
AOpen製のRadeon HD 4830 512GBを搭載する「XIAiAF4830-512XD3 Green」適当なレビュー
6月29日にXIAiAF4830-512XD3 Greenを買ってから、メインに取り付けたまま放置していたのですが、ようやく時間が取れたので、適当にレビューを書いていきたいと思います。
◇XIAiAF4830-512XD3 Greenとは?
AMD製GPU「Radeon HD 4830」を搭載し、コアクロック:575MHz、メモリクロック:900MHzで動作し、SP数は640基(たまに800基積んでいる物もあり)GDDR3 512MBを搭載しています。
ただし、通常版のRadeon HD 4830は補助電源の6ピンを1つ搭載していたのですが、このカードのみ補助電源が省略されております。
◇レビュー環境
◇画像関係
ブログの表示が重くなるので、SkyDriveにアップロードをしております。
◇概観
通常版Radeon HD 4830との違いは補助電源とGPUクーラー、基盤の長さの差で、Radeon HD 4830のSP数復活のように、Green版でもSP数の違いはあるようです。
ただし、パッケージは一緒と言う事でややこしいです。
GPU名 | コアクロック | メモリクロック | SP数 | 基盤の長さ | 補助電源 |
通常版Radeon HD 4830 | 575MHz | 900MHz | 640基 800基 |
230mm | 6ピン×1 |
Radeon HD 4830 Green | 575MHz | 900MHz | 640基 800基 |
170mm | なし |
GeForceの省電力版の様にコアクロック、メモリクロックなどは一切下げられておらず、リファレンススペックどおり。
私のはSP640基でした。
ちなみにこのグラフィックカード・・・CrossFireのコネクタが付いてません!
今日の今日まで気づかなかった…(^^;;
◇GPUファンについて
Radeon HD 4830 Greenで採用されているArctic Cooling製っぽい?のオリジナルファンは2スロット占有型の内排気仕様で、ファンの回転数はCatalyst Control Centerでは制御出来ません。
GPU-Zから見てみるとファンの回転数は1RPMとなっておりオリジナルだけあって回転数の検出は不可能のようです。
◇3D性能(ベンチ関連)、消費電力、最大温度
今回はいつも通りの3DMark06、3DMark Vatnage、DEVIL MAY CRY 4 BENCHMARKと今回は最近自作系BTO店舗で良く使われている「STREET FIGHTER IV BENCHMARK」を追加して、3D性能、消費電力などを測定。
スペックなどは↑に記載。
グラフィックの設定関連はすべてデフォルトです。
実はOCでちょっと設定ミスってCPUのクロックが定格(2.6GHz)のまま計測してしまったので、定格スコアーとOCスコアー2つ載せておきます。
○Phenom X4 9950 BE 2.6GHz 定格
3DMark Score |
10981 |
SM2.0 Score | 4341 |
SM2.0 Score | 4926 |
CPU Score | 3392 |
最大消費電力 |
229W |
最大温度 |
59度 |
○Phenom X4 9950 BE 3.0GHz OC
3DMark Score |
11525 |
SM2.0 Score | 4471 |
SM2.0 Score | 5075 |
CPU Score | 3862 |
最大消費電力 |
238W |
最大温度 |
59度 |
2.6GHz→3.0GHzにOCする事で、CPU Scoreが約500上昇。
Radeon HD 4770と比較がしたかったのですが、Phenom II X4 955BEは売り飛ばしてしまったので、参考程度の比較しか出来ない…_| ̄|○
◇Radeon HD 4770 Single 参考スコアー
3DMark Score |
13819 |
SM2.0 Score | 5314 |
SM2.0 Score | 5999 |
CPU Score | 4895 |
最大温度 |
68度 |
グラフィックの設定関連はすべてデフォルトです。
3DMark Score |
P6150 |
GPU Score | 5494 |
CPU Score | 9581 |
最大消費電力 |
251W |
最大温度 |
60度 |
○参考程度にRadeon HD 4770のVantageスコアー
3DMark Score |
P7516 |
GPU Score | 6653 |
CPU Score | 12300 |
最大温度 |
68度 |
GPUスコアーだけ比較すると、Radeon HD 4770の方が上ですね。
ただ、CPU、マザー、メモリの環境が違うので一概には言えませんけど(^^;;
グラフィックの設定関連はすべてデフォルトです。
Rank |
A |
SCENE1 | 84.44 FPS |
SCENE2 | 80.25 FPS |
SCENE3 | 106.53 FPS |
SCENE4 | 59.05 FPS |
最大消費電力 |
246W |
最大温度 |
59度 |
○参考程度にRadeon HD 4770のVantageスコアー
Rank |
S |
SCENE1 | 140.51 FPS |
SCENE2 | 122.88 FPS |
SCENE3 | 177.51 FPS |
SCENE4 | 103.68FPS |
最大消費電力 |
246W |
最大温度 |
68度 |
こちらのベンチでもしっかりとRadeon HD 4830 GreenとRadeon HD 4770の差がはっきりと出ていますね。
Rankに差が出ていますし、FPSの落ち着きはやはりRadeon HD 4770の方が高いです。
グラフィックの設定関連はすべてデフォルトです。
今回初めて計測するベンチマークです。
こちらのベンチマークソフトは、スコアーが取れた後にテキストファイルでFPS表示をコピーする事が出来るので、結構便利です。
ただし、グラフィック負荷がVantageやDMC4に比べ、低いような感じはします。
RANK |
A |
SCORE | 9921 |
AVERAGE | 59.67 FPS |
最大消費電力
|
231W
|
最大温度 |
58度 |
今回初めての計測なので、Radeon HD 4770のスコアー比較はありません。
ちなみにRadeon HD 4830 Greenのアイドルの消費電力は163W、アイドル時の温度は44度でした。
※室温28.4度
◇総評
絶対的な3Dパフォーマンスで言うとRadeon HD 4770 >>> Radeon HD 4830 Green。
Radeon HD 4770は品薄で価格が上昇していて1.3万程度するので、Radeon HD 4830 Greenとの価格差は約4000円程度でしょうか。
4000円も離れていると考えるとこの価格差はアリかも知れませんね。
補助電源ありのパフォーマンス重視のRadeon HD 4770か、補助電源なしの価格が安いRadeon HD 4830 Greenか。
ただCrossFireが組めないと言う点を考えると、選択肢的にはRadeon HD 4770の方が面白そうですよね。
CrossFireすれば3DMark06で2万近いスコア出せますし。
SP数が640基と800基の差はあるのかも知れませんけど、それ気にするならRadeon HD 4770買った方が面白いと思います。
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