Lian LI製の小型PCケース「SUP-01」が気になる

Lian LI製の小型PCケース「SUP-01」が気になる

先日発表、予約が開始されたLianli製の小型PCケース「SUP-01」が気になったので簡単にまとめてみました。

 

スペック一覧

 

メーカー Lian Li
型番 SUP-01(黒色: SUP01X、白色: SUP01W)
2色(Black/White)
ケースタイプ スモールタワー
対応マザーボードサイズ ATX(バックコネクト対応)/Micro-ATX/Mini-ITX
※ATXのみバックコネクト対応
対応ドライブ 3.5インチ×2台 or 2.5インチ×4台(内電源上: 2.5インチ×2台)
拡張カードスロット ロープロファイル: 7スロット
フルハイト: 4スロット
対応簡易水冷ラジエーターサイズ Side1: 360mm迄
Side2: 360mm or 280mm迄
ファン Side1: 120mm×3個
Side2: 120mm×3個 or 140mm×2個
背面拡張用: 120mm×1個
付属ファン 120mm×3個(300~1800RPM)付属
CPUクーラー 高さ88.2mm迄
GPUサイズ 横幅400mm迄、4スロット厚迄対応(PCIe 4.0ライザー経由で前面に固定)
PCIeライザーカード PCIe 4.0ライザーカード付属
電源サイズ 最大220mm迄
USB/拡張用ポート 左側面: USB 5Gbps Type-A×2ポート、USB 5Gbps Type-C×1ポート、3.5mm AUX入出力コンボ×1ポート、RGB LED切替/電源ボタン
前面: LIANボタン(電源)、LIボタン(リセット)
サイズ W/幅:212 × H/高さ: 534 × D/奥行: 403.45mm
パッケージ重量 13.3kg(製品の重量とは異なる)
容量 44.8L
ケース素材 スチール製/4mm強化ガラス
URL URL

 

筆者が求めていたPCケースはこれだよ!!!と言いたくなるような「コンパクト且つGPU周りもクリアランスが確保された細型の45L PCケース」で、拡張性も必要十分が確保された内容になっています。

3.5インチ×2台も取り付けられますし、最大4スロット厚、400mm迄GPUを搭載でき、電源も最大220mm迄搭載可能。

 

 

 

動画レビュー一覧

動画レビュー系は上記より。

 

 

 

他社タワーケースより横幅が抑えられた45Lケース

他社製のPCケースに比べると「横幅が212mm、奥行き403.45mm」と抑えられており、内容量が45Lと抑えられています。

机の上に置く場合、横幅、奥行きが抑えられている方が表面積を食わないので助かります。

 

 

 

ATX/Micro-ATX/Mini-ITX、裏配線マザーボードにも対応

PCケースに固定できるマザーボードサイズは「ATX/Micro-ATX/Mini-ITX」に対応しており、この他にも裏配線用のASUS「BTFシリーズ(Back To the Future)」やMSI「PROJECT ZEROシリーズ」、GIGABYTE「STEALTH Design/STEALTHシリーズ」等にも対応しているのが特徴。

 

 

 

GPUは510mmの延長用PCIe 4.0ライザーで前面に固定、4スロット厚、最大400mm迄

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グラフィックカードはPCケースに付属する「ARGB付ハーフハイト510mm延長用PCIe 4.0ライザーカード」からケース前面に設置する形となり、最大4スロット厚、横幅400mm迄迄固定可能になっています。

グラフィックカードの抑えは天板側から調節できる抑えが有り、がっちり固定できるようになっているとの事。

これだけ大型のグラフィックカードが固定できるならば、暫くは使えるPCケースになりそうですね。

どちらかと言うと今後PCIe 5.0対応のライザーが必要になって追加費用が発生しそうな気がする

 

 

 

3.5インチ×2台+2.5インチ×4台搭載可能

ストレージ周りは3.5インチ×2台 or 2.5インチ×2台に加え、電源上カバー(鏡面)を外せば追加で2.5インチ×2台を設置可能との事。

なので実質3.5インチ×2台+2.5インチ×4台が搭載可能なケースになっています。

最近の小型PCケース系は3.5インチをやたら載せたがらない病気を患ってしまっているので、この配慮は有難い。

 

 

 

CPUクーラーは高さ88.2mm迄

CPUクーラーは「高さが88.2mm迄」となっており、基本的に360mm簡易水冷ラジエーターが固定できるようになっているので、わざわざ空冷を付ける必要性はあまり無さそうです。

因みに一般的なScythe製のCPUクーラー「虎徹MARK3(SCKTT-3000)」の高さが「154mm」で取付不可

 

 

DEEPCOOL製のCPUクーラー「AK400」の高さが「155mm」なのでこちらも取付不可

 

 

DEEPCOOL製の低背クーラー「AN600」の高さが「67mm」なのでこちらは取り付け可能

 

 

Noctua製の低背クーラー「NH-L12S」の高さが「67mm」なのでこちらは取り付け可能

 

 

ID-COOLING IS-67-XT ブラック

ID-COOLING IS-67-XT ブラック

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ID-COOLING製の背クーラー「IS-67-XT」の高さが「67mm」なのでこちらは取り付け可能

 

結論から言えばTDPが125W辺りのCPUを空冷で使うにはトップフロー系しか選択肢が無く、冷えが悪いので簡易水冷がお勧め

それ以下のCPUであれば空冷でも良いかもしれないと言った形。

 

 

 

360mmの簡易水冷を固定可能

PCケース右側(メッシュ部分)には240/280/360mmの簡易水冷を固定できるフレーム(Side2)が有り、吸気が足りない場合はPCケースの背面(I/Oパネル側)に120mmのファンステーを追加することで、より強冷却のPCケースにすることも可能です。

 

 

 

ATX電源は最大220mm迄

ATX電源は「最大220mm」迄搭載が可能で、通常のATX電源が150mm、やや出力が大きい電源系が180mm前後なので、比較的余裕を持った設計になっています。

またATX電源は外側から抜き差しできる形状で、後から電源を交換する必要があった場合、交換が容易なのが助かる。

但し経験上プラグイン電源の多くは「抜き差し出来るプラグイン部分が出っ張る」ので、最大220mm迄とはいえ、結構カツカツになることが多い点に注意。

 

 

 

裏配線はケーブルタイで固定

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マザーボード裏には裏配線を綺麗にケーブルを纏められるようケーブルタイが複数用意されており、狭いPCケース内を配線しやすいようになっています。

 

 

 

コンパクト且つハイエンドに組みたい人にお勧め

最近では当たり前になった「360mm簡易水冷ラジエーター」や「4スロット厚、最大400mm迄対応のグラフィックカード」、「3.5インチ×2台+2.5インチ×4台」、「ATX電源220mm」等コンパクト且つ拡張性を考慮されたPCケースとなっていることが分かります。

Mini-ITXケースでは出来ない拡張性を十分に持ち、コンパクトさも忘れないPCケースに仕上がっているため「こういうのを待ってたんだよ!」と言う人には刺さり、興味が無い人には刺さらない尖ったPCケースと言えそうです。

 

 

購入は以下より

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