・CUBE iWork8 Air Tablet PC - WHITE – GEARBEST
GEARBESTで取り扱われている格安Win10、Android 5.1デュアルブート可能なタブレットPC「CUBE iWork 8 Air」をご提供いただいたため、前回の外観レビューに引き続きWindows環境をチェックしていく。
・8インチWindows10、Android 5.1デュアルブート可能なタブレットPC「CUBE iWork 8 Air」の外観をチェックする – Re;con-ReviewDays
外観レビューやスペック類などは上記記事にて公開中だ。初めにそちらをご覧頂きたい。
Windows/Android両対応
「CUBE iWork 8 Air」の一番の特徴としてはWindows10 Home 64bit、Android 5.1両対応の点が挙げられる。
実際の切り替えは両OS上から切り替えが可能で、電源を切った状態ではブート画面が約10秒間表示され、タッチで選択する形となる。
Windows上からAndroidへの切り替えはタスクバーに搭載されている赤い三角のアイコン「Switch to Android」から行う。
「Switch to Android」を押したあとWindowsがシャットダウン後Androidが立ち上がる形式となるため、実質再起動と変わらない。
・CUBE iWork 8 Air Windows10からAndroid切り替え – YouTube
Windows→Androidの切り替えを撮影した。
切替時にはWindowsがシャットダウン後、再起動でAndroidが自動的に立ち上がる仕様となるため、起動時間は約68秒とスムーズに切り替えとは言いがたい。
OSに関して
「CUBE iWork 8 Air」にプリインストールされているOSは「Windows 10 Home 64bit Build1511」となっており、64bit化されていた。
元からプリインストールされているBuildは1511となっており、1周年記念のWindows 10 Anniversary Update(Build 1607)には更新されていなかった。
ユーザー名は「cube」となっており、アカウント設定で変更が可能だ。
・リカバリー ( 初期化 ) する方法 ( Windows 10 ) – ドスパラ サポート
但しOSを一旦初期化した場合ユーザー名を指定することが出来るため、一度初期化を行ったほうが懸命だろう。
CPUに関して
・Intel Atom™ x5-Z8300 Processor (2M Cache, up to 1.84 GHz) – Intel Ark
CPUはIntel製のAtom x5-z8300 1.44GHz~1.84GHz、4コア4スレッドとなっており、安価なタブレットPCの中では一番新しい「CherryTrail」を採用しているためグラフィック性能が強化されている。
メモリに関して
メモリはDDR3L-RS 1600 2GB×1のシングルチャンネルとなっており、OS起動後は1.1GB使用済、残り839MB弱となっており、少し心もとない。
SSD(eMMC)に関して
Windows 10 Home 64bitがインストールされているパーティションは15.5GB割り当てられており、空き容量は6.64GBとなっていた。
OSのアップデートの事を考えても多少余裕がある容量だが、最大128GBまで対応するmicro SDカードスロットも搭載しているため、毎日使用するソフト類、データ以外はmicro SDカードへ移動させておくと良いだろう。
Windows 10、Androidの両搭載のためかパーティションは非常に細かく刻まれており、32GB eMMCとはいえ10個のパーティション分けとなっている。
デバイスマネージャー一覧
無線LAN | Realtek RTL8723BS SDIO |
オーディオ | Intel SST Audio |
SSD (eMMC) | Generic NCard |
Intelのリファレンスモデルを採用しているためか、デバイスマネージャー上から得られる情報は少ない。
ただ1つ言えることは無線LANがRealtek製のSDIOとなっているため、無線LANとmicro SDカードの同時使用でどちらもパフォーマンスが落ちる可能性は高そうだ。
プリインストールソフト一覧
iWork 8 Airに搭載されているアプリを一覧にまとめている。
Windows 10標準で搭載されているアプリやデバイスドライバー類を除くと、プリインストールアプリは皆無と言える。
体感速度に関して
タブレットPC向けの4コアCPU、メモリ2GB、eMMC 32GB、WUXGAといったスペックのためか、動作はキビキビ動くとは言いがたい。
恐らくWUXGAという解像度が足を引っ張っているのか、タスクバーからのアプリの切り替え時にFPSが30から15程度に落ちてしまうことが多く、妙な突っかかりを覚えた。
約80ドル程度で販売されている事を考えれば「インターネットさえ利用できれば構わない、高解像度で画像を確認したい」と言ったニーズは十分に満たしている商品のため、そういった用途の方にはお勧めできる商品だろう。
Windows10の初期化に関して
・リカバリー ( 初期化 ) する方法 ( Windows 10 ) – ドスパラ サポート
Windows 10の初期化方法は何通りかあるものの、今回は一番早く簡単な「個人用ファイルをすべて削除」、「Windowsがインストールされているドライブのみ」、「ファイルの削除のみ行う」を選択し、初期状態へ戻すことが出来た。
初期化に必要な時間は約1時間半程度となっており、常に充電しておかなければいけない点に注意したい。
・8インチWindows10、Android 5.1デュアルブート可能なタブレットPC「CUBE iWork 8 Air」の外観をチェックする – Re;con-ReviewDays
次回はAndroidに関してレビューを行っていきたい。
購入は以下より
・CUBE iWork8 Air Tablet PC - WHITE – GEARBEST
約80ドル、送料無料で販売中。