Lenovo Thinkpad T430s (2352CTO) パフォーマンスをチェックする (2/2)

ThinkPad T430s – Lenovo 公式

ThinkPad T430s (Core i5-3320M/4/320/SM/W8/14) 235362J – Amazon

Lenovo Thinkpad T430s (2352CTO) 外観をチェックする (1/2) – Re;con-ReviewDays

先日の外観レビューに引き続き、今回は内部やパフォーマンスをチェックしていきます。

 

  • 更新履歴

    [13.06.04]:投稿

     

     

    • メモリスロット

     

    メモリスロットは本体裏面の赤丸部分に配置されており。ネジを2つ取り外すだけで増設、交換が可能になっています。

    使用されているメモリはSamsung製のDDR3 SODIMM 1600MHz 8GB×2 (M471B1G73BH0-CK0)でした。

     

     

     

     

    • Wi-Fiモジュール

    メモリスロットの横にハーフサイズのMini-PCI Expressスロットがあり、Intel Centrino Advanced-N + WiMAX 6250 (622ANXHMW)が搭載されていました。

    802.11 a/b/g/n/WiMAXに対応しており、UQ WiMAXにも接続可能です。

     

     

     

     

    • こだわりの見えるヒートパイプ

     

    ヒートパイプは黒く染め上げられており、腐食防止?の加工がされていました。

    こういった細かい配慮は面白いですね。

     

     

     

     

    • HDDスロット

      

    HDDスロットは左側面に搭載されており、ネジ1つで取り外しが可能です。

     

     

     

     

    • 搭載SSD

     

    搭載されてるSSDはSamsung製の128GB SSD (MZ7PC128HAFU)で、SATA III対応のものでした。

    型番を調べてみると一般市販されているSamsung 830のOEM版のようです。

    パフォーマンスは読み込み最大520MB/s、書き込み最大320MB/sの模様。

     

     

     

     

    • 光学ドライブ

     

    光学ドライブはツールレスで取り外し可能で、本体裏面の固定してあるロックを解除することで容易に取り外せます。

     

     

      

    SONY Optiarc製のAD-7940Hドライブが搭載されており、接続はノート向けのmicro-SATAとなります。

    Lenovo向けのカスタマイズとして3枚目の画像の端子横のプラスチックが添えられている以外は普通のノート向け光学ドライブとなります。

     

     

     

     

    ウェイトセーバーベゼル

    付属品としてウェイトセーバーベゼルがありましたが、光学ドライブを取り外しこちらのベゼルを取り付けることで光学ドライブ分の重量を軽量化することができます。

    と言っても軽量化出来るのが約160gなので、本体重量が約1.9kgあるのであまり差は出来ませんが・・・。

     

     

     

     

    • プリインストールアプリ一覧

      

    T430s (2352CTO)にプリインストールされているソフトは上記の通り。

    少々通知が厄介なNorton系のソフトが入っていますが、その他のプリインストールソフトは少なく、国内企業のノートパソコンよりかは非常にスッキリしています。

     

     

     

     

    • SSDの空き容量

    SSD総容量 128GB
    Cドライブ割当 104GB/空き55.8GB
    Qドライブ割当 13.6GB/空き3.33GB

     

    Qドライブがリカバリパーティションとなっており、実際のCドライブの空き容量は約55.8GBとなっており、少々心もとないですね。

    データーを良く入れられる方はCTOで180GBや256GBを選択できるようになっているのでそちらを利用されるか、ご自身でHDD/SSDに入れ替えされることをお勧めいたします。

     

     

     

     

    • 起動の速さ

    起動時間 約18.125秒

     

     

     

     

    • バッテリーの持ち

    BBench 3時間05分16秒

    BBenchでWeb巡回間隔を60秒、キーストローク間隔を10秒に設定し計測。

    結果は3時間05分16秒となりました。

     

    6セルバッテリーを搭載していますが、CPUやメモリなどが最上位の構成となっているためこのような結果になったと思われます。

    外で良く使われる方はACアダプタの持ち歩きは必須かと思われます。

     

     

     

    • バッテリーの充電時間

    BBench 46分27秒

    バッテリーを0%から97%まで充電する時間を計測しました。

     

    結果は46分27秒となり、容量的に充電の速さは並程度かと思われます。

     

     

     

    ではベンチマークに移りたいと思います。

    検証環境は以下のとおり。

     

     

    • 検証環境

    CPU Intel Core i7- 3520M 2.9GHz / TB時:3.6GHz
    (2C4T/4MB/22nm/HD4000)
    Mem DDR3-1600 SODIMM 8GB ×2 (デュアルチャンネル)
    SSD Samsung 128GB (MZ7PC128HAFU)
    Chipset Intel QM77 Express
    GPU Intel HD 4000
    OS Windows 7 Home Premium SP1 64bit
    ODD
    液晶 14インチワイド/非光沢/TNパネル/LEDバックライト/1677万色
    解像度 HD+ (1600×900)
    無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n/WiMAX
    Bluetooth Bluetooth v4.0
    重量 約1.8kg

     

     

     

    • Windows 7 Experience Index

     

    一番低いサブスコア 7.2
    プロセッサ 7.6
    メモリ 7.6
    グラフィックス 6.5
    ゲーム用グラフィックス 6.5
    プライマリハードディスク 7.9

     

     

     

     

     

    • 3DMark06

     

    3DMark Score

    6752

    SM2.0 Score 2216
    SM3.0 Score 2871
    CPU Score 4161

     

     

     

     

    • 3DMark Vantage Perfomance

     

    3DMark Score

    P4100

    GPU Score 3371
    CPU Score 11676

     

     

     

     

    • 3DMark Vantage Extreme

     

    3DMark Score

    X1365

    GPU Score 1304
    CPU Score 11587

     

     

     

     

    • 3DMark

     

    ICE STORM

    37555

    CLOUD GATE

    4643

    FIRE STRIKE

    605

    ※スコアーページはこちら

     

     

     

     

    • PCMark 7

     

    Score 4368

    ※スコアーページはこちら

     

     

     

     

    • 3DMark 11

     

    Score P727
    Graphics Score 622
    Physics Score 4154
    Combined Score 759

    ※スコアーページはこちら

     

     

     

     

    • CrystalMark2004R3

     

    Mark

    221563

     

     

     

     

    • Perfomance test 8.0 64bit

     

    Score

    2308.9

     

     

     

     

    • CineBench R11.5 64bit

     

     

    OpenGL

    19.29 fps

    CPU

    3.31 pts

     

     

     

     

    • FINAL FANTASY XIV AREALM REBORN

     

     

    標準品質

    3267

    最高品質

    1408

     

     

     

     

    • Super Pi MOD XS 1.5 1M

     

    1M

    10.811 s

     

     

     

    続いて搭載されているSSDを検証。

     

     

    • CrystalDiskInfo

    Samsung製の128GBのSSD「MZ7PC128HAFU」が搭載されており、スペックはSATA III、NCQ、TRIM対応となっています。

     

     

     

     

    • CrystalDiskMark

    スコアーから見ると最大読込452MB/s、最大書き込み317MB/sとなっており、非常に快適に動作していました。

     

     

     

     

    • AS SSD Benchmark

     

    Read Score 326
    Write Score 166
    655

     

     

     

    最大Read Score 476 MB/s
    最大Write Score 313 MB/s

     

     

     

     

    • ATTO Disk Benchmark

     

    最大Read Score 約510 MB/s
    最大Write Score 約310 MB/s

     

     

     

     

    • HDDからリカバリーを行う

    HDDからリカバリーを行う場合は以下操作でHDDからリカバリー(初期化)を行えます。

     

    ・電源投入後Lenovoロゴが出た時にEnterキーを押す

    ・F11キーを押しリカバリーメニューに入る

    ・オプションの選択画面でトラブルシューティングを押す

    ・PCを初期状態に戻すを押す

     

    以上の操作でT430sをリカバリディスク無しで初期化を行えます。

     

     

     

     

    まとめ

     

    ・液晶パネルの選択肢を増やしてほしい

    現在T430sでは液晶パネルがTNしか選択肢がなく、視野角がかなり限られてしまいます。

    せめてCTOでIPSを選択できるようにして頂きたかった。

     

     

    ・14インチHD+の解像度

    14インチでHD+ (1600×900)という解像度は文字が小さすぎず、且つ十分な広さを持った解像度となっています。

    ビジネス向けで言えば無理の無い解像度を選択しているかと思います。

     

     

    ・T430sだからこそいいという特徴が殆ど無い

    金額的、サイズ的、重量的にもT430sだから良いという特徴が殆どなく、もう少し上を目指せば液晶パネルや解像度オプションが広がるT530やT530iなども選択できてしまうので、T430sを選ぶ価値が無いと思えます。

     

    私としてはT430sを買うならばT530の方をお勧めいたします。

     

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