発売前のLet’s note RZ4の展示機を見に行ってきました

レッツノート(CF-RZ4) ノートパソコン(10.1型) – Panasonic Store 公式

Let’s note J10の後継とも言える「Let’s note RZ4」を発表 – Re;con-ReviewDays

Let’s note RZ4 プレミアムエディション Xi搭載モデルの出荷は10月23日より開始 – Re;con-ReviewDays

2014年10月17日より発売が開始されるPanasonic製のモバイル用ノートパソコン「Let’s note RZ4」を一足お先に触ってまいりました。

 

 

「Let’s note RZ4」は10.1インチの液晶を搭載し、Intelの新CPU「Core M (Broadwell-Y)」を搭載した2-in-1デバイスとなります。

Let’s note AX、MX3シリーズで採用されていた360度回転するヒンジを搭載し、タブレットPCスタイルとクラムシェルスタイルの2タイプに変形できるPCとなっています。

 

 

 

 

キーボード

キーボードはLet’s note J10の配列によく似た形となっており、半角全角キーや、あまり使わない一部のキーの配列が変更されています。

10.1インチなだけにキーピッチはLet’s note SX2よりも小さくなっていますが、十字キーが1段下げられていたり、良く利用するキーはキーピッチが広めに取られていたりと工夫が見られます。

 

 

 

 

Ctrl、Fnキーは物理的に交換が可能、BIOSからもキーコンフィグに対応

 

また、Let’s note J10で出来ていた「CtrlキーとFnキーの交換」が可能となっており、キーを外して入れ替えができます

この他にもBIOSからも「CtrlキーとFnキーのキーコンフィグ」にも対応していました。

 

Let’s note SX2で物理的にキーの交換ができなくなり、仕方なくBIOSからキーコンフィグで対応しておりましたが、ようやく解放されそうです。

 

 

 

 

タッチパッドは円形から四角形に変更、使い勝手はほぼ変わらず

タッチパッドはLet’s note J10では円形でしたが、AX/MX3シリーズの血を引くためか四角形に変更されました。

使い勝手は円形と同じように円を描くようにクルクル回すとスクロールが可能で、少々違和感を覚えるものの、慣れの問題でしょう。

 

右クリック、左クリック用のボタンは別のボタンとなっており、非常に好感が持てました。(Ultrabook系の多くは一体型のボタンで押しにくい)

クリック感も悪くなく、しっかりと「押した」と感じられるキーでした。

 

 

 

 

本体の厚さはJ10の半分程度、SX2のLバッテリーとほぼ同じ厚さに

 

Let’s note RZ4の分厚さはJ10の半分程度、SX2のLバッテリーとほぼ同じ厚さとなりました。

J10では通常電圧のCore i7モデルやメモリも増設が可能となっていましたが、RZ4は超低電圧のCore Mを搭載、メモリなどもオンボードと言った割り切った仕様のため、この薄さが実現できているようです。

 

 

 

 

RZ4のフットプリントサイズはCampusノートとほぼ同じに

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Let’s note RZ4のサイズはコクヨの「Campusノート」B5サイズとほぼ同じでした。

 

 

 

 

メモリはオンボード、SSDはM.2接続

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IT MediaのRZ4製品発表会の記事にて基板の画像がピックアップされており、メモリは完全なオンボード、SSD、無線LANはM.2接続であることが確認できます。

 

Let’s note RZ4の展示機で確認した所、512GBモデルはSamsung製の「MZNTE512HMJH-00000」が搭載されており、Let’s note MX3に採用されていたものと同じようです。

 

 

 

メモリはデュアルチャンネル?

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展示会で合流した某氏がWinSATで検証した結果、メモリの帯域幅はシングルチャンネルではなく、デュアルチャンネル並の数値が出ていたとのこと。

 

↑ WinSATの実行結果。Memory Score:7.2、CPU Score:6.3、Video EncodeScore:6.6となっています。 画像提供:@nyaawafu

 

また、上記記事でもRZ4の基板にはメモリチップは4枚搭載されており、Broadwell-Yのリファレンスモデル2枚のみとなっていることから、恐らく4GB×2のデュアルチャンネルかと思われます。

 

 

 

 

M.2接続のSSD、しかし命令はSATA

RZ4に搭載されているSSDはM.2接続ですが、命令はPCI Expressではなく「SATA3」となっているようです。

某氏曰く、PCI Express接続にした場合、電力の増大やレーン分けが別途必要になってしまうため敢えてSATA3を選択しているのだろうとのこと。

 

 

 

 

Cinebench R11.5のみ検証

 

展示機が1台しかなく、個人的な都合で触れる時間が少なかったため、ベンチマークはCinebench R11.5のみとなっています。

また、キャプチャミスのため画像が切れてしまっているのでご了承を。

 

Open GL 11.45 fps
CPU 1.36 pts

 

CPUスコアー(マルチスレッド)から見ると、当方の検証結果ではAMD A4-5300 3.4GHz (2C2T)やCeleron 1007U 1.5GHz (2C2T)相当となっており、あまり思わしくない結果となりました。

 

展示機は最上位モデルのCore M 5Y70 1.1GHz~2.6GHz (2C4T)を搭載しており、下位モデルのCore M 5Y10では周波数が800MHz~2.0GHz (2C4T)となるため、更にパフォーマンスが低下する可能性があります。

 

現状国内ではCore M搭載機はRZ4のみとなり、海外でも多くのモデルが発売まで至っていない状態のため、今後パフォーマンスの最適化で更に上昇する可能性はありそうです。

 

Let’s note J10ユーザー的に、Core i7が選べていたモデルからCore Mとなるとパフォーマンスの低下を感じることは有るかもしれません

その分だけ軽量化、バッテリー寿命に特化しているため致し方ない部分はありますが。

 

 

Let’s note RZ4、如何だったでしょうか。店頭モデルでもRAM 8GB版がラインナップされる予定で、Panasonic StoreモデルではLTEモデルが選択でき、更に512GB SSD、クロックの高いCore Mモデルの選択も可能です。

 

お値段は18万円~約30万円と値が張りますが、長く使える小型なPCとなっているため小型なモバイルPCをお探しの方にはお勧めできるモデルになっています。

 

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