Main PCを念願のSandybridgeにして見たぞ→P67/H67不良問題でストン状態ですが、そんなの関係ねぇ!という訳で…
ASRockの独自ユーティリティーソフト”XFast USB”の実力は如何な物か!?と思い検証してみました。
まずXFast USBって何ぞや?という所から始まります。
XFast USBとは”ASRock独自のオリジナルユーティリティー”でして、ASRock社製のマザーボードをお持ちなら誰でも導入できるUSB高速化ツールです。
私ASUS、私MSI!と言う方には無理なようです。
ダウンロードや機能などを詳しく知りたい方は以下より公式サイトにアクセス!
XFast USB – ASRock公式
ではどんなソフトなのか見てみましょう。
意外とGUIはすっきりしてます。
基本的にXFast USBはインストール後OSを起動するたびに自動的に立ち上がります。
設定項目にはオフする項目は見つからず…その代わりマルチランゲージの対応となっています。(もちろん日本語対応)
使い方としては高速化させたいドライブを選択する部分と、高速なし(Normal)にするか高速化あり(Turbo)にするかの2つぐらいしかありません。
一番上の赤丸の所がドライブ選択、二番目の赤丸がノーマル、高速化といった形です。
高速化したいUSBメモリやHDDなどがある場合はUSBで接続し、XFast USBが認識するのを待つ→認識次第ドライブを選択→Turbo選択と言う流れです。
ネット上を探してもXFast USBのマニュアルが見つからなかったので適当に解説しました。
では実際試して見ましょう。
今回検証で使うのは以下のとおり。
ASRock P67 Pro3 |
USB2.0はIntelのPCH(P67)から。 USB 3.0は外部チップのEtronTech EJ168A を使用しています。 |
Sony USBメモリ 4GB USM4GL |
USB2.0の4GBのUSBメモリです。 今回はこちらのメモリを使った速度比較を行います。 |
使用ソフトはHD Tune 2.55(BlockSize 64KB)で行います。
なお今回の検証はUSB2.0でXFast USB OFF/ON、USB 3.0でXFast USB OFF/ONと言った形で行います。
以上のことからXFast USBをTurboモードにする事でUSB 2.0のメモリを使用する際は最大2.5MB/s上昇させることが出来る。
USB 3.0ではUSB 2.0のものを使用した際にはXFast USBの恩恵を受けにくい。
オマケ USB2.0とUSB3.0比較画像 |
見やすいように適当に文字入れて繋ぎ合わせてみました。 |
<10.02.06 追記>
どうせならUSB 3.0対応のHDDケース(GW3.5AI-SU3/VB)を持っていたので余っていたHITACHIのSATA2 320GBのHDD(HTS543232L9A300)と組み合わせ検証してみました。
玄人志向 GW3.5AI-SU3/VB |
本来はケースに入れて使うべきものなんですが横着してこのような状態で検証しました(^^;; |
HGST HTS543232L9A300 |
2.5インチ SATA 2対応の320GB HDD。 ノートから抜き取ってから放置していたので今回使ってみることにしました。 |
USB 2.0 |
【XFast USB OFF】 Minimum:28.2MB/s Maximum:30.9MB/s Average:29.8MB/s 【XFast USB ON】 HDDを使ったUSB2.0の検証でもXFast USBをTurboにする事で確かに速度は上昇しました。 |
オマケ USB 2.0とUSB 3.0比較 |
とりあえず見やすいように。 |
◇結論
USB 3.0ではUSBメモリやUSB 3.0対応HDDケースなどを使用してもXFast USBでは速度上昇は見込めない。
USB 2.0では十分効果を発揮できる。
HD Tune でベンチとるのが問題なのでは?
X-FAST は、USB ドライバ処理をマルチタスク化(マルチスレッド化?)してパフォーマンスを上げるとのことなので、LOW LEVEL アクセスを使うHD TUNEでは効果が出にくいと思われます。
むしろ、オーバーヘッドが増える分落ちることもうなずけます。
それより、ファイルの論理処理が重くなる実ファイル転送などの方が効果が感じられるでしょう。
自分はExtreme4を使ってますが、10%~30%程度は早くなるようです。