既にASUSやAcer、東芝といったメーカーがIntelが提唱する新しいノートPC「Ultrabook」に則って製品を発売しているが実際どの辺が新しいのか?と言ったことを突っ込んでいる記事の紹介。
Ultrabookの特徴
・軽い
・薄い
・起動が速い
・駆動時間が長い
軽いと言われましても、ASUSのUltrabookは約1.3kg、Acerは約1.4kg、東芝は1.12kg。
UltrabookではありませんがMacのMacbook Airは1.08kg、Let’s Note J10は0.97kg。
どこが軽いのか?
東芝はまだギリギリ持ち歩けそうな重さですが、ASUS、Acerについては「別にUltrabookである必要性は感じない」。
記者が記事内で指摘している通り、現在ではPanasonicのLet’s Note j10やMacbook Airより重いとはどういうことなの?というお話。
薄さについてはASUSが最厚部17mm、Acerが最厚部17mm、東芝が15.9mm、Macbook Airは17mm、Let’s Note J10は27.3mm。
確かにUltrabookは薄い、が重かったら薄い意味無いでしょ?と。
Let’s Note J10は厚みがある分全体的に大きさが小型化されており、4つの比較製品の中で一番小さいです。
起動時間についてはUltrabookは確かに速い。
東芝のUltrabook、dynabook R631の起動動画。
起動時間は約25秒と「ある程度高速」。
だが思ったより速くないという印象だと思う。
では筆者が持つLet’s Note J10ではどうだろうか?
筆者が持つLet’s Note J10 (CF-J10RYAHR)は元々HDDが搭載されていたが、Intel製のSSD「SSDSA2CW120G3K5」へと換装している。
起動時間は約26秒と東芝のUltrabookと大して変わらない。
ただWindows 7はキャッシュを貯めれば貯めるほど起動が速くなるので、そういった点ではLet’s Note J10は遅いと言えるかも知れない。
駆動時間が長いとのことだが、各メーカーの駆動時間を列挙してみる。
ASUS ZENBOOKは8.1時間、Acer Aspier S3が7時間、東芝R631が9時間、Apple Macbook Airが5時間、Panasonic Let’s Note J10が8時間。
各メーカー公表している数字はあくまでJEITAバッテリーの動作時間なので全く当てにならない。
大体フルに使って公称の半分程度と思ったほうがいい。
ちなみにLet’s Note J10のSバッテリでは4時間ピッタリと言った持ちだった。(Lバッテリは容量が1.5倍、重さが90g増なので駆動時間は恐らく6時間程度)
確かにMacbook AirやLet’s Note J10より東芝のR631については駆動時間が長い。
しかしメーカーによって駆動時間のばらつきが多く、ASUSとAcerに至ってはUltrabookの必要性はあるのか?と感じる。
モバイラーの方々にとってはUltrabookは歓迎すべき物なのかも知れない。
だが、自信を持った特徴が通常のノートPCに負けてしまうという事が起こっているのは事実。
そこを納得して買えるかはあなた次第。
私なら確実にLet’s Note J10を選ぶだろう。
何故ならばUltrabookではないが、コスト面、パフォーマンス面ではこちらが上であり、SSD化、メモリの増設などが出来、バッテリーの交換等も出来るからである。
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