Microsoft Surface Goの8GB RAM、128GB SSD版に搭載されているメモリ、SSD、Wi-Fiチップ類の詳細が判明 #Microsoft #Surface #SurfaceGo

Microsoft Surface Goの8GB RAM、128GB SSD版に搭載されているメモリ、SSD、Wi-Fiチップ類の詳細が判明 #Microsoft #Surface #SurfaceGo

2018年8月2日より米国で販売が開始されたMicrosoft製のタブレットPC「Surface Go」8GB RAM/128GB NVMe SSDモデルのメモリ、SSDやWi-Fiチップ類が判明したため纏めておきます。

 

 

 

 

画像提供元

画像に関して株式会社ミヤビックス☆ビザビ事業部様(@visavis_miyavix)より海外経由でご提供頂いております。

 

 

 

 

メモリに関して

搭載されているメモリはLPDDR3-1866 4GB×2(デュアルチャンネル)となっており、スロット数も「2 of 2(デュアルチャンネル)」となっていることが確認できます。

またメモリは8GB搭載しておりますが、約1.2GB使用、6GB空きとなっており十分な余裕があことが確認できます。

 

 

メモリはiFixitによると4GB/64GB eMMCモデルはLPDDR4という話でしたが、搭載しているPentium Gold 4415YLPDDR3-1866/DDR3L-1600のみにしか対応しておらず、LPDDR4には非対応のため記載ミスの可能性が高いです。

そこで確認していただいた所、案の定LPDDR3-1866らしく、間違いである線が濃厚です。(但し4GBモデルとは別の仕様になっている可能性もあり。)

 

 

 

 

SSDに関して

SSDは東芝製の「KBG30ZPZ128G」を採用しており、公式サイトからスペック類を引用すると以下の通りとなります。

 

 

 

メーカー TOSHIBA(東芝)
シリーズ名 BG3シリーズ
型番 KBG30ZPZ128G
容量 128GB
厚さ オンボードBGA実装 ※詳細
NVMeバージョン NVMe 1.2.1(PCIe BSR 3.1a)
内部接続 PCIe 3.0×2レーン(16GT/s)
キャッシュ 非搭載
NAND TOSHIBA BiCS 64層 TLC NAND
シーケンシャル読込 最大 1300MB/s
シーケンシャル書込 最大 550MB/s
4Kランダム読込 非公開
4Kランダム書込 非公開
TBW 非公開
MTTF 150万時間
重量 0.85g
保証 メーカー5年間
代理店
メーカーURL URL

 

事前リークで「NVMeの可能性が高い」というのは本当東芝製のBiCS NAND(64層/TLC)を採用しており、PCIe 3.0×2レーン接続(Seq最大1300MB/s、書込最大550MB/s)と、他タブレットPCに比べ非常に高速なSSDを搭載しています。

またiFixitで公開されている4GB RAM/64GB eMMCモデルの画像から察するに、1チップでオンボード実装されているものかと思われ、交換、増設は基本的に行えない様子。

 

 

 

 

Wi-Fiチップについて

Wi-FiチップはQualcomm製の「Atheros QCA61x4A(QCA6174A)」を採用しており、デュアルバンド2×2、802.11 a/b/g/n/ac、2.4/5GHz帯対応、MU-MIMO、Bluetooth v4.2+HSといったスペックになっているようです。

従来のSurface ProシリーズにはMarvell製のAvastarが採用されていることもありましたが、今回はMarvellでもなく、IntelでもなくQualcomm製のAtherosとのことでした。

 

 

 

 

デバイスマネージャー一覧

広告

SSD TOSHIBA KBG30ZPZ128G
Wi-Fi Qualcomm Atheros QCA61x4A(QCA6174A)
NVMe Surface NVM Express Controller

 

 

 

 

値は張るものの、8GB RAM/NVMe 128GBモデル一択

値は張りますが、メモリの空き容量の余裕さ(8GB実装/1.8GB使用/6GB空き)、SSDの高速さ(東芝製のNVMe Seq読込1300MB/s、書込550MB/s)を考えると8GB RAM/NVMe 128GBモデル一択でしょう。

4GB RAM/eMMC 64GBモデルではメモリが半分、SSDも速度が遅いeMMCの64GBとなり、4KランダムのパフォーマンスもNVMe 128GBモデルに比べ大幅に劣ると予想でき、アプリ起動、OSの起動等のパフォーマンスにも影響してきそうです。

 

 

適当な解説カテゴリの最新記事