SOUNDPEATS社より新型の完全ワイヤレス・ノイズキャンセリング対応イヤホン「H3」をご提供頂いたのでレビューを行っていこうかと思います。
※本製品は製品を提供頂き、検閲等無しで投稿している「PRレビュー」となります。
スペック一覧
- SOUNDPEATS H3 – jp.soundpeats.com
- SOUNDPEATS 完全ワイヤレスイヤホン H3 デュアルBA+12mm DD 3ドライバー QCC3091 Bluetooth v5.4 マルチポイント – Amazon.co.jp
| メーカー | SOUNDPEATS |
| 製品名/型番 | H3 |
| 色 | 1色 |
| 定価 | 15,880円 |
| ヘッドホンの種類 | 密閉型 |
| アプリ | PeatsAudio(iOS/Google Play両対応) |
| 接続方式 | 無線(Bluetooth v5.4) |
| Bluetoothチップ | Qualcomm QCC3091 |
| 認証 | Hi-Res AUDIO/HiRes AUDIO WIRELESS/LDAC |
| Bluetoothペアリング | マルチペアリング対応 |
| Bluetoothプロファイル | A2DP/AVCTP/AVDTP/AVRCP/HFP/HID |
| Bluetooth対応コーデック | LDAC/aptx Lossless/aptx adaptive/aptX/AAC/SBC |
| ノイズキャンセル | 適応型ハイブリッド式アクティブノイズキャンセリング(ANC、最大55dB) |
| モード | 3モード(ANCオフ/ANCオン/外音取り込み) |
| ドライバー | 12mmダイナミックドライバ(DD)+2基バランスドアーマチュア(BA)ドライバ ハイブリッド |
| マイク | 6基内蔵(cVc 8.0) |
| 装着時自動ON/OFF | 非搭載 |
| イヤーチップ | 計5種類(XS/S/M/L/XL、イヤホンに1種取付済) |
| ケース側充電端子 | USB Type-C(5V/1A充電) |
| ワイヤレス充電 | 非対応 |
| バッテリー | イヤホン:35mAh ケース:400mAh |
| 再生時間 | ANCオフ時:最大7時間連続再生(イヤホンのみ) ANCオン時:最大37時間(イヤホン+ケース) |
| 充電時間 | 10分充電で2時間連続再生 |
| サイズ | ケース長さ:70.88 × 幅:48.18 × 高さ:31 mm |
| 重量 | イヤホン単体:約6g イヤホン+ケース:約53g |
| 防水 | IPX5(イヤホンのみ防水、ケースは非対応) |
| メーカー保証 | 1年間保証 |
| 技適 | 018-210410 ※パッケージ、取説に印字済 |
| 取説系 | Web上でPDFで配布 |
| メーカー公式 | URL |
完全ワイヤレスイヤホンの中ではほぼ完ぺきに近いスペックを誇り、日常生活の中で必要な「12mmダイナミックドライバー+2基BAドライバーの計3ドライバーイヤホン、ほぼ最新のBluetooth v5.4、Bluetooth対応コーデックが幅広く低遅延、高音質(LDAC/aptx Lossless/aptx adaptive/aptX/AAC/SBC)、マルチペアリング対応、ノイズキャンセリング(ON/OFF)、外音取り込み(ON/OFF)、防水(IPX5)、急速充電(10分で2時間連続再生)」等を搭載。
唯一残念な点で言えば「ケース側が非接触のQi充電に対応していない」という点ぐらいで、個人的にはこれを理由選択しないという事は無い程の欠点でした。
取説系も「Web(PDF)」で配布されており、マルチランゲージ(日本語対応)で、小さい文字を読むのが疲れるという人もPDFを拡大して読むことが可能。
パッケージ
パッケージ裏にスペック類が纏めて記載されており、「12mmダイナミックドライバ+デュアルバランスドアーマチュアドライバ 計3基」、「最大37時間連続再生」、「ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング」、「Bluetooth v5.4」、「周波数応答範囲:20Hz~40kHz」、「到達距離:最大10m」、「連続再生時間最大7時間(ケース併用で合計37時間)」、「バッテリー容量:イヤホン35mAh、400mAh(ケース)」、「技適:018-210410」等多数の情報が記載されていました。
割と完全ワイヤレスイヤホン系はスペック情報類を公式サイトやパッケージ類に細かく記載しないことが多い(特にイヤホンバッテリー、ケースバッテリー情報等)ので、かなりの親切設計だと思います。
家電量販店の中の人もニッコリなはず。
付属品一覧
・PeatsAudioアプリ(Google Play、App Store両対応)の導入用冊子
・ユーザーガイド(取扱説明書)
・イヤホンケース&イヤホン(左右)
・メーカーキャラクターの「PEATS」シール
・イヤーチップ計5種類(XS/S/M/L/XL) ※1種類はイヤホンに取付済
・USB Type-A to Type-Cケーブル
到着時からすぐ利用できるようなセットとなっていました。
イヤホン(左右)は出荷時に青いテープで絶縁処理が行われているため、放電、充電が繰り返されないように配慮済み。
使用時は青い絶縁テープを外して使いましょう。
イヤホン本体
完全ワイヤレスイヤホンの中では非常に珍しく「12mmダイナミックドライバ(DD)+2基バランスドアーマチュア(BA)ドライバ ハイブリッド」となっており、かなり分厚い見た目をしています。
分厚くなっている分、ケース側からイヤホンを取り出す際や耳にイヤホンを取り付ける際にもしっかりとつまめるので、落としにくくなっているのも特徴です。
見た目から分かるように「見る角度、場所によって完全なクリア、反射のある振動板が見える」などかなり見た目にもこだわったイヤホンです。
タッチセンサーでショートカットの変更が可能
- PeatsAudio – Google Play のアプリ
- 「PeatsAudio」をApp Storeで – AppStore
イヤホンの側面にあるタッチセンサーで「音量アップ、音量ダウン、再生/一時停止、ゲームモード、曲戻し、曲送り、ノイズキャンセリング、音声アシスタント」の操作が可能となっており、アプリ「PeatsAudio」でショートカット機能の割り当ての変更が可能です。
イヤーチップは5種類付属
イヤーチップ計5種類(XS/S/M/L/XL、※1種類はイヤホンに取付済)付属しており、他社メーカー品(S/M/Lの3種)に比べると2種類多く付属しています。
割とあるあるなパターンが「Lだとイヤホンを抜いた際にピッタリすぎてイヤーチップがひっくり返ってしまう」でも「Mだとスポスポでピッタリ感が無い」という事が筆者は良くあるため、この配慮は嬉しい。
イヤーチップ自体も他社系の互換イヤーチップが使えそうな見た目をしており、取り外し、取り付けも簡単なので自由度は高い。
イヤーチップの装着テスト
- PeatsAudio – Google Play のアプリ
- 「PeatsAudio」をApp Storeで – AppStore
アプリ「PeatsAudio」上から「その他の機能 → 装着テスト → イヤーチップ装着状態テスト」を実行が可能で、ノイズキャンセリングを含めたテストが可能。
近接センサー非搭載
やや残念な点としてはイヤホン本体に「近接センサーを内蔵していない」ため、「耳にイヤホンを付ける→自動的に音楽を再生」や「耳からイヤホンを外す→自動的に音楽の再生を止める」と言った機能は有りませんでした。
完全ワイヤレスイヤホン系ではあって当たり前の機能だっただけに、この点が非常に残念です。
イヤホンケース
イヤホンケースはスモークが掛かったクリアなケースで高級感を演出。
ケースの蓋を開けるとレザー調のシールが貼られた高級感のあるケースがこんにちわ。
ゴールドに加飾されたケース横のラインや、レザー調シール、クリア感あるイヤホン本体で高級感の演出が凄い。
今まで見てきた完全ワイヤレスイヤホン系の中で最も高級感とこだわりを感じるケースとイヤホン本体のデザインです。
ケース側の充電端子は「USB Type-C」
ケース側の充電端子は表裏気にせず挿せる「USB Type-C(5V/1A、400mAhバッテリー)」でケース内部に技適番号の「018-210410」の記載もありました。
- H3 说明书 A01 ZQ(※PDF) – cdn.shopify.com
「公式の取説(PDF)」の7ページ目を確認するとケース側のバッテリーLEDインジケーターでケース側の残量を確認する事が出来る模様。
単に充電の可否ぐらいしか確認していなかったので、意外と高機能です。
送受信機から離れた場合の挙動
木造2階建ての2階のPCにBluetoothの送信機を取り付けた状態で1階のトイレ等に移動しましたが、さすがに壁や扉などが重なると直線距離5~7m前後でも音楽の再生が途切れるという事が有りました。
これは先日レビューしたLE Audio/LDAC対応のSONY製のゲーミングワイヤレスイヤホン「INZONE Buds(WF-G700N)」でも同じで、Bluetooth Class2(10m)の出力限界だと言えるでしょう。
送受信機に近付けば自動的に再接続され、音楽が再生される仕様のため特に不自由は感じませんでした。
以上の事より、飛距離周りは他社のBluetoothイヤホンと同程度と言えるでしょう。
LDAC接続は設定に注意
- SOUNDPEATS H3 ペアリングの方法とLDACの有効化の方法について – YouTube
AndroidスマートフォンでLDACを使用して「H3」と接続する場合、Bluetoothの設定から「LDACを有効化」しなければいけない事が多いため注意として記載しておきます。
特にGalaxy系スマートフォンではデフォルトでLDAC接続がOFFになっており、「上記動画」の通り設定が必要です。
ノイズキャンセルについて
- PeatsAudio – Google Play のアプリ
- 「PeatsAudio」をApp Storeで – AppStore
・適応型ノイズキャンセリング
・室内ノイズキャンセリング
・屋外ノイズキャンセリング
・屋外交通
ノイズキャンセルについては「ON(4種類)/OFF」が可能で、アプリ「PeatsAudio」上から4種類のノイズキャンセリングを選ぶことが出来ます。
外音に応じてノイズキャンセリングの強弱を自動調整する「適応型ノイズキャンセリング」が万能で、阪急梅田駅周辺で検証しましたがこれで十分すぎる遮音性が有りました。
但し騒音に応じてノイズキャンセリングの強弱がある事から人によっては「耳が詰まる感じ」が不快に感じられることも多いと思うので、この場合はノイズキャンセリングが固定となる「室内ノイズキャンセリング、屋外ノイズキャンセリング、屋外交通」等の設定がお勧めです。
接続方法、コーデックで大幅に音の鳴り方が変わる
今回「スマートフォン(Samsung Galaxy S25、Bluetooth v5.4/LDAC)」と「PC(サンワ製MM-BTUD22、Bluetooth v2.1/SBC or AAC)」で検証しましたが、「H3」の音の鳴り方が全く異なり、LDAC接続時はバランス良くなっており音場が広く感じられましたが、サンワ製MM-BTUD22使用時(SBC or AAC)はかなり音域が狭く、高音が刺さってかなりバランスの悪い表現になっていました。
分かりやすく言えば「EDM、トランス系のような曲を聴くと割と「高音」が刺さり、ボーカルの声が聞こえにくく感じる場面もあった」。
送信機側(スマホ or Bluetoothレシーバー)の使用するコーデックの問題でかなり音質が左右されるので念のため注意喚起です。(今更こんなに古いBleutooth v2.1の送受信機を使っている方も稀でしょうが。)
マルチポイントON時はLDACが無効化
「H3」はBluetooth v5.4の帯域(最大約3Mbps)の都合上、マルチポイントON時はLDACが無効となる仕様です。
これらの仕様は「H3」が悪い訳では無く、LDACを規格にしたSONY製の多くの製品(WF-1000XM5、LinkBuds S等)でも「LDAC ON時 → マルチポイントOFF or マルチポイントON時 → LDAC無効(AACまたはSBC)」という仕様になっている事から、2025年時点でワイヤレスイヤホンの課題と言える仕様です。
まとめ
・予算に限りがあり、安価且つ高機能を欲するユーザーにお勧め
定価は「15,880円」とやや割高感は否めないですが、「12mmダイナミックドライバ+デュアルバランスドアーマチュアドライバ 計3基」という驚きの構成はこの価格帯には殆ど存在せず、音質面、機能面、価格面を重視するユーザーに刺さる製品となっています。
「Amazonのタイムセール」にも良く選ばれている製品のため、割高感を感じるユーザーは「Amazonのタイムセール」時に価格をチェックする事をお勧めします。
・見た目の高級感と存在感、持ちやすさが魅力
イヤホンの透明感と金属板系の反射、ケース側の高級感をうまく用いた仕上がりで他社製品に比べて圧倒的に見た目の良さは感じて頂けるかと思います。
その反面「12mmという大型ドライバ+3ドライバ構成」のためイヤホン自体の分厚さが大きくなっているものの、イヤホンをケースから取り外す、耳に付ける過程でイヤホンを摘まみやすいという側面もあり、デメリットをメリットに上手く変えている印象です。
大きい=重いというイメージが有りましたが、イヤホン片耳で「約6g」で言うほど重くは無い(SONY「INZONE Buds(WF-G700N)」で片耳約6.5g)のでデメリットにはならないでしょう。
・ノイキャン、対応コーデック、防水等必要な機能類は揃っている
「アクティブノイズキャンセルON/OFF(4種類)」、「外音取り込みON/OFF」、「低遅延、高音質なBluetooth対応コーデック(LDAC/aptx Lossless/aptx adaptive/aptX/AAC/SBC)」、「ゲームモード(超低遅延モード)」、「マルチポイント接続」、「タッチセンサーのショートカットキー入れ替え」、「イヤホンの防水機能(IPX5)」等必要な機能類は全て揃っており、音質面、機能面を求める方でも満足できるスペックに仕上がっています。
ただ唯一残念な点としては「近接センサーの非内蔵」で、イヤホンを耳に付けた時に音楽の自動再生、取り外した際の再生停止等が無い点が悔やまれる。
・アプリの機能性は他社より高め
アプリ「PeatsAudio」では「ノイズキャンセリングの調整」、「イヤホンのファームウェアアップデート」、「タッチセンサーのキー割り当ての変更」、「イヤホンを探す(Bluetooth経由でマップ+音を鳴らす)」、「通知音量の変更」等多岐に渡り、単純なアプリ機能を持たせている製品に比べて圧倒的に便利なようになっています。
但しUWBを使用するようなAppleの「探す(Find My)」、Androidの「Find Hub」等には非対応ですが、価格面を考慮すればBluetooth経由でマップ+イヤホンから音を鳴らすで十分でしょう。
期間限定クーポン配布中
Amazonクーポンコード:SPH3102802
割引率:5%OFF
対象商品:SOUNDPEATS H3
有効期間:2025/10/29 0:01~2025/11/31 23:59
通常価格:15,880円
今回SOUNDPEATS社より期間限定の5%引き割引クーポンを提供して頂いております。
今回のレビューを通じ、興味を持たれた方は是非ご活用ください。












































