GPD社が作る第2世代目のゲーミングUMPC「GPD Win2」の外観をチェックする #GPD #GPDWin2 #INDIEGOGO #IDG

先日IDGで出資した日本ユーザー向けの配送が始まったGPD社製のゲーミングUMPC「GPD Win2」が手元に届いたため、外観レビューを先行してお届けする。

 

 

 

スペック一覧

 

メーカー GPD(GamePad Digital)
型番 GPD Win2
CPU Intel Core m3-7Y30 1.0~2.6GHz(2C4T/4MB/14nm/Kaby lake-Y)
グラフィック Intel HD Graphic 615(24基/300MHz~900MHz/DX12/OpenGL 4.4対応)
RAM LPDDR3-1866 8GB(デュアルチャンネル、オンボード、交換不可)
SSD M.2 2242 128GB(Phisonコントローラー、M.2 SATA、交換対応)
外部ストレージ micro SDXC対応カードスロット
Display SHARP製6インチHD解像度(1280×720) H-IPS 液晶
外部出力 Micro-HDMI 1.4a(4096×2304 24Hz迄)
ガラス Corning Gorilla Glass 4
Wi-Fi Intel Dual Band Wireless-AC 7265(802.11 a/b/g/n/ac 5GHz帯対応)
Bluetooth v4.2
キーボード QWERTYキーボード
ジョイスティック ALPS社製ダブル3Dジョイスティック(PS Vitaジョイスティックに対応)
マウスコントロールに対応(GamePad/マウスモード)
ゲームファンクションボタン 2種類(ABXY、△〇×□)
ゲームトリガーボタン オムロン製L1/L2/L3/R1/R2/R3
振動モーター 2個搭載
スピーカー 2個搭載(ステレオスピーカー)
マイク 搭載
バッテリー 9800mAh(4900mAh×2、リチウムポリマー、6~8時間駆動)
ファン 1個搭載(アクティブクーリング)
サイズ 99×162×25(W×L×T)
重量 約465g(試作機)
インターフェース USB 3.0 Type-A×1、USB Type-C(USB3.0、USB PD 2.0対応)、3.5mmイヤフォン/マイク×1
付属品 GPD Win2本体、ACアダプタ(12V==2A)×1、保証カード×1、スペック表×1、国際保証書
素材 ABS+アルミニウム合金
保証 本体1年間保証、バッテリー1年間保証

 

6インチHD解像度、10点タッチ対応のCore m3-7Y30 1.0GHz~2.6GHz(2C4T/Kaby lake-Y)、LPDDR3-1866 8GB(デュアルチャンネル)、M.2 2242 128GB(M.2 SATA/交換可能)といったPCに仕上がっており、ジョイスティック、ゲームファンクション、ゲームトリガーボタン、QWERTYキーボード等ゲーム向けのボタン類も多数備えている。

従来のGPD Winよりディスプレイが5.5→6インチとサイズが大きくなったものの解像度は維持SSDは交換可能なM.2 2242(SATA)へと進化eMMCからSSD、CPUもCore m3に変更となったため大幅にレスポンスが向上している。

重量は約465gと非常に軽量で、大容量9800mAhバッテリー(約6~8時間駆動)を搭載していることを考えると8インチのWindowsタブレット並みの軽さとなっているため、非常にコンパクトにまとまっている事が分かる。

 

 

 

 

パッケージ及び付属品一覧

  

GPD Pocketの時と似たようなパッケージ(というか同じかもしれない)。

 

 

<付属品一覧>

・GPD Win2本体
・取扱説明書
・USB Type-C 充電ケーブル
・コンセント→USB Type-C充電ACアダプタ
・液晶保護シート

充電はUSB Type-C(USB PD2.0対応)を用いる為、Type-CケーブルやAC充電器も付属していた。

 

 

 

 

充電器

  

充電器は日本向けのコンセントの仕様となっており、コンセント先の変換は必要無い。

型番は「FC53」となっており、5V=3A、9V=2.67A、12V=2A出力が可能PSEのロゴ入りとなっていた。

 

 

製造元は「Shenzhen City Kung Hing Technology」となっており、最大24Wまで供給可能なUSB PD対応の充電器となっている。

 

 

充電器のACは思っていたより小さく、iPhone 7の半分以下のサイズとなっている。

Type-C×1ポートという扱いにくい製品だが、ケーブルさえ持ち歩けばType-C機器を手軽に充電出来そうだ。

 

 

 

 

本体外観

  

ゲーミングデバイスと謳っているだけあって両端にジョイスティック、左側にアナログの十字キー、側面にはL1/L2/L3、R1/R2/R3ボタン、QWERTYキーボード(英字配列)、ABXYボタンなども備える。

因みに天板の部分は交換が可能

 

 

 

 

右、左側面

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GPD Win2のインターフェース類は全て背面に集約されているため、右、左側面にインターフェース類は搭載されていない

 

 

 

 

背面

背面のインターフェース類は以下の通り。

・R1/2/3キー ※R2がマウスの右クリック割り当て
・USB Type-C
・3.5mmイヤフォン、マイク入力兼用ジャック
・USB 3.0 Type-A
・micro SDXC対応カードスロット
・micro-HDMI 1.4a
・L1/2/3キー ※L2がマウスの左クリック割り当て

 

GPD Win初代の時よりも更に高速なmicro SDXCカードスロットUSB Power Delivery 2.0に対応したType-Cポートを搭載しているため、スペックの底上げ効果が期待できる。

 

 

 

 

 

L/Rボタンは比較的「音が出る」キースイッチ

 

L1/2及びR1/R2のスイッチは高めの「カチカチッ」といった音のあるスイッチが採用されており、L3/R3のスイッチは静かなスイッチが採用されている。

因みにマウスの左、右クリックに割り当てされているキーは「L2/R2」となり、音が出るキーの為分かりやすくなっている。

 

 

 

 

下面

下面にはSSD交換用のアクセスポート(M.2 2242/SATA)、ファンの吸気口を搭載。

 

 

SSD交換用のアクセスポートは小さめのプラスドライバーがあれば交換できる

 

 

   

下面にある4つのチョボは、恐らく吸気口からより空気に吸える様にとの配慮のようだが、本体と同じABS樹脂で傷が付きやすそうに見える。

 

 

 

 

ディスプレイ

 

ディスプレイは6インチのHD解像度(1280×720)のH-IPSディスプレイを搭載しており、光沢処理の影響か映り込みはそれなりにある

保護シート側で対応することもできるので、最悪は保護シートを貼る事をお勧めする。

 

 

ディスプレイを開く正面には凹みがあり、ディスプレイ側をもってディスプレイを開けるよう設計されている。

 

 

日本向けの正規販売代理店となる「株式会社天空」が公開しているスペックシートには「マルチタッチ最大10点」との事だったが、Windows 10上では「5点タッチ」として認識していた。

単なるミスなのか、OS側の誤検出なのか、今後ファームウェアの改善により10点になるのかは不明だ。

 

 

 

  

ディスプレイの角度はユーザー側が選択することが出来るヒンジで、最大約180度まで開くことが出来る

但しタッチパネルの為、強く触れると角度が変わってしまう点には注意したい。

 

 

 

 

キーボード

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キーボードは英字配列のQWERTYとなっており、日本語入力への切り替えはキーボード左下の「Shift + CapsLock」もしくは「Alt + ~」を使用する形となる。

Windows 10の初期セットアップ時に「日本語」を選択していればIME周りも自動的にプリインストールされている方式に変更されているため、複数ボタンを押さなければいけないこと以外は快適だ。

 

またGPD Winの時よりも5段→6段キーボードへと変更され、ファンクションキー(F1~F6)迄がFnキー無しに利用できるようになった為、通常使いも比較的しやすくなった。

ゲーム用を意識している為か「WASD」の部分は触り心地で判断できるよう、キートップが若干変更されている。

 

因みにだがキーボード上面の左右にある穴はスピーカーとなっており、ステレオで鳴っている。

音質は想像以上に良く、小型のPCとは思えない音質で、音量も比較的大きく出せるため十分使えるものと言える。

 

 

 

 

ゲームパッド

  

ゲームパッド部分は両端にジョイスティック、左側にアナログの十字キー、右側にABXYボタンが搭載されている。

GPD Winの時にあったジョイスティック高さによるのホールドしにくさ、表面の加工で滑りにくくなったため、使い勝手が上昇した。

 

 

キーボードの上に搭載されているスライドスイッチは「マウスモード、ゲームパッドモード」を切り替えるスイッチとなっている。

ボタンを切り替えるとWindowsで言う「USBの抜き差し」の音が鳴るため、ハードウェアを切り替えて実現している機能だと思われる。

正直な所ゲーム機としての利用は一切予定していない為、詳細は割愛する。

 

 

次回はデバイスマネージャーやSSDのベンチマークなどの詳細なレビューをお届けする。

 

 

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