6480円マザー 「M4A77TD PRO」の適当なレビュー

6480円マザー 「M4A77TD PRO」の適当なレビュー

現在(10.01.27)PCショップ「ワンズ」にて「6480円」で販売されている、AMD 770を搭載するマザーボード「M4A77TD PRO」の適当なレビューとなります。

M4A77TD PRO
M4A77TD PRO

まず初めに、M4A77TD PROに搭載されているAMD 770チップセットとは?と言う事を適当に説明。

簡単に言うと

・CrossFire時レーンが×16、×4になる(公式の770の説明にはCrossFireの対応はありませんので、ASUSの独自対応かと思われます
・組み合わされるサウスブリッジはSB710のみ

って事でしょうか。

これ見る限りAMD 780G/785Gと非常に良く似ており、これらのチップセットからオンボードを省いた物として考えて貰った方が良いかも知れません。

結論、「CrossFireを使わず、オンボードなんぞ必要ない」と言った方用のチップセットとなります。

 

ではマザーの付属品説明へ。

 

パッケージと付属品一覧

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相変わらずASUSのマザーはグリーン何たらとか言うので、マザーのスポンジ入れてないんですね、ありえないです。
付属品は
・L字のSATA×2本
・FDD用ケーブル×1本
・バックパネル
・取扱説明書
・ドライバCD
とかなり少ない、と言うかFDD用ケーブル入れるならSATAケーブルもう1個入れて欲しい

 

マザー概観とI/Oパネル

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無理のない配置で、VRMの所にはシンク無しのXtreme Phase(10フェーズ)。

バックパネルはUSBが×6個と気持ち少ないです
PS/ポートが1個ありませんので、必ずUSBを1ポート使用する事となるので実質USBポートは5ポートです。

 

拡張スロット

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拡張スロットの配置は
・PCIE*16
・PCI
・PCI
・PCIE*16(CF時×4動作)
・PCI

とPCI多めの構成。
ただしCrossFireで2スロット占有GPUを使うと実質PCIは1個しか使えません。

SATAコネクタの位置はPCIE*16スロットが通常より1段下げられているので、干渉はありません。
ただ、メモリスロット挿してからSATA1ポートを抜き差しするのはちょっとやりづらいです。

 

Xtreme Phase(10フェーズ)

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ASUS自慢のXtreme Phase(10フェーズ)です。
AMDマザーでこのお値段的には10フェーズは非常に珍しいです
ただ、VRMの上にはシンクが1つもなくTDP 140Wを謳う割には、心許無いです
後、ASUSの廉価マザーでフェーズの部分が錆び、不安定になると言ったことも実際起きているようですし、このマザーのフェーズの「色」的に錆びそうな気配が><
<参考記事>

 

CPU周辺

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ノースブリッジの変な大型のシンクが気になりますが、それ以外は「シンクが無いので」、CPUクーラー干渉の心配はあまり無いかも!?
ただし、PRIMABOSSを固定する時微妙に干渉しかけたので、AMDリテンションに爪を引っ掛けて固定するCPUクーラーで、無限2の様な四方八方に大きいやつは干渉する危険があるかも知れません。

 

メモリ周辺

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4スロットのDDR3-1066/1333/1800(OC対応)を搭載。
最大容量は16GBでECC,Non-ECC,Un-buffered Memoryに対応。

フェーズ数は1フェーズっぽい。

 

ノースブリッジとサウスブリッジ

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ノースブリッジのシンクはかなり大型で、CPU周辺で述べた通りCPUクーラーとの干渉が気になります。
しかし、サウスブリッジのSB710に搭載されているヒートシンクは低い背のシンクで、フルハイトのPCIのカードを挿した場合や、グラボを挿した状態でも干渉する事はありませんでした。

 

PRIMABOSS取り付け時の干渉具合

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正直な感想を言うと「全然大丈夫」です。
PRIMABOSSを付けるときは、シンクが邪魔をして取り付けづらかったですが、干渉すると言ったレベルではありませんでした。
しかし、最近出ている無限2や、TOWER120 EXTREMEと言った物などは周りのスペースをかなり占拠してしまうので注意が必要かと思われます。

 

「Q-Connector」が付属しない

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まず1つ目に廉価モデルだけあって「Q-Connector」が付属しないこと。
マザー上に何を挿せば書いてあるので実際必要ないと言えば必要ありませんが、ASUS製のマザーには殆ど付いている物が無いのは少々残念です。

3枚目の画像を見て頂けるとわかりますが、全部挿したら正直ケースに固定した状態だと見えづらいです。
やはり「Q-Connector」は欲しかったですね。

 

半田付けが凄い汚い

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私も適当に半田付けする人なので、あまり文句は言えませんが、「半田付けが非常に汚い」
ASUSの様な大会社だからこそ、こう言った製品はもう少し気を使って作って頂きたいですね。
見た目でわかるほど汚いのは少々問題かと。

 

ファン電源の位置が微妙

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ファン電源は合計「3つ」ATXマザーではちょっと少ないような感じがします。
更に、ファン電源の位置が非常に悪く、これじゃケースファンの吸気のファン電源はどこから取ればいいの?と言った配置です。

 

マザー裏面とバックプレート

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バックプレートは鉄製で、STACK COOL2とかも付いておりません。
まだバックプレートがプラスチック製で無いだけマシですね。

 

4コア化は可能か?

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上記のBIOS画面時にキーボードの「4」キーを何度も押せばACCが自動的に設定され、4コア化が可能です。
ちなみに私が持つPhenom II X2 550 Black Editionも4コア化が可能でした。
PhenomII_X4_B50_3_1GHz_M4A77TDPRO_CPU-Z

 

総評

値段が安かったから、と言う理由で購入してしまいましたが、6480円と言うマザーの割にはしっかりとした出来となっており、ローエンドユーザーからミドルレンジに向けては非常にお勧め出来る物となっています。

CrossFire時にはレーン数が残念なことになりますが、Radeon HD 4870 X2や4850 X2、Radeon HD 5970、GTX 295を使われている方にとっては正直1本のPCIE*16で事足りてしまうので十分すぎるマザーだと思います。

PCIスロット数も3本と最近のマザー的に非常に多く、PT2とサウンドカードと言った組み合わせもやりやすいのが特徴です。

4コア化の機能もばっちり、と言うより・・・4コア化のやり易さがGIGABYTE製のマザーより良かったりと結構便利なマザーボードでもあるので十分実用的だと思います。

見た目は余り良くありませんが、必要な機能は十分抑えれているマザーボードだと思うので個人的には満足感が高いマザーボードです。

現在もワンズにて6480円で販売されているようですので、購入される方はこの特価期間の間に如何ですか?

M4A77TD PRO
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