おでん氏よりRadeon HD 5870 Eyefinity 6 2GBを搭載するAFOX AF5870-A2048HD1をお借りすることが出来ましたのでレビューとなります。
目次
パッケージ及び付属品一覧 |
Eyefinity6なので出力ポートがmini-DisplayPortのお陰で変換ケーブルが大量に付属しています。
<付属品一覧> |
スペック及び外観 |
基本的なスペックはほとんどRadeon HD 5870と変わりません。
・VRAMが1GBから2GBへ |
出力ポート |
出力ポートはEyefinityに対応するため全てmini-DisplayPortへと変更されています。
mini-DisplayPortは端子の口が小さいためブラケット部分が5870に比べ大きくなっています。 ただこの変換ケーブルが長くて鬱陶しい…しかmini-DisplayPortのケーブルはラッチがありませんので抜けやすい。 |
補助電源 |
補助電源は6ピン + 8ピンとなります。 5870 1GBに比べVRAMが2GBへ倍になっている影響で8ピンとなっている模様。 |
側面 |
側面には5870と同じくATI Radeonのロゴ有り。 |
CrossFire |
5870 Eyefinity6はVRAMが2倍になったものの5870とは殆ど変わっていないのでCrossFireの端子は2つあります。
最大4枚のCross Fire Xが可能。 |
GPU-Z |
負荷がかかってないない状態だとCore:157MHz、GPU Mem:300MHzで動くのは5870 1GBと変わらず。 BIOSもリファレンス通りとなっています。 |
ファン騒音検証 |
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電源ON時にフォォオオオンという少々大きな音を出しますが、負荷さえ掛けなければ非常に静かです。 ただしOCCTのPower Supply Testを行っているとファンの音がうるさくなったり、静かになったりを繰り返していました。(2個目の動画) 5870 1GBで負荷テストを行ったときはこういった事がなかったので、もしかするとファンコントロールの調整が変わっているのかも知れません。 |
検証環境 |
3DMark06 |
3DMark Score:23828 SM2.0:9638 SM3.0:11078 CPU:6563 |
3DMark Vantage Perfomance |
3DMark Score:P20188 GPU:19208 CPU Score:23835 |
3DMark Vantage Extreme |
3DMark Score:X9527 GPU Score:9234 CPU Score:23988 |
3DMark 11 Perfomance |
Score:P4552 |
PCMark 7 |
Score:3024 PCMarks |
CrystalMark2004 R3 |
Mark:265137 GDI:19176 D2D:4462 OGL:46215 |
Heaven BenchMark Ver2.5 低負荷 |
FPS:33.2 FPS Score:837 |
Heaven BenchMark Ver2.5 高負荷 |
FPS:16.4 FPS Score: 413 |
◇CINEBENCH RELEASE 11.5 |
OpenGL:76.4 FPS CPU:6.86 pts |
◇Perfomance Test 7.0 |
Score:2400.5 |
◇Windows 7 Experience Index |
最大スコアー:7.8 プロセッサ:7.6 メモリ:7.6 グラフィックス:7.8 ゲーム用グラフィックス:7.8 プライマリHDD:5.9 |
◇FF XIVベンチ Low |
Score:6692 |
◇FF XIVベンチ High |
Score:4750 |
◇HD Bench |
Rectangle:58800 Text:5539 Ellipse:5316 BitBlt:189 DirectDraw:59 |
◇Sandra 2011 グラフィックスレンダリング |
総合シェーダーパフォーマンス:323.86Mピクセル/秒 ネイティブ浮動小数点シェーダー:344Mピクセル/秒 ネイティブダブルシェーダー:304.85Mピクセル/秒 |
◇Sandra 2011 グラフィックスメモリ |
総合的なメモリのパフォーマンス:25GB/秒 内部メモリ帯域:112GB/秒 データ転送帯域:5.62GB/秒 |
オーバークロック |
Catalyst Control Centerで簡易的なオーバークロックを行いました。
Auto-Tuneにてコアクロックが850MHz→900MHz、Memクロックが1200MHz→1300MHzへとOCされました。 |
消費電力 |
アイドル時:101W OCCT時:440W |
◇まとめ
mini-DisplayPortの採用で排気口が5870 1GBよりましになったのは歓迎したいところですが、変換ケーブルが必須なのは痛い。
その変換ケーブルもDisplayPortケーブルのように外れにくいラッチ付きだったら良かったのですが、mini-DisplayPortケーブルの場合ラッチがないのでスポスポ抜けてしまうのが問題です。
この他にもGDDR5が倍になった影響で補助電源が増えたのも痛い。
裏面のGDDR5が半端ない発熱でバックプレートが触れないぐらいに熱くなるのでバックプレートだけじゃ全く無意味のような…。
メモリだけ増えてもパフォーマンスは大して上がってないので消費電力、発熱量大と考えると選択肢的にはないかなぁーと感じます。
最近ではUSBで画面増やせるものも出てしまってますし…。
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