HYPERSTRIX製のIntel N150を搭載したUMPC「OmniOne UB02」 を簡単にレビュー #HYPERSTRIX #OmniOne #UB02

先日「Amazon.co.jp」を覗いているとHYPERSTRIX製の「Intel N150/8GB/256GB/5.7インチ/HD解像度/タッチパネル/Win11 Pro」を搭載したUMPC「OmniOne(UB02)」を発見、購入をしたので簡単なレビューを。

 

スペック一覧

 

メーカー HYPERSTRIX(製造元: Shenzhen Ucalcul Technology Co., Ltd)
型番 OmniOne(UB02)
CPU Intel N150(4C/4T)、800MHz~最大3.6GHz、TDP 6W(Twin Lake)
CPUファン 搭載
グラフィック Intel Graphics 1GHz(実行ユニット24基)
チップセット CPU内臓
RAM DDR4-3200 SODIMM 8GB×1枚(公式で16GBまで、非公式で最大32GB対応)
※標準のメモリはDDR4-2666 8GB×1が付属
SSD M.2 2280(NGFF/SATA3、NVMe両対応(PCIe 3.0×4接続))
ディスプレイ 約5.7インチ、IPS液晶、HD解像度(1280×720@60Hz)、5点同時タッチ対応、250~400nit
液晶保護シート 液晶保護シート添付済
映像出力 最大2系統出力(HDMI 2.1×1ポート、Display Port 1.2×1ポート、USB Type-C(DP Alt出力)×1ポート)
音声出力 3.5mm AUX出力×1ポート
Wi-Fi/無線LAN Realtek 8851BE Wireless LAN(Wi-Fi 6/5GHz帯対応)
Bluetooth Bluetooth v5.3
Webカメラ 前面: 100万画素
有線LAN RJ45×1ポート(Realtek PCIe GbE Family Controller(1GbE))
キーボード 英字配列、バックライトキーボード
タッチパッド タッチパッドが中央に搭載
バッテリー 7.6V/2150mA、16.34Wh(約4~6時間駆動)
OS Windows 11 Pro 25H2
マイク デュアルマイク内臓
スピーカー 2Wステレオスピーカー内蔵
電源 USB Type-C 45W入力で充電(USB PD 20V/2.25A)
PSEマーク 藤井商事合同会社(充電器記載)
インターフェース 上部: 3.5mm AUX出力、HDMI 2.1×1ポート、Display Port 1.2×1ポート、USB 3.0 Type-A(5Gbps)×2ポート、有線LAN(RJ45)×1ポート
右側面: USB Type-C USB 3.0/5Gbps×2ポート(上部ポート: 充電専用、下部ポートフル機能)
付属品 本体、ケース、マグネット対応スタンド、Gan/PPS対応45W充電器、USB Type-C to Type-C 2mケーブル
保証 メーカー1年間保証
サイズ W(横幅): 158.5 × H(高さ):136.5 × D(奥行): 20.5 mm
重さ 約452g
公式URL URL

 

公式サイト無しの謎のUMPCでしたが、なるべく情報類をまとめた結果が上記の通り。

元々クラウドファンディング系(KICKSTARTER)発祥の商品のようですが、製品ページには「OmniOne」とは記載はないものの、見た目、スペック等同一商品とみて間違いないでしょう。

先に述べておきますがメモリは「DDR4-3200 最大32GB迄(※非公式、公式は16GB迄)増設可能」、SSDは「M.2 2280(SATA3/NVMe PCIe 3.0×4接続)で交換可能」です。

従来のIntel 「N100」に比べて「N150」は定格クロック800MHzは変わらぬものの、ターボ時「3.4 → 3.6GHz」、オンボードグラフィックの「Intel Graphics 24基(750MHz → 1GHz)」ややスペックアップしています。詳細は「N100/N150比較」より。

「有線LAN(Realtek Gigabit Ethernet)」「無線LAN(Realtek 8851BE)」「3系統のディスプレイ出力(HDMI 2.1/Display Port 1.2/USB Type-C)」「英字配列・バックライトキーボード」「タッチパッド搭載」等、「コンパクトで持ち運べるPC」としては必要十分を兼ね備えた製品です。

ジャンル的には「GPD Micro PC」系の製品です。

 

 

 

サイズ感

「OmniOne UB02」とiPhone 16 Proを比較してみました。

凡そのサイズ感で「iPhone 16 Proを横に倒して2台分」と言った形で、かなりコンパクトにまとまっています。

 

 

重さは「約452g」

iPhone 16 Proの重さが「199g」なので「OmniOne UB02」約2.2倍重い

販売サイト側には「436g」と記載がありましたが、実際には「+16g」といった結果に。

 

 

 

5.7インチ、IPS液晶、HD解像度、タッチパネル付

 

ディスプレイは「5.7インチ、IPS液晶、HD解像度(1280×720@60Hz)、10点同時タッチ対応」といった仕様になっており、左右の視野角は比較的広く、色変化も殆どありませんでした

但し上下の視野角は反射の問題もあり、色は若干白っぽくなっていました

ディスプレイパネルは「HWINFO64」「デバイスマネージャー」上で確認したところBOE製の「BOE5772」が採用されていました。

 

 

「液晶保護フィルム系」ミヤビックス、PDA工房など有名どころが販売しているので貼っておくのが無難です。

 

 

なおディスプレイは恐らくスマホ用の物を流用しており、本来は縦画面の仕様を90度倒して使用しているためかOSインストール時などは縦画面になっていました

「Memsic Accelerometer MXC6655」のドライバーをWin11側にインストールすることで横画面表示が行えるようになりました。

 

 

 

HD解像度の影響で操作性に難あり

「OmniOne UB02」のディスプレイは「HD解像度(1280×720@60Hz)」という低解像度のため「DPI 100%でも縦の解像度が足りず、表示しきれないソフト系がある」と言う問題があります。

殆どの場合「WXGA(1366×768)以上」の解像度で設計されているソフトが大半なので起動した瞬間に縦のサイズがはみ出し、手動調整する必要があります。

1度調節してしまえば2度目からは前のウィンドウサイズで起動してくるため問題はないと言えますが、その点が手間と言えるでしょう。

正直「5.7インチディスプレイ」を選ぶなら「HD+(1600*900)相当」や「フルHD(1920×1080)相当」のパネルを採用して欲しかったという。(その反面解像度が高くなりすぎて、DPI 100%運用は厳しくなりそうですが。)

 

 

 

加速度センサーで縦横の切り替えが可能

「OmniOne UB02」は加速度センサー(Memsic Accelerometer MXC6655)が入っているため縦横シームレスに切り替えが可能で、タッチパッドの位置的にも操作しやすいので縦利用もお勧めです。

 

 

 

英字配列、バックライトキーボード

キーボードはタッチパッドを中心に左右に分かれており、「英字配列キーボード」となっています。

バックライトを内蔵しており、「Fn+F5キー」でバックライトのON/OFFが可能

英字配列でも日本語入力への切り替えは「Alt+本来あるべきの半角/全角キー」で可能なので、言うほど困らない。

1番困るのはやはり記号入力系でしょうか…。(日本語配列に慣れていると英字配列時の記号系のキーマッピングが異なるため)

 

 

 

タッチパッド

「OmniOne UB02」のキーボードの中央に位置しているのが「タッチパッド」

左右の右クリック、左クリックの物理ボタンは非搭載のため、左クリック時は1本指で1回タップ、右クリック時は2本指で2回タップして代用

一応2本指で「ピンチイン、ズームアウト」や3本指のジェスチャー系も標準で使えるので困ることはまずないでしょう。

但しタッチパッドは横幅があまりないため、基本的には2本指迄、3本指は結構難しいという感じ。

 

 

タッチパッドのテカり防止用で「保護フィルム系」が多数販売されているので、貼っておくのが無難かと思います。

 

 

 

インターフェース系 上面

・3.5mm AUX出力

・HDMI 2.1出力(4K@60Hz対応)

・Display Port 1.2出力(4K@60Hz対応)

・USB 3.0 5Gbps Type-A×2ポート

・有線LAN/RJ45×1ポート(Realtek PCIe Gigabit Ethernet)

「OmniOne UB02」の上部にあるインターフェース系は上記の通り。

分厚さを生かして「HDMI Type-A(標準的なサイズ)」「Display Port(標準的なサイズ)」になっているため、PC用ディスプレイに使っているケーブル類を流用できるのはメリットと言えます。

 

 

 

インターフェース系 右側面

・スピーカー穴

・上部USB Type-C×1ポート(充電のみ対応)

・下部USB Type-C×1ポート(USB 3.0/5Gbps、フル機能、充電対応、ディスプレイ出力対応)

・音量上下キー

・電源ボタン

「OmniOne UB02」の右側面にあるインターフェース系は上記の通り。

 

 

 

充電中は赤色LEDが点灯、充電完了で青色LEDが点灯

充電時は「赤色LED」が点灯
充電完了時は「青色LED」が点灯

USB Type-Cは2ポートありますが上部側(LEDがある上記写真の右/上側)は「充電のみ対応」下部側はフル機能(充電・データ通信/5Gbps、ディスプレイ出力)となっているので、間違わないように注意が必要。

後電源ボタンですが、音量キーよりも引っ込む形になっており「わざと押しにくく設計している」ため、誤爆は少ない印象です。

 

 

 

充電器はUSB PD 45W、PPS対応

Model: QZ-04501JC00
入力: 100-240V~50/60Hz 1.2A
出力: 5V/3A 15W、9V/3A 27W、12V/2.5A 30W、15V/2A 30W、20V/2.25A 45W
PPS出力: 5V-11V=3A 33W、5V-20V=2.25A 45W
PSE: 藤井商事合同会社
製造元: Guangdong Quanzhi Technology Co., Ltd.
製造国: 中国製(Made In China)

付属の充電器はGaN対応のGuangdong Quanzhi Technology Co., Ltd製の「QZ-04501JC00」「最大45W給電、GaN/PPS対応」と意外と高スペック。

充電端子は「USB Type-C×1ポート」のみですが、PSEマークも「藤井商事合同会社」が取得済みで問題なく使えそう。

 

 

 

メモリやM.2 SSDは裏蓋から

「メモリ(DDR4-3200 SODIMM)」や「M.2 SSD(SATA3/NVMe PCIe 3.0×4接続両対応)」は裏蓋からアクセスする形で、樹脂のツメで固定されてしまっているので筆者の場合は「樹脂製のオープナー」を使って開けていくことにしました。

開け方としては3枚目の画像の赤矢印の形で開腹していきました。

 

 

 

メモリはDDR4-2666 8GBを1枚搭載

メモリはノーブランド品の「DDR4-2666 8GB×1枚」が搭載されておりましたが、Intel 「N150」の仕様上本来であれば「DDR4-3200」迄対応している筈です。

恐らくコストカットの問題でクロックが2段階(2933)引き下げられた「DDR4-2666」になっていました

因みにメモリチップはSEC(Samsung Electronics Co., Ltd.)製。

 

 

 

後ほどCrucial製の「DDR4-3200 32GB×1枚(CT32G4SFD832A.M16FE)」に交換し、BIOS上、OS上で無事動作を確認しています

但しIntelの「N150」の仕様上「メモリは16GB迄」の筈なので、32GBで動作している状態は「非公式な対応(保証されない)」となります。

より大容量にしたいという方はご参考までに。

 

 

 

M.2 2280 SSD

元から搭載されていたM.2 SATA/NGFF 256GB SSDは「WUXIN G5」というほぼノーブランドに近い製品でした。

コントローラーはSilicon Motion製の「SM2259XT」、メモリチップには東芝製(TOSHIBA)の「TH58TFT1V22BA8H(1チップで256GB)」と記載あり。

 

 

 

NVMe(PCIe 3.0×4接続)に交換する

 

「UB02」のM.2 2280スロットは「SATA3/NGFF、NVMe(PCIe 3.0×4接続)両対応」との事だったので、手元に余っていたMSI製の「SPATIUM M371 2TB(PCIe 3.0×4接続)」で動作確認を行ってみました。

問題なく新規OSインストール、認識等が行え、特に不具合もありませんでした

ドライバ周りの話は「別記事」にて公開中。

リカバリ領域を吹っ飛ばした、新規OSをインストールした際にドライバが分からなくなった場合等に参考にして下さい。

 

 

 

Intel N100搭載PCより明確に快適

過去に色々なIntel N100搭載PCを触ってきましたが、「UB02」に搭載されているN150は定格クロック800MHzは変わらぬものの、ターボ時「3.4 → 3.6GHz」、オンボードグラフィックの「Intel Graphics 24基(750MHz → 1GHz)」ややスペックアップしています。詳細は「N100/N150比較」より。

その影響か、使っていても「突っかかり、もたつき」を感じることが無く、かなり快適に操作出来たのが印象的でした。

CPU周りはN100と大差を感じる事はありませんでしたが、足回り(メモリ、ストレージ周り)が高速なお陰でレスポンス良く動いているように思います。

 

 

 

背面の一部がかなり熱くなる

4K2KのYouTube動画を再生しっぱなしにしていると裏面のスピーカー側(ディスプレイから見て左側)がかなり熱くなり触れていると火傷がしそうなくらいの温度になっていました

「KICKSTARTER」の商品ページを見ていると裏面のスピーカー側(ディスプレイから見て左側)に冷却ファンと小さなヒートシンクがあり、ファンもほぼ低回転が維持される仕様(超静音)だったため、熱がこもり易くなってしまっているようでした。

パフォーマンスを維持するためにもう少し高回転になってもいいような気はしてます。

 

 

 

 

購入は以下より

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