SONY製のノートパソコン VAIO S13 VJS131シリーズ VJS131C11Nを分解してみる

SONY製のノートパソコン VAIO S13 VJS131シリーズ VJS131C11Nを分解してみる

以前東京に遊びに行った際にVAIO(株)製の13.3インチモバイルノートPC「VAIO S13 2016年モデル(VJS131シリーズ/VJS131C11N)」を入手したため、簡単に分解方法を解説していきます

 

 

裏面のネジを全て外す

裏面に取り付けてある13か所の赤丸のネジを取り外します

基本的に「VAIO S13 2016年モデル(VJS131シリーズ)」は隠しネジは無くVAIO S11 2015/2016/2017年モデルにあったような「ゴム足裏にネジが有る」といったトラップは有りません

昔に比べてネジの本数が格段に減ったのが嬉しいところ。

 

 

 

本体左側から固定しているラッチを外していく

 

本体の左側(ACジャック側)から徐々に爪を入れて、本体を固定しているラッチを赤い矢印に沿って外していきます。

この時上記画像の赤の所が非常に割れやすく、筆者の筐体は排気口の部分が少し割れてしまいました。ご注意を。

左側が外れたら赤い矢印通りディスプレイ側→本体右側といった順に外していくとスムーズに行くかと思います。

 

 

但し本体右側は3.5mmイヤフォンジャックが引っ掛かり、取り外しにくいのでこちらも併せてご注意を。

 

 

 

マザーボード

 

枠名 製品名詳細
赤色枠 M.2 2280(PCIe 3.0×4レーン/NVMe対応)
Samsung PM961/960 EVO相当 256GB(MZVLW256HEHP-0000)
青色枠 M.2 2230 (2×2/867Mbps/11 a/b/g/n/ac 2.4/5GHz帯両対応/Bluetooth v4.2)
Intel Dual Band Wireless-AC 8260
ピンク色枠 バッテリー
7.5V/4125mAh/31Wh(VJ8BPS37)
黄色枠 CPU/GPU(Intel Core i5-6200U/Intel HD Graphic 520)
水色枠 LPDDR3-1600 4GB×2(オンボード実装、増設交換不可)
黄緑色枠 CPUファン
DELTA 5V/0.5A(ND55C02-14J10)
有線LAN Realtek PCIe GBE Family Controller
カードリーダー Realtek PCIE Card Reader
タッチパッド Synaptics SMBus TouchPad

 

メモリはLPDDR3-1600 4GB×2のオンボード実装で交換不可なものの、SSDはM.2 2280(PCIe 3.0×4レーン/NVMe)対応のため交換可能

 

 

 

無線LAN(Wi-Fi)もM.2 2230で交換可能

無線LANもM.2 2230のため交換可能で、Wi-Fi 6/6E対応のカードなども増設できるため比較的自由度が高いPCと言えそうです。

 

 

 

お勧めの交換用NVMe/PCIe 3.0×4 SSD

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お勧めの「VAIO S13 2016年モデル(VJS131シリーズ/VJS131C11N)」用NVMe/PCIe 3.0×4 SSDは「Samsung 980シリーズ」「Western Digital WD Blue SN570シリーズ」「Solidigm P41 Plus シリーズ(旧Intel)」「Crucial P1シリーズ」等がお勧め。

というのもSSDの記憶する部分に使われているNANDの部分を自社で製造している所(Samsung/Western Digital(旧SanDisk)/Solidigm(旧Intel)/Crucial(Micron/旧ELPIDA等)であれば、一時期有名となった「NANDリマーク問題」に引っかかる事もなく、安心して利用できるからです。

 

Samsung 980シリーズ

3D TLC NAND(3bit)採用の製品で、SamsungのNVMeドライバーやSSDデータ移行ツール等が用意されているのが特徴。5年間 or 600TB TBW保証

 

Western Digital WD Blue SN570シリーズ

3D TLC NAND(3bit)採用の製品で、SSDデータ移行ツール等が用意されているのが特徴。保証期間は5年間

 

Solidigm P41 Plus シリーズ(旧Intel)

3D TLC NAND(3bit)採用の製品で、コスパ重視のSSD。Intelの665/670pシリーズを製造していた工場をSK hynixが買収し、製造、改良している製品。保証期間は5年間

 

Crucial Pシリーズ

QLC NAND(4bit)採用の製品で、コスパ重視のSSD。TLC NAND採用製品より書き替え回数は劣るものの、容量当たりの単価が非常に安い。保証期間は5年間

 

 

 

ドライバー、ソフトウェア類

現時点でWin7 32bit/64bit、Win 8.1 64bit、Win10 64bitのドライバー、ソフト類が配布されており、OSをクリーンインストールする際にも安心です。

VAIO(株)になってからごっそりソフトウェア類が減ったため、必要最低限で助かります。(但しVAIO Careも無くなったのでリカバリー用のUSBメモリが作れず、Win10の回復ディスクのみ(領域必須で削除すると新規インストールしか選択肢がない)となった点が残念ですが。)

因みにWindows 11で利用する場合は「Windows 10」の物を使いまわせば問題はない筈(自己責任)です。

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