・HTC Merge – U.S. Cellular 公式
・HTC Merge – PhoneArena
・HTC Merge – GSMPRESS
・HTC Merge 白ロム – Amazon
・HTC Merge 白ロム – 楽天検索
今更ながらの端末ですが、数少ない物理キーボード端末ですので購入してみました。
[12.08.03]:投稿
スペック及び概観 |
型番:ADR6325 |
UMTS (WCDMA)、CDMA2000にも対応したグローバルフォンになっています。 |
液晶 |
3.8型 SLCD液晶 WVGA (480×800)を採用。 3.8型という小型な液晶のため、解像度がWVGAに抑えられています。しかし、SLCDを採用しているため発色は非常に美しいです。 |
タッチパネル |
マルチタッチは最大4点。 |
ソフトウェアキー広告
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HTC Mergeのメニューボタン類は「ソフトウェアキー」となっており、液晶の下側に配置。 ソフトウェアキーは左から ・ホームキー と言った配置になっており、通常のスマートフォンとは大きく異なっていることがわかります。 ホームキーとメニューキーの位置を逆にして頂きたかった。 |
上部 |
上部には電源ON/OFFキーと3.5mmイヤホンジャックが配置。 電源ON/OFFキーは従来の端末通り右端に配置、3.5mmイヤホン端子も左側に。 イヤホンジャックはプラスチック製のため今後の耐久性が少々心配。 |
右側面 |
右側面にはハードウェアキーなどは搭載されていない。 カメラのシャッタキーぐらい搭載して欲しかった。 |
左側面 |
左側面には音量上下キーとmicro USB端子が配置。 映像出力端子(micro HDMI)などは一切搭載されておらず、非常にコンパクトに仕上がっている。 |
裏面 |
裏面には500万画素のAF付きカメラと、シングルLEDフラッシュ、スピーカーが配置。 裏面の一部はラバーコーティングされており、滑りにくい構造になっている。 また、バッテリーカバーは高級感を出すためかアルミが使用されており、HTCらしいデザインとなっているのも特徴。 |
ショートカットキー |
Mergeの特徴としてはキーボード上に「戻る、検索、ショートカットキー」が搭載されており、タッチパネルを操作しなくても通常の動作は行えるようになっている。 ショートカットキーはアプリケーションや、ショートカット(特定アプリの機能)がボタン1つで起動でき、自分で割り当てを変更することが可能。 |
バッテリー蓋 |
バッテリー蓋は端末の裏側の下にある部分から剥がしていく構造で、蓋の取り外しは非常に簡単。 HTC EVO 3D (ISW12HT)と同じくバッテリーの蓋側にスイッチ類が付いているので、蓋を取ると音量上下キー、電源ON/OFFキーが使えなくなります。 |
バッテリー |
バッテリーは1400mAhのリチウムイオン電池となっており、型番は「BTR6325B」。 3.7V =1400mAh 5.18Wh。 第2世代SnapDragon (MSM7230 800MHz)を搭載している割には比較的大きなバッテリーを搭載。 余談ですが、バッテリー裏に書かれている記述を見るとセル自体は日本で生産、組立は中国で行なっている模様。 途中文章に「au Japan」と書いてあったのでキャリアのauか!?と思いましたが、フランス語の接続詞?のようです。 |
SIM/micro SDHCスロット |
CDMA2000ですが、UMTSでも使えるようにかSIMスロットがあります。 SIMカードスロットはバッテリーを抜かなければ抜き差し出来ない形状になっています。 またmicro SDHCスロットは抜き差しする際にバッテリーを抜く必要はありません。 |
カメラ広告
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背面に500万画素のAF搭載カメラとシングルLEDフラッシュを搭載。 |
カメラアプリ |
カメラアプリはHTC独自のものに変えられており、かなり細かく設定できる様になっています。 露出やコントラスト、彩度もスライダーで設定出来、ピクチャーエフェクトも13種類から選ぶことが可能。 |
動画撮影 |
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動画撮影中にAFが効くかどうかを検証しました。 結果は撮影中でもフォーカスは効く模様。 ただしタッチフォーカスとなるので、合わせたい部分に画面をタッチする必要があります。オートでのフォーカスは合わないみたい。 |
スピーカー |
スピーカーは裏面に1個のみ。 音質は普通のスマートフォンと同程度で良くもなく、悪くもないモノラルなスピーカー。 |
電源ON/OFFを試す |
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HTC Merge (ADR6325) 標準ROMにて電源ON/OFFに掛かる時間を計測。 今回はインスタントオン(高速起動)、インスタントオンなし、シャットダウン時間計測という順番で動画を撮影しました。
インスタントオン(高速起動有):約71秒 インスタントオン無し:約12秒 電源OFF:約15秒
キャリアから出ている専売モデルなのでROMがいじられているためか、海外端末らしい高速起動、高速シャットダウンはお目にかかることが出来ませんでした。 |
Quadrant V2.1.2 |
Score:1305 CPU:1647 Mem:1191 I/O:2185 2D:265 3D:1236 (ISW13HT:2718、Droid3:1932)
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5回計測で一番良いスコアーを掲載。 第2世代のSnapDragonを搭載しているとはいえ、800MHzのクロックで稼働しているため性能はDesire HDやNexus Sに惨敗。 |
Quadrant ハードウェア仕様 |
NeoCore Benchmark |
Score:58.1 FPS(Droid Pro:72.1、Droid3:58.2) |
nenaMark1 v1.8 |
Score:42.3 FPS(Droid Pro:45.0、Droid3:46.8) |
NanaMark2 v2.2 |
Score:11.2 FPS(Droid Pro:20.2、Droid3:27.4) |
RAMの空き容量 |
使用中:176MB 空き:145MB HTC Sense UIが入っているため、空きメモリはあまり余裕がありません。 Droid3と同じ容量の512MBのRAMですが、認識の段階で357.4MBとなっているためDroid3に比べ更に余裕が無いことがわかります。 |
ROMの空き容量 |
ROMは1.2GB割り当てで、約1GB空いていました。 他端末に比べ少々ROMの容量が少ないので、microSDなどに退避することを考えたほうが良いかと思います。 |
まとめ |
・3.8インチの液晶は非常に手に馴染み易く、キーボード分の分厚さもあってか持ちやすい。発色も良く、直射日光下でもAMOLEDのものより見やすい。 ・重さが198gもある影響でポケットに入れていると非常にずっしり来る。Galaxy Note (SC-05D)で184gと言われているので、それ以上に重い。常用する端末には少々つらい重さ。 ・数少ないキーボード付き端末だが、キーボード自体の出来は「普通」。ショートカットキー、戻るキーの活用でMilestone 2よりかは高機能。しかし、キーピッチが狭いため非常に打ちづらい。 ・Android 2.2→Android 2.3.4にアップデートされたが、4.0へのアップデートはスペック的に難しい。カスタムROMも種類が少なく、遊ぶには難しい端末。しかしデフォルトROMで日本語ロケールを適用することでほとんど日本語化出来るのが有難い。 ・ROMの作りこみはさすがのHTCと思わせる出来で、カメラのソフトや、ランチャーソフトも統一感があって良い。しかし、もう少し細かい設定をいじることが出来れば…。 ・バッテリーの持ちは思った以上に良いと感じた。CPUクロックが800MHzに抑えられているのにもかかわらず、1400mAhのバッテリーを搭載しているからだろう。 |