・NODE 304 White – Fractal Design 公式
・Node 304シリーズ 製品情報 Fractal Design キューブ型PCケース – 株式会社アスク
・Fractal Design Node 304 White (FD-CA-NODE-304-WH) – Amazon.co.jp
・Fractal Design Node 304 White 正規代理店保証付 – 楽天プロダクト 最安表示
昨年末にFractal Design様から『Node 304 White』をお借りする機会があったため、お先に外観レビューを行いたいと思う。
『Node 304 White』はMini-ITX、DTXに対応したキューブ型ケースで、コンパクトさを持ちながら、拡張性にもこだわったPCケースとなっている。
パッケージ及び付属品一覧
<付属品一覧>
・PCケース本体
・Users Manual
・注意事項 (赤い紙)
・タイラップ、スペーサーなど
・ネジ類 ×2袋
ネジ関連はPCケース内にもあるため、注意が必要だ。
PCケース外観
前面はシンプルな面構え。
ケース右側面
ケース右側面にマイク、イヤホンジャック、USB 3.0×2ポート、電源スイッチを備える。
なお、リセットキーは搭載しない。
右側面にアクセスポートがあるため、PCケースを置く位置によっては押しにくくなってしまうため、使う人を選ぶPCケースと言える。
個人的には納得の行かない配置だ。
ケース背面
背面は12cmファンが搭載されており、内部の通気性は良さそうに見える。
また、PCIスロットの固定は流行りのツールフリーではなくネジ止めの為、少々面倒くさいがしっかりと固定できるのは嬉しい。
Mini-ITXケースという割には拡張スロットが2本搭載されており、拡張性は高いようにみえる。
よく考えて見ればこちらのケースの横幅は約25cmもあるため、Mini-ITXケースの割にはかなり大型。余裕を持った設計なのだろう。
ケース左側面
ケース左側面。
かなり大型の吸気口を設けており、ホコリの侵入を防ぐためにフィルターが取り付けられている。
こちらのフィルターは取り外しが可能で、水洗いも可能な素材のようだ。
しかし、フィルターの取り外しがプラスチックのツメでパチっと止めてあるため、取り外すには少々手間がかかる。
定期的な掃除を考えているユーザーは少々つらいかもしれない。
ケース裏面
ケース裏面には電源吸気用のスペースが取られており、簡単に取り外せるフィルターも搭載している。
フィルターは簡単に取り外しできるような仕様となっており、水洗いが可能。
ケースの足は「ゴム足」となっており、裏面から吸気できるように必要最低限の高さを維持できるようになっている。
机の上に載せて使うことを想定してか、あまり机に引っ付かないように網目状に工夫されている。
ケース上蓋について
ケース上蓋は手で取り外せるネジを取り外した後で、画像2枚目の矢印のように引っ張ることで取り外すことが可能だ。
上蓋はキューブ型には良くある覆う方タイプであるため、特に迷うなく取り外せるはずだ。
ケース前面について
ケース前面は画像2枚目の赤い矢印の方向に力を入れてやれば簡単に取り外すことが出来る。
前面ピンヘッダ
前面のUSB 3.0ポートやイヤホンジャック用のピンヘッダは1つの基板から各ケーブルに別れる形となっている。
USB 3.0のピンヘッダケーブルはUSB 2.0のものに変換できるケーブルが付属しているため、USB 3.0に非対応なマザーボードでも2.0のピンヘッダで利用することが可能だ。
※PCケースにはリセットボタンが搭載されていないため、リセット用のピンヘッダはない。
前面吸気ファン
前面の吸気ファンは9.2cmのものを2個搭載しており、電源の供給は個別の3ピンとなっている。
使用されているファンは「FD-DAN-SSR2-92」で、1300RPM/0.18A/12.5dBといった仕様だ。
前面は仮面のようなデザインのため、吸気はしにくいのでは?と感じる方も多いだろう。
Node 304は上面からも吸気できるようになっており、排気過多になりにくいようになっている。
しかし吸気量は減っているため、ファンの性能が全て生かせないのは少々気になるところだ。
吸気部分に当たる前面にはファンフィルターが搭載されており、水洗いが可能な素材が使用されている。
しかしこちらもまたガッチリラッチで固定されており、外しにくい。逆に言えばしっかりと固定されているため共振は無さそうだ。
背面ファンについて
背面ファンは14cmのものが取り付けられており、使用されているファンは「FD-DAN-SSR2-140」。
1000RPM/0.3A/18.5dBといった仕様だ。
Fractal Designのケースに付属しているファンは型番や仕様までがファン自体に記述されており、検索する手間がいらないのは有難い。
3チャンネルファンコントローラーについて
ケース背面にはファンコントローラー用のスイッチが用意されており、ファンスピードを3段階で調節することが出来る。
ファン電源はファンコントローラーから3ピンのものが3つ別れており、ファンコントローラーへペリフェラルで給電する形となる。
マザーボードの固定に関して
Node 304はスペーサーが元から取り付けられていない為、自身で固定する必要がある。
固定に関してはペンチを使って強めに締めておいた方が良いだろう。
なお、マザーボードはMini-ITX/DTXのサイズに対応しており、Mini-ITXサイズより縦が2cm長いマザーボードでも取り付けることは可能だ。
<例>
ASRock H61M-VG3やECS H81H3-M4等。
この辺りの検証は次回の記事で記述する予定だ。
電源について
固定できる電源はATX電源となっている。ここで注意していただきたいのは奥行きが長い電源の場合だ。
Node 304はATXの電源を搭載可能だが、長さが16cm以下(電源とケーブルの長さを含む)でなければならない。
Mini-ITX/DTXのマザーボードでSLI/CrossFireを組めるものは無いはず(スロット的に)なので、奥行きの長い大容量な電源を乗せることはないと思われるが注意したい。
SFX電源の固定は不可
試しにSFX電源が搭載可能かどうか検証した。
当然SFX電源用の穴位置は用意されていないため、取り付け不可だった。
Scytheが販売する「SFX/ATXコンバータープレート」を利用すれば半ば無理矢理とはなるが固定は可能だ。
電源取り付け時の細かな配慮
電源取り付け時にケースの一部分に穴が開けられている。
これは電源を取り付ける際に無理やりドライバーを斜めから挿入しなくても良いように配慮したのだろう。
こういった細かな配慮ができるメーカーは珍しい。
電源ケーブル
Node 304の電源ケーブルは電源に直接挿すのではなく、延長用電源ケーブルを介して接続する形となる。
電源にケーブルを直接挿すタイプの場合、電源を置く位置が固定されてしまうのが欠点だが、延長ケーブルを介して接続するこの方式だと、電源をどの位置に置いても延長ケーブルさえ用意すれば自由に出来るためメリットが大きい。
2.5/3.5インチベイ
2.5/3.5インチベイは3つのベイから成り立っており、1つずつケースから取り外すことが出来る。
2.5/3.5インチベイの取り外しは手でも取り外せるネジを採用しており、簡単に取り外しが可能だ。
2.5/3.5インチベイの3つの内1つを取り外した。
2.5/3.5インチベイには2.5インチ用の穴と3.5インチ用の穴が開けられており、1つのユニットで2.5インチ×2台もしくは3.5インチ×2台、1台ずつの組み合わせが行える。
つまるところ、これが3セットある為最大6つ分のストレージを搭載することが可能だ。
Mini-ITX用のキューブ型ケースとしてはストレージ周りの拡張性が高いため、他ケースにない特徴といえるだろう。
また必要のない場合はベイを取り外し、エアフローを良くすることも出来るため自由度が高い。
2.5/3.5インチベイの固定部分には共振防止用のゴムが設けられている。
次回の記事で組み込み後の画像を交えてレビューを行う予定だ。掲載までもう暫くお待ちを。
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