AMD Ryzen 9 5950Xをリテールクーラー「Wraith Stealth」ではフルロード時に冷やしきれず、サーマルスロットリングが発生

先日「OVERCLOCK WORKS」で購入したAMD製CPU「Ryzen 9 5950X」が到着し、動作確認で余っていたリテールクーラー「Wraith Stealth」をポン付けで使用することに。

 

バックプレートが面倒くさい

Intel製のようにバックプレート無しで固定できれば非常に楽なのですが、AMD系はネジ止めになったとはいえ「バックプレートが必須」となり、4点のネジを取り外すとバックプレート迄外れるのがやや面倒くさいのが難点。

それでもPhenom時代のリテールクーラーに比べれば「静かに冷える」だけマシになったと言えばマシにはなったという。

 

 

 

しかし5950Xでは冷えない

ポン付けで動作チェックできるとはいえ、さすがに16C/32Tの「Ryzen 9 5950X」では負荷を掛け続けると発熱によるサーマルスロットリングが発生。

 

 

 

サーマルスロットリングで定格の3.4GHzをうろうろ

「Ryzen 9 5950X」の定格は3.4~最大4.9GHzとなっており、Windows 10のタスクマネージャーを見る限り定格の3.4~3.6GHzをうろうろするという結果に。

明らかにブーストが掛かってない

 

 

Core TempやHWINFO64でも温度が90度近くなっており、サーマルスロットリングが発生している事が分かります。

 

 

 

長時間の運用はお勧めできない

分かり切っていたことですが、リテールクーラー「Wraith Stealth」Ryzen 9 5950Xで負荷を100%掛け続けると冷やしきれておらず、サーマルスロットリングが発生し、マザーボードやCPUにも優しくない温度(90度近く)となるためお勧めできません。

動作確認程度ならありですが、このまま常用というのは非常に厳しい温度帯です。

 

 

せめてScytheの「虎徹 Mark III」あたりを付けておくべきかなと感じます。

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