ドスパラ製の14インチノートPC「raytrek X4-T」を分解する

ドスパラ製の14インチノートPC「raytrek X4-T」を分解する

先日ドスパラ製の14インチ、Intel第11世代Core i7-1165G7を搭載するノートPC「raytrek X4-T」を入手する機会があったので分解方法を纏めました。

 

裏面のネジ×5個を外す

裏面にある計5つのネジを取り外します。

予め記載しておきますが「ネジの長さが比較的バラバラ」なため、取り外し時には長さを覚えておきましょう

 

 

 

ヒンジ側から分解用のヘラを使って開けていく

「raytrek X4-T」の本体裏左上のヒンジ側から分解用のヘラやピック、クレジットカード、ポイントカード等を使って慎重に開けていきましょう

「raytrek X4-T」裏面はアルミ素材を使っているためか、やけに固いのでクレジットカード、ポイントカード等を使うよりも分解用の上記工具類を使った方が圧倒的に早く、傷つけずに開けられます

 

 

 

基板とご対面

「raytrek X4-T」のメイン基板とようやくご対面。

上記画像の赤枠がM.2 2280(NVMe/PCIe 3.0×4接続)のスロットとなっています。

交換できるのは実質M.2 2280 SSD×2個とバッテリーのみとなっており、無線LAN等はオンボードとなるため交換できません。(後ほど画像は掲載します)

何気に14インチのノートPCで2スロットのM.2 SSD用スロットを搭載しているのって凄くないですか?

これだけで欲しいって方、結構いらっしゃいそうです。(最近のノートPCって15インチ級でもM.2 SSD×1本とか平気でありますから…)

 

 

 

バッテリー上のM.2 2280スロット

バッテリー直上のM.2 2280スロットは基板の記載を信じると「Key B&M(NVMe/NGFF)」NVMe(PCIe 3.0×4)とNGFF/SATA3に両対応の模様。

因みにこちらがプライマリで1本目はこちらに挿した方が無難です。

 

 

 

CPU右側のM.2 2280スロット

広告

CPU右上にあるM.2 2280スロットは基板の記載を信じると「Key M(NVMeのみ)」NVMe(PCIe 3.0×4)のみの模様。

セカンダリM.2 2280スロットはM.2 SATA/NGFFには非対応ですが、2本ともNVMe SSDで増設できるのは心強い

 

 

 

Wi-Fi/無線LAN

無線LAN(Intel AX200/Bluetooth v5.2)はオンボードタイプ(M.2 1216)で、まず交換は不可能です。

 

 

 

バッテリー

型番:537077-3S(3ICP6/70/78)
電圧:11.4V
容量:4825mAh(4900mAh)/55Wh(55.86Wh)
製造元:东莞赣锋电子有限公司(DONGGUAN GANFENG ELECTRONICS CO., LTD.)

バッテリーは11.4V/4900mAh/55.86Whの製品が使われており「AliExpress」でも数は少ないもののバッテリーは販売されているようでした。

 

 

 

CPU

CPUは4つのネジを取り外すことで接地面&ヒートパイプを取り外せます。

グリスは比較的ウェットでしたが、どうせならという事で塗りなおしておきました。

 

 

以上でドスパラ製の14インチ、Intel第11世代Core i7-1165G7を搭載するノートPC「raytrek X4-T」の分解を終わります。

お疲れさまでした。

適当な解説カテゴリの最新記事