Lenovo 14e Chromebook Gen3の簡単なレビュー #Lenovo #Chromebook

「Amazon.co.jp」で中古品のLenovo製のChromebook「14e Chromebook Gen3(82W7S09H00)」が特価になっていたので簡単なレビューを。

 

 

スペック一覧

 

メーカー Lenovo
型番 14e Chromebook Gen3 Type 82W7(82W7S09H00)
CPU Intel N100 4コア/4スレッド 最大3.4GHz
RAM LPDDR5-4800 4GB オンボード
SSD eMMC 5.1 64GB
ディスプレイ 14インチ、フルHD解像度(1920×1080)、TNパネル、非光沢
Wi-Fi MediaTek Wi-Fi 6(MT7921) 2×2/Bluetooth v5.2(M.2 2230、交換可)
WWAN Fibocom FM350-GL、4G/5G対応(nano SIM + eSIM、背面にスロット搭載、M.2 3052)
外部接続 USB 3(5Gbps) Type-A×2ポート、USB 3(10Gbps) Type-C(USB PD充電対応)×1ポート、3.5mmコンボジャック×1ポート
電源 USB Type-C経由(15V/3A(45W) or 20V/3A (65W))、約2時間で100%
Webカメラ 720p HD解像度(1280×720)
ディスプレイ出力 HDMI 1.4a×1ポート
バッテリー 3セル(4948mAh、57Wh、12.7時間駆動)
OS Chrome OS(2033年6月迄サポート)
サイズ 幅: 324.4 × 奥行: 216.2 × 厚: 19.3mm
重量 約1.45kg(1450g)

 

Intel N100(4C/4T)、メモリ4GB、eMMC 5.1 64GB、14インチ、フルHD解像度(1920×1080@60Hz)、TNパネル、タッチパネル非搭載、4G/5G対応SIMフリーWWAN(nano SIM+eSIM)、Chrome OS(2033年6月迄サポート)を搭載したChromebookです。

まず初めに断っておくと本製品のメモリは「LPDDR5-4800 4GB(オンボード)」でSSDも「eMMC 5.1 64GB(オンボード)」で増設等は一切行えません。

交換できそうなものは「M.2 2230の無線LAN程度」で、Wi-Fi 6E/Bluetooth v5.22×2接続のMediaTek製「MT7921」が搭載されているので、交換する必要は無いでしょう。

 

 

 

分解方法について

「14e Chromebook Gen3(82W7S09H00)」の分解方法については「YouTube」で解説していますので、そちらをご確認ください。

 

 

 

左側面

・充電用LEDインジケーター(赤色: 残り5%未満/黄色: 5~97%/緑色(97~100%)/オフ)

・USB 3(10Gbps) Type-C×1ポート(USB PD対応、Display Port 1.4対応(5120×3200@60Hz迄))

・USB 3(5Gbps)Type-A×1ポート

・3.5mm 4極 コンボジャック×1ポート(マイク入力、音声出力両対応)

 

USB Type-Cポートは「USB 3(10Gbps)対応」且つ「USB PD対応(最大20V/3A迄)」「DP Alt出力対応(DP 1.4出力/5120×3200@60Hz迄)対応」しており、実質HDMI 1.4出力より高機能なポートになっています。

ここまでUSB Type-Cを高機能にするならばUSB Type-Cポートを2ポートにして欲しかった。(それかHDMI 1.4をHDMI 2.0対応にして欲しかった)

残念ながら充電しながらディスプレイ出力はノートPC単体では行うことが出来ません。(USB PD/HDMI出力対応のUSB Type-Cハブ/ドッキングステーション系を用意すれば可能。)

 

 

 

右側面

・USB 3(5Gbps)Type-A×1ポート

・HDMI 1.4a出力(最大4K@30Hz迄)×1ポート

・ケンジントンロック

 

左右にUSB 3(5Gbps)のType-A×1ポートずつ搭載しており、マウスを使用する場合は左右どちらかが選べます

因みに「HDMI 1.4a出力(4K@30Hz迄)」となるため、4K@60Hz以上の出力を行う場合は左側面にあるUSB Type-Cポート(10Gbps/USB PD/DP Alt出力)を使用しましょう

 

 

 

背面

・SIMスロット(nano SIMカード、eSIMにも対応)

 

背面は「SIMカードスロットのみ」で、SIMピンが必要なタイプ

搭載しているモデムは「Fibocom FM350-GL 5G Sub6、4G/5G対応 SIMフリー(nano SIM、背面に搭載)」で、物理SIM以外に「eSIM」も対応しているのはメリット。

 

 

 

ディスプレイ

ディスプレイは「14インチ、フルHD解像度(1920×1080@60Hz)、TNパネル、非光沢」となり、視野角はTNパネルのため「悪い」ように感じます。

全体的に白っぽく、色域はかなり狭いのがぱっと見で分かるレベル。

 

 

左右の色変化はまだマシですが、上下からの色変化は大きく「安価なPCに多いTNパネル」です。

 

 

 

ヒンジはほぼ180度まで開く

ディスプレイのヒンジは「ほぼ180度まで開くタイプ」で、この辺は比較的お金が掛かっています

どうせならディスプレイをタッチパネル付きにしてくれれば完ぺきだったのに…と思わなくも。

 

 

 

Webカメラ

Webカメラはディスプレイ上部に搭載されており、解像度は「HD解像度(1280×720)」のため画質は期待できないでしょう。

一応プライバシー用の物理シャッター付き(赤色時が遮蔽)のため、不要な場合はWebカメラが起動しても映らないようにすることが可能。

 

 

 

キーボード

Windows系PCとは異なる配列で、F1~F12辺りのキー類がChromebook配列になっています。

キーの押し心地は安価なPC系に多い「たわむタイプ」で、Enterを押したら右側のキー類が若干沈んでしまうという必要最低限のキーボードです。

 

 

電源ボタンもキーボード上にあり、押し心地も他キーと同じのため「誤って押してしまう」という可能性が高く、利便性は良くありません。

このタイプのキーボードは一刻も早く絶滅して欲しい存在すること自体が「悪」と言えます。

 

 

 

タッチパッド

タッチパッドは安価なPCに多い「シーソー式」で、非常に扱いづらい形。

上下のスクロール後に左右のボタンを押そうとした際にカーソルがズレてしまう事が多いため、個人的にはこの方式を採用するノートPCは選択肢から外れます。(今回は特価だったため妥協していますが。)

 

 

 

底面

底面には「シリアルナンバー、IMEI」等記載有り。

分解時は底面のネジを外して、分解は可能。

 

 

 

分解方法

分解方法は比較的簡単で、裏面の計10個のネジを「電動精密ドライバーセット」で外して「オープンツール」「不要になったクレカ」等を使ってヒンジ部分から分解していくことをお勧めします。

 

 

 

まとめ

・ディスプレイの品質が低すぎる

ディスプレイは「14インチ、フルHD解像度(1920×1080)、TNパネル、非光沢」というスペックで、視野角が狭く、全体的に白っぽいため「せめてディスプレイぐらいはまともなものが欲しい」というのが正直な意見。

スペックは低くてもこの部分のコストカットは正直に微妙でした。

 

・キーボードやトラックパッドの出来もお察し

キーボードやトラックパッドの出来もコストカットの塊で、「押したキー周辺がたわんで沈んだり」、安価なPCに多い「トラックパッドもシーソー式(1ボタン式)」「電源ボタンもキーボード右上にある」というお粗末さで「無いよりかはマシ」といった程度。

 

・分解しても得られるものは少ない

先にも述べた通り、分解しても「メモリ4GBオンボード」「SSD(eMMC 64GB)もオンボード」「無線LANは交換可(MediaTek Wi-Fi 6(MT7921) 2×2/Bluetooth v5.2(M.2 2230))」「4G/5G対応WWAN(nanoSIM/M.2 3052)で交換可」ぐらいで、分解する価値がありません。

分解の過程でノートPCに傷を入れてしまったり、壊してしまうリスクもあり、「ほぼデメリットしかない」と言えます。

 

・Intel N100/4GBでも困らないChrome OS(2033年6月迄サポート)

Intel N100(4C/4T、3.4GHz)、RAM 4GBでも困らない「Chrome OS(2033年6月迄サポート)」で、サポート自体も2025年12月現在で約7年残っているので十分でしょう。

どちらかと言えばバッテリーやディスプレイ等が先にお亡くなりになる気がするので、この部分は気にする必要が無いのはメリット。

 

 

購入は以下より

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