Lenovo Thinkpad Tablet2 (368229J)パフォーマンスをチェックする (2/2)

ThinkPad Tablet 2 – 高い堅牢性、信頼性を備えた、 Windows 8 搭載のタブレット – Lenovo Japan 公式

Lenovo Thinkpad Tablet2 (368229J) 外観をチェックする (1/2) – Re;con-ReviewDays

先日の外観レビューに引き続き、今回は内部やパフォーマンスをチェックしていきます。

 

更新履歴

[13.07.02]:投稿

 

 

 

Internet Explolerの検索エンジンが変えられる

『何を当たり前のことを・・・』と仰る方は多いと思います。しかしモバイル向けのWindows Phone 7/8、Windows RTではIE10の検索エンジンがBingから変えられない仕様となっており他ブラウザの導入が必須となっていました。

しかしThinkpad Tablet2に関してはPCと同じWindows 8 Proを採用しているためGoogleやらYahoo等色々検索エンジンを変えることができます。

 

 

 

 

プリインストールアプリ一覧

 

Thinkpad Tablet 2 (368229J)にプリインストールされているソフトは上記の通り。

少々通知が厄介なNorton系のソフトが入っていますが、その他のプリインストールソフトは少なく、国内企業のノートパソコンよりかは非常にスッキリしています。

 

 

 

 

SSDの空き容量

 

SSD総容量 64GB
Cドライブ割当 51.14GB/空き26.12GB

 

SSD自体は64GBのものが採用されていますが、回復パーティションが約5.71GB+1GB使っているためCドライブに割り当てられた容量は51.14GBとなっています。

またここからプリインストールやWindows 8用のファイルがインストールされているため、Cドライブの空き容量は約26.12GBとかなり厳しいことが確認できました。

外部ストレージはmicro SDしかありませんが、海外版のTablet 2でmicro SDXC 64GBを動作させたという方がいらっしゃるようなので容量に関してはこちらで補う他無さそうです。

 

 

 

 

起動の速さ

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起動時間 約15秒

 

 

 

シャットダウンの速さ

 

シャットダウン時間 約2秒

 

 

 

 

バッテリーの持ち

BBench 6時間51分10秒

BBenchでWeb巡回間隔を60秒、キーストローク間隔を10秒に設定し99%~5%までの時間を計測。

結果は6時間51分10秒となりました。

 

2セルバッテリー、600gの筐体とはいえSoC類全体でTDPが1.7Wまで抑えられているためか異常なバッテリーの持ちの良さを叩きだしました。

Atomのせいでパフォーマンスは犠牲になっておりますが、軽さ、バッテリーの持ちの良さは抜群ですね。

 

 

 

 

バッテリーの充電時間

BBench 5時間23分35秒

付属の2A出力のACアダプターを使用し、バッテリーを5%から100%まで充電する時間を計測しました。

 

結果は5時間23分35秒となり、思ったより充電に時間がかかるようです。

欲を言えば急速充電機能があればより使いやすかったかとは思いますが、スマートフォン用の充電器の使い回しが効く設計のためトレードオフになっているようです。

 

 

 

ではベンチマークに移りたいと思います。

検証環境は以下のとおり。

 

 

検証環境

CPU Intel Atom 2760 1.8GHz
(2C2T/L2 1MB/32nm/GMA3600)
Mem LPDDR2-800 オンボード 2GB
(デュアルチャンネル)
SSD 64GB (eMMC)
Chipset
GPU Intel GMA3600 400MHz
(PowerVR SGX545ベース)
OS Windows 8 Pro 32bit
ODD
液晶 10.1インチワイド/光沢/IPSパネル/LEDバックライト/1677万色
解像度 WXGA (1366×768)
無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n/
カメラ 前面:200万画素CMOS
背面:800万画素CMOS
Bluetooth Bluetooth v4.0
その他 USB 2.0×1ポート
microUSB入力(充電用)
mini HDMI (映像出力)
GPSセンサー
コンパス
近接センサー
microSDカードスロット
3.5mmイヤフォンジャック
NFC
バッテリー リチウムポリマー2セル (最大10時間駆動)
重量 約600g

 

 

 

 

Windows 8 Experience Index

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一番低いサブスコア 3.2
プロセッサ 3.3
メモリ 4.6
グラフィックス 3.5
ゲーム用グラフィックス 3.2
プライマリハードディスク 5.4

 

 

 

 

3DMark06

 

3DMark Score

448

SM2.0 Score 175
SM3.0 Score 146
CPU Score 545

 

 

 

 

3DMark Vantage Perfomance

動作不可

3DMark Score

GPU Score
CPU Score

 

 

 

 

3DMark Vantage Extreme

動作不可

3DMark Score

GPU Score
CPU Score

 

 

 

 

3DMark

 

ICE STORM

2228

CLOUD GATE

0

FIRE STRIKE

0

※スコアーページはこちら

※スコアーページはこちら

 

 

 

PCMark 7

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Score 1425

※スコアーページはこちら

 

 

 

 

3DMark 11

オンボードがDX9までの対応なので計測不可。

 

Score P-
Graphics Score
Physics Score
Combined Score

※スコアーページはこちら

 

 

 

 

CrystalMark2004R3

 

Mark

45533

 

 

 

 

Perfomance test 8.0 64bit

ソフトが途中で強制終了し計測不可。

 

Score

 

 

 

 

CineBench R11.5 64bit

 

OpenGL

– fps

CPU

0.12 pts

 

 

 

 

FINAL FANTASY XIV AREALM REBORN

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Now Loading…のまま進まず計測不可。

 

標準品質

最高品質

 

 

 

  • Super Pi MOD XS 1.5 1M

 

1M

1m 25.222s

 

 

 

続いて搭載されているSSDを検証。

 

 

  • CrystalDiskInfo

eMMCとなるためCrystalDiskInfoが対応しておらず詳細は一切不明。

 

 

 

 

CrystalDiskMark

 

最大Read Score 71.95 MB/s
最大Write Score 34.29 MB/s

 

スコアーから見ると最大読込71.95MB/s、最大書き込み34.29MB/sとなっており、eMMCの中では比較的高速なのではないでしょうか。

元々eMMC自体はマルチメディアカードの互換のものとなるので、速度を求める場合はeMMCのものよりSATAを搭載したAtom以外のタブレットをおすすめします。

 

 

 

 

まとめ

 

デジタイザーペンが付属する差別化出来たタブレットPC

Thinkpad Tablet2は他タブレットとは異なり、CloverTrailのリファレンスデザインを採用しつつ、デジタイザー、デジタイザーペンを搭載したタブレットPCとなっています。

他タブレットPCではタッチ操作に主観が置かれ、コストが上がるデジタイザ、デジタイザーペンを搭載しないことが多い。しかしThinkpad Tablet2はこの2つをCTOオプションとして用意し、消費者自信が選択できるように「差別化」を図っているのがポイント。

デジタイザの搭載で1万円ほど価格は上昇してしまうが、せっかくThinkpad Tablet 2を購入候補に入れたのならばデジタイザ、デジタイザーペンのセットは入れるべきだと思う。

 

 

 

・micro SDカードのみの対応が厳しい

現在Thinkpad Tablet 2ではSSDを64GB以外選択できず、リカバリー領域などを含めると空きが30GBを切っておりデーターを少し入れるのも厳しい状態

その為外部メモリーを利用し無くてはならないが、USBメモリでは出っ張ってしまう。やはりコンパクトに増やせるのはmicro SDだろう。

幸いmicro SDXCに対応しており、Tablet 2の海外版で動作確認を取られた方がいらっしゃるようなので、大容量には対応はしているようだが、書き込み速度や信頼性がネックとなりキャッシュ用、データ用として使うのは厳しいと感じた。

やはりデジカメで撮影後大画面ですぐ見られるように、標準サイズのSDカードスロットを用意して欲しかった。

 

 

 

・電源ON/OFFキーが押しにくい

電源ON/OFFキーの出っ張りが少なく、押し心地も悪い。

LEDが暗く、電源が付いているかどうかの確認もしづらく、その辺りの改善を次期モデルから改善していただきたい。

 

 

 

・照度センサーの位置が悪い

横方向でタブレットを使う際に照度センサーに指を置いてしまうことがあったのが残念。

どうせならばフロントWebカメラ横に配置するなどして邪魔のならないようにして頂きたかった。

 

 

 

・Wi-Fi周りの不安定さ

OS再起動後、登録されたアクセスポイントに接続できず、手動で接続設定を削除後、再接続を数回続けているとようやく繋がるという事が頻繁に発生した。

ルーターとWi-Fiモジュールの相性の可能性もあるが、こういったことがあったというのは書き留めておきたい。

 

 

 

・想像以上に持つバッテリ

今までにバッテリ、軽さを意識したノートパソコンを色々と購入し使ってきたが、これほどバッテリーの持ちの良さにびっくりしたものは無いと感じる。

Core i3、i5クラスの軽量ノート(1kg以下)となるとLavie ZやVAIO Pro 11、Let’s Note J10などがあるが、軽量さ故にバッテリーの持ちは3時間~4時間までのものが多い。

その中でThinkpad Tablet 2は600gと言う軽さで、約6時間近く稼働するPCとなっているため、正に持ち歩きする軽量なPCとしては最適だろう。ただしキーボードは搭載していないのがネックだが。

 

 

 

・入力が唯一のネック

Windows 8を搭載したPCで唯一のネックは「文字入力」だと個人的には思っている。

何故ならば、Windows 8にプリイントールされているSIP (ソフトウェアキーボード)は他メーカーの変更が許されず、キーボードのデザインの種類がとてつもなく少ないためである。

いくら標準のWindowsとは言え、変換ソフトは自由になっていてもSIP (ソフトウェアキーボード)も自由でなくては意味が無い。

 

しかし待って欲しい。現在Windows 8.1 Previewが公開開始となっており、8.1からの追加要素としてQWERTYキーボード以外にもフリック入力が追加されたとのことだ。

個人的にぜひ入れたいと思っていたのだが、マーケットからのインストールでリカバリ領域を破壊してしまう可能性があったため今回は見送ることとなった。

この点に関してはMicrosoft側の問題であるため、Lenovoには全く関係はないが今後も改善して欲しい所ではある。

 

ThinkPad Tablet 2 – 高い堅牢性、信頼性を備えた、 Windows 8 搭載のタブレット – Lenovo Japan 公式

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