見た目じゃ分からない「DDR200対応」の転送モードなんて滅んでしまえと言うお話 #microSD

先日SanDisk製のCreatorシリーズのmicro SDXCカードを購入したものの、パフォーマンスの検証で本来「読込190MB/s、書込130MB/s」出なければいけない筈が「UHS-I相当の”98MB/s前後”」で頭打ちしてしまい、パフォーマンスが正常に計測できない事態が発生しています。

 

カード類には記載の無い「DDR200モード」というのが存在

調べたところ「DDR200モード」という謎の規格?が存在し、それに対応したメモリーカード + カードリーダーがセットで初めてパフォーマンスを発揮できるモノの模様。

DDRと聞くとメモリ(RAM)側の「DDR(Double Data Rate)」の方しか思いつかない訳ですが、「DDR200=UHS-II系に使われることの多い約200MB/s相当」の転送モードの模様。

あくまで転送モードの名前であり、書き込み速度保証がある「SD スピードクラス(Class 10/V30/V60/V90等)」とは別物の模様。

 

 

 

「DDR200対応」を謡うカードリーダーはあるが、規格では無いので見た目じゃ分からない

残念ながら「DDR200対応」を謡うカードリーダーは検索するとそこそこあるものの、規格では無いため「カードリーダー本体を見てもDDR200対応かどうかは一切分からない」というのが残念な点。

 

 

 

深掘りするとSanDisk独自規格の「QuickFlow」という独自規格もあるらしい

該当するSD UHS-Iカード・microSD UHS-I SDカードは、弊社独自の技術”SanDisk QuickFlow™”でUHS-I規格で定義された104MB/秒以上の転送速度を可能とし、この技術に対応した当社の新製品SanDisk Professional PRO READER SD/microSDと組み合わせて使用することで、いまだかつてない高速なデータ転送を実現します
エクストリーム プロシリーズは、UHS-Iの読み出し速度(最大200MB/秒)を実現します。

1. SanDisk QuickFlow™テクノロジーによる、読み出し最大200MB/秒、書き込み最大140MB/秒の高速データ転送(*1)

1. SanDisk QuickFlow™テクノロジーにより、最大 190MB/ 秒の転送速度を実現 (*1)

深掘りするとDDR200相当のSanDisk独自規格「QuickFlow」という独自規格もあるらしく、もしかすると今回購入したSanDisk Creatorシリーズのmicro SDXC 512GBモデル「SDSQXAV-512G-GN6MS」こちらの独自規格に対応している可能性も有りそう

 

 

 

パッケージ小さい裏面を確認すると…!?

1. 1GB=1,000,000,000バイト。実際のユーザーストレージ容量はこれより少なくなります。
2. 最大190MB/秒の読み出し速度。独自技術によりUHS-II規格(最大104MB/秒)を超える速度を実現。対応デバイスが必要です。
最大130MB/秒の書き込み速度。社内テストに基づく数値です。ホストデバイスのインターフェース、使用環境その他の要因により実際の性能は低下する場合があります。1MB=1,000,000バイト。
3. 個人会員限定。一部国では提供されません。サンディスククリエイター製品購入1点につき1回限り。アクティベーションコードの在庫がなくなり次第終了。利用規約の詳細はwww.sandisk.com/creator-irをご確認ください。サンディスクは予告なく本特典を変更または終了する権利を留保します。
4. 対応デバイスが必要です。
4K(4096×2160)および5.3K(5312×2988)のサポートは、ホストデバイス、ファイル属性、その他の要因により異なります。詳細はwww.sandisk.com/HDをご覧ください。

裏面確認していたら「独自技術により」と記載があり、SanDisk独自規格の「QuickFlow」である可能性が高いと思われます。

裏面に小さくこのような内容を記載するのは正直如何なものかと…。

 

 

 

QuickFlowについて

高速化と高付加価値を実現するIPサンディスクのDDR技術採用により、SDおよびmicroSD UHS-Iカードにおいて追加ストローブやピン(コスト増加要因)を使用せず104MB/sを超える速度を実現。米国特許第10129012号に記載の通り、サンディスクは物理ハードウェアに代わる信頼性の高い代替手段として、ファームウェアにおけるIOチューニングとデータサンプリング技術の活用で革新をもたらした。カード速度の向上は、クロックの立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの両方でデータをサンプリングすることで、クロックをダブルデータレートで動作させるように調整するファームウェアによって実現されています。当初の実装であるDDR200では、クロック周波数は208MHz以下に維持されたままで変更されませんでした。新実装であるDDR225(サンディスク・クイックフロー技術)では、クロック周波数を208MHz以上に引き上げ、標準的なUHS-Iカードの最大2倍の転送速度を実現します。独自設計・製造のNANDフラッシュメモリは、高性能なトリムとインターフェースを採用しており、これも高い性能レベルに貢献しています。

SanDisk側に「QuickFlow」の詳細の記載がある部分を抜粋、日本語訳しましたが「DDR200とは異なるアプローチでピンを増やさず独自で高速化したもの」と言えるでしょう。

「独自規格」のためカードリーダー側やカメラ、スマートフォン側の対応が不可欠で、基本的にSanDisk製品しか対応していないと思われるので、いくら高速と言えども、結局非対応とのデータのやり取りはUHS-I相当のパフォーマンス(読書98MB/s前後)になってしまう点にご注意を。

ほぼ対応機器が殆ど無い時点でパッケージやスペック記載の読書性能は出ることが無いので「マーケティング用の特許技術なのでは?」と思わなくも。

 

 

 

独自規格は滅んでしまえ

結論から言えばSanDisk系のSDカード、micro SDは独自の転送規格があり、商品情報やパッケージに記載のあるスペック類はその独自規格に対応したカードリーダーでしか性能を得られない可能性が高いので、注意が必要です。

独自規格、DDR200というモノは正直滅んで頂きたい。

というか自社製品以外で本来の性能を生かせないカードをクリエイター向きで売るのは如何なものかと感じます。

 

 

購入は以下より

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