- XPS 15 2-in-1 9575 Late 2018 – Dell 日本
DELLアンバサダーにてRadeon VEGA M GL 4GB HBMをCPUに内蔵したKabylake-Gを搭載した15.6インチ、2in1 PC「New XPS 15 9575 2in1(2018年モデル)」をお借りすることが出来たため、簡単に外観のレビューを行っていく。
- 1. 今回お借りできたモデルはプラチナモデル「i7-8705G/16GB/512GB/4Kタッチパネル」
- 2. パッケージ及び付属品一覧
- 3. Dellプレミアム アクティブ ペン(PN579X)
- 4. 2in1の所以は「360度ヒンジ」
- 5. 美しいベゼルレスディスプレイと超高解像度の4K
- 6. Webカメラ
- 7. カーボン調で指紋や汚れは目立ちにくい
- 8. 大型のタッチパッドを搭載するも左右のクリックは一体型
- 9. キーボード配列
- 10. キーボードバックライトを搭載
- 11. 左側面
- 12. 右側面
- 13. 接続端子は全てType-Cと割り切った仕様
- 14. バッテリー容量は電源を入れずに確認が可能
- 15. 15.6インチながらmicro SDカードスロット
- 16. 裏面
- 17. 背面
- 18. リカバリーディスクはUSBメモリ16GB以上を推奨
- 19. 購入は以下より
今回お借りできたモデルはプラチナモデル「i7-8705G/16GB/512GB/4Kタッチパネル」
今回お借りできたモデルは「New XPS 15 9575 2in1(2018年モデル)」の最上位モデルとなる「i7-8705G/16GB/512GB NVMe SSD/4Kタッチパネル/デジタイザーペン付」となる。
搭載されているCPUは「Kabylake-G」となるため、ノートPCながらデスクトップPCに近い「4コア、8スレッド」、更にはAMDの強力なグラフィック「Radeon RX Vega M GL 4GB HBM」を搭載しているため、従来のIntel HD Graphicsよりパフォーマンスの底上げが期待できる。
また従来までは「Intel HD Graphics」という時点でゲームはほぼ諦める状態だったが、AMD製のグラフィック「Radeon RX Vega M GL 4GB HBM」を搭載することにより、3D性能を大幅に底上げする事で十分クリエイティブ向けの処理をこなせるよう進化している。
パッケージ及び付属品一覧
本製品はDELLアンバサダーより借用しているため、一部付属品や製品の仕様が異なる場合がある。
付属品は以下の通り。
付属品一覧
・Dellプレミアム アクティブ ペン(PN579X)
・Quick Start Guide
・Safety and Regulatory Information
・Type-C → Type-A変換ケーブル
・ACコード
・130W Type-C給電 ACアダプタ「DA130PM170」
付属品は記載通り「最上位モデル」となるためデジタイザーペン「Dellプレミアム アクティブ ペン(PN579X)」も付属している。
選択したモデルによってはデジタイザーペンはオプションとなっている可能性もあるため注意して頂きたい。
ACアダプタは130WのType-C給電となっており、試しにGALAXY S8(SC-02J)やGALAXY Note 9(SM-N9600)を接続したところ充電が出来たため、Type-C給電のスマートフォンも充電は可能だった。
但し動作保証は行われていないため、その点には注意して頂きたい。
Dellプレミアム アクティブ ペン(PN579X)
「New XPS 15 9575 2in1(2018年モデル)」に付属しているデジタイザーペンは「PN579X」となり、Microsoft Pen Protocol 1.5.1(N-Trig)、Wacom AES 1.0、AES 2.0、Windows Ink等ほぼ全てのプラットフォームに対応しており、最大4,096段階の筆圧検知、240Hz、パームリジェクション、Bluetooth v4.2にも対応したデジタイザーペンとなっている。
本体の質感はゴムのような触り心地で、滑りにくい素材が使われている。
ボタンは3ボタン式となっており、一般的なデジタイザーペンと同等の使い勝手となっている。
デジタイザーペンのペン先は交換が可能で、交換用の芯が1本用意されている。
付属品の交換用ピンを使ってペン先の交換が可能なため、ペン先が削れてきた場合でも交換は可能だ。
但しペン先の単品販売は行われていないようだ。
2in1の所以は「360度ヒンジ」
製品名に「2in1」と付いている所以は2軸の「360度回転するヒンジ」を搭載しており、ディスプレイを様々な角度に倒すことで「タブレットモード」や「テントモード」、「クラムシェルモード」等様々な形態に変化させることが可能だ。
またディスプレイにはデジタイザーを内蔵しているため、別途オプションで販売されているデジタイザーペンを利用することで筆圧検知も利用できる。そのため外出先で15.6インチの液晶タブレットとして利用もできる点も魅力だ。
美しいベゼルレスディスプレイと超高解像度の4K
「New XPS 15 9575 2in1(2018年モデル)」のディスプレイは15.6インチ、4K解像度(3860×2160)、IPSパネル、光沢パネル、ベゼルレスデザインとなっているため、大変美しい。
電源を入れてホーム画面が表示された時に久々に「あっ」と驚かされた。
到着時輝度が100%となっていたため当たり前の美しさだが、久々に度肝を抜かれた。
IPSパネルを採用しているため様々な角度で撮影を行ったが、常用ではありえない角度でなければ大きな色変化は見られず、十分すぎる視野角と言える。
光沢パネルを採用しているためかやや反射は強めだが、4K解像度のお蔭でドットが一切視認できないため写真、動画類の確認や編集作業には十分な発色だと感じる。
Webカメラ
WEBカメラ(IRカメラ)はディスプレイ下に搭載されており、IRカメラも内蔵されているためWindows Helloで顔パスでログインが可能だ。
但しWebカメラの位置的にディスプレイ下となってしまうため、上から覗き込む形となり相手にとっては若干威圧感のある形に映るかも知れない。
カーボン調で指紋や汚れは目立ちにくい
ノートPCでは珍しく、カーボン調の若干凹凸のあるデザインを採用しており、指紋や汚れが付きにくく工夫されている。
材質はゴムのような触り心地で、滑りにくくなっている。
大型のタッチパッドを搭載するも左右のクリックは一体型
タッチパッドは「横:10.5×縦:8cm」となっており、比較的大型のタッチパッドを搭載している。
残念ながら左右のクリックは独立式ではなく「一体型」となっているため、右手で右端でスクロール中に左手で左クリック等を行うと誤動作してしまうのは残念だ。
国内メーカーの大半(富士通、東芝、VAIO等)は左右クリック独立式に戻りつつあるため、是非ともボタンは独立式に戻していただきたい。
キーボード配列
キーボード配列は15.6インチながら右上の記号周りのキーピッチが狭くなっているものの、よく使うと思われるキーピッチは「12mm」が確保されている。
「New XPS 15 9575 2in1(2018年モデル)」のキーボードは「磁気浮遊式(MagLev)」を採用しており、メンブレン式、軸式に比べると反発力が強い打鍵感(推した事が分かりやすいキーボード)となっている。
この打鍵感が非常に独特で、ノートPCとは思えないキータッチになっているため、是非とも量販店で展示されている「New XPS 15 9575 2in1(2018年モデル)」をチェックして欲しい。
個人的に好きか嫌いかで言えば「好き」だ。
キーボードバックライトを搭載
キーボードにはバックライトが内蔵されている。
- DELL New XPS 15 9575 2in1 キーボードバックライトの調整 – YouTube
Fn+F10 or F10キーでバックライトを3段階(100%→50%→0%)で調節が可能だ。
左側面
「New XPS 15 9575 2in1(2018年モデル)」の左側面は「Type-C×2(USB PD/Thunderbolt3両対応)、micro SDXC対応カードスロット、、バッテリーステータス確認用ボタン、バッテリー残量LEDインジケーター」となっている。
左側面のType-C×2ポートはUSB PD、Thunderbolt 3対応(40Gbps)両対応となっており、メインの機能は左側に統一されていると言えそうだ。
右側面
右側面は「Type-C×2ポート(USB 3.1 Gen1、USB PD、Display Port Altモード対応)、3.5mmイヤフォンジャック、セキュリティロック」となっており、左側面に比べると接続バスの帯域は40Gbps→5Gbpsと落ちてしまうものの、充電は左側、右側ポートを選ばず利用できる点は分かりやすい。
接続端子は全てType-Cと割り切った仕様
15.6インチのノートPC=USB Type-A端子が少なからず1個以上は搭載されているイメージだが「New XPS 15 9575 2in1(2018年モデル)」は全ポートUSB Type-C端子となっており、非常に割り切った仕様となっている。
その代わりと言ってはなんだがパッケージに「Type-C → Type-A変換ケーブル」が付属しているため、ケーブルを持ち歩く事でType-Aの周辺機器も利用可能だ。
バッテリー容量は電源を入れずに確認が可能
バッテリー容量は左側面からスイッチを押す事で電源を入れずに確認が可能だ。
いちいち電源を入れるたびにバッテリー容量は少なからず使用されてしまうため、電源を入れずに確認できるこの仕様は嬉しい。
15.6インチながらmicro SDカードスロット
筐体は15.6インチとモバイル用の13インチ付近に比べ一回り大きくなっているものの、カードリーダーは「micro SDXCカードスロット」となってしまっている。
デジカメ、ミラーレス、一眼レフ等ではまだまだSDXCカード利用が多く、micro SDXCカードの採用はあまり進んでいないことを考えると「SDXCカードスロットに何故しなかったのか?」と思わざるを得ない。
SDXCカードスロットの分厚さの問題もあるだろうが、micro SDXCカードスロットは抜き差しの耐久が低くSDXCカードに比べると壊れやすいため、次期モデルではSDXCカードスロットを搭載して頂きたい。
裏面
裏面はスピーカーと吸気口、位置ズレ防止用のゴムとなっており、非常にシンプル。
吸気はスリットが入った部分からとなり、デュアルファンとなっているためなるべく塞がないようにした方が良い。
因みに裏面のネジは星形の特殊となっている。
背面
背面は360度回転するヒンジのため、シンプルな銀色での仕上げとなっている。
接続ポート類は一切なく、左右の側面に集められている。
リカバリーディスクはUSBメモリ16GB以上を推奨
- XPS 15 2-in-1 設定と仕様 7ページ – DELL PDF
- 製品サポート – DELL
「XPS 15 2-in-1 設定と仕様」によるとリカバリーディスクは「Windows 10の回復ドライブ」となり、実質「リカバリーディスク」とは言い難い仕様だ。
ただDELLの場合はドライバー、ソフトウェア類をサポートページで配布しているため、リカバリー領域を削除してしまってもOSを再インストール出来る技量があれば困ることもないだろう。
購入は以下より
- XPS 15 2-in-1 9575 Late 2018 – Dell 日本