?と思う。