- PCケースの買い替えを決意するも… – Recon-ReviewDays
- Lian Li「V3000 PLUS」が日本限定5台で発売開始、但し33kg… – Recon-ReviewDays
2週間程前から「Main PC用のPCケースはどうするか?」という話を暫くしていましたが、ようやくケースを購入することが出来ました。
PCケースを選ぶ条件
・2.5/3.5インチドライブが×3台以上積める(データ用ドライブ、ゲーム用ドライブ、バックアップ用ドライブ)
・出来れば2.5/3.5インチドライブがホットスワップに対応していると助かる(緊急時データの退避、動作確認時に利用するため)
・ケース外部は白色の方が望ましい(埃が積もっても目立ちにくい&皮脂汚れが目立ちにくい)
・PCケース内の色は白色が望ましい(ケース内でネジ等のパーツ類を落とした際に見つけやすい&撮影時に綺麗に写るため)
・電源の位置が2.5/3.5インチドライブと被らない方が望ましい(電源のプラグインケーブルを増減させる際に2.5/3.5インチベイを取り外さないといけないのが煩わしい)
・GeForce RTX 4090が取り付けられる(横幅350mm以上且つPCIe 5.0 12ピンを直接挿しても側面の蓋が問題なく閉められるケース)
・ケース本体は軽い方が望ましい(10~20kg以下)
・ケース天板、左側面、右側面等各パーツ類が取り外せる方が望ましい(組込み後、設置したい場所に移動させる際に軽い方が腰への負担が減らせるため)
当方が重視した条件類は上記の通り。
これまでの経験を元にかなり吟味しました。お陰で全ての条件をクリアできるPCケースがかなり限られてしまったのがアレでしたが…。
以前までLian Li製のミドルタワーケース「LANCOOL II-X」を愛用していた
- LANCOOL II – ディラック株式会社
- LANCOOL II-X – Lian Li
以前まではLian Li製の「LANCOOL II-X」を愛用していたのですが以下項目で不満がありました。
長めのPC電源を使うと2.5/3.5インチベイと干渉する
奥行きが長いハイエンド系の電源を使用するとプラグインケーブルが「2.5/3.5インチベイ」と干渉してしまい、「一旦電源を抜いてケーブルを抜き差しする or 2.5/3.5インチベイを手前にずらす(限度有り)」のどちらかになっていました。
2.5/3.5インチベイを取り外すことが出来れば面倒がなかったのですが「LANCOOL II-X」の場合は取り外せず、手前にずらすという選択肢しか用意されていなかったため、組み換え時にストレスが溜まるという状況でした。
正直電源を置いた対面に2.5/3.5インチベイを置くと、奥行きがないPCケース系は同様の問題でストレスが溜まることは間違いないので、電源を別の場所に配置する系のケース(※Lian Li O11 DYNAMIC XL-W ROG、CORSAIR 680X RGB、HYTE Y60等)の方が後から配線系を弄るのは楽になると思います。
ケース内部が黒いのでネジを落とした際に探すのに苦労した
当方が購入したモデルは「LANCOOL II-X」の黒色モデルだったためケース内でネジを落とした際に探すのが大変で、これまたストレスに。
これからはケース内部が白色のモデルしか買わないと思います。
RTX 4090使用時に8ピン×4→PCIe 5.0 12ピン変換ケーブルを挿すと蓋が閉まらなかった
- GeForce RTX 4090は横幅よりもPCIe 5.0 12ピン変換による高さがネックとなる可能性が高い – Recon-ReviewDays
GeForce RTX 4090使用時に「8ピン×3 or 4本→PCIe 5.0 12ピン変換ケーブル」を挿すとケース左側面の蓋を閉めることが出来ず、開けっ放しになっていました。
これはPCIe 5.0 12ピン電源を直接挿せるATX 3.0電源に買い替えることで解決することが出来ますが、それでも電源ケーブルへの曲げの角度がキツくなりやすい(発熱、焼損の原因)ため買い替えを検討し始める原因でした。
裏配線がやりにくい
マザーボードの下に電源を置く形状であるが故にマザーボード左上にあるCPU用のEPS 12V用4/8ピンケーブルが届かなかったり、ギリギリ過ぎて綺麗に配線が出来ない、裏配線に余裕が無さすぎて右側面の蓋が閉まらない等配線に関してはかなりタイトなPCケースでした。
一応裏配線を綺麗に隠すための裏蓋は用意されているのですが、配線用の穴が小さく「そうは通さんやろ!」という所に穴が開けてあったりと「この状態なら裏配線を隠す蓋の必要性とは…」といった状態。
ミドルタワーの中では割と大きめのケースだっただけにその点が残念でした。
360mmラジエーターが前面にしか取り付けられない
- GeForce RTX 4090は横幅よりもPCIe 5.0 12ピン変換による高さがネックとなる可能性が高い – Recon-ReviewDays
「LANCOOL II-X」は360mmの簡易水冷および本格水冷を使用する際には「前面のみしか360mmラジエーターを固定できない(天板は240mm迄)」という欠点があり、これを行うと「グラフィックカードの取り付けられる横幅が制限される(355.5mm以下)」という罠があります。
当方はCOOLER MASTER製の「MasterLiquid ML360L V2 ARGB White Edition」と「RTX 4090 AMP EXTREME AIRO」を取り付けていましたが、「上記記事」のように「グラフィックカードを入れるにも斜めで入れる、抜く際も同様に斜めから」という事を徹底しなければラジエーターの冷却部分を傷つけてしまう形となり「一切余裕のない形」でした。
なので360mmラジエーター+RTX 4090のような横幅の長いグラフィックカードを追加する予定の方はお気をつけて。
安価なファン用3/4ピン増設、コントロール基板が欲しかった
- UNI FAN SL V2シリーズ – Lian Li
- Lian Li、最大6基を同時運用できるデイジーチェーン対応ファン「UNI FAN SL V2」シリーズ – エルミタージュ秋葉原
ここ最近のケース系はファン電源ハブ/コントロール基板をアクセスしやすい所に設置し、そこからファンの配線することでOS上からファン速度を管理、コントロール出来るものが増えてきました。(NZXTやCORSAIR等)
- LIANLI UNI FAN 検索 – Amazo.co.jp
- ファン 増設 ハブ 検索 – Amazon.co.jp
しかしLian Li系はこの辺の展開が「ケースファンありきの販売(UNI FAN SL V2シリーズ)」となっており、価格もかなり高価(専用接点3連ファン+コントローラーで1.3万円前後)なためなかなか購入に踏み切れないのがネック。
ある意味専用品とはなりませんが、他社系のファン増設用のハブを買って無理矢理つけるのが無難なところでしょう。
この辺は他社と比較すると遅れている、劣っている点と言わざるを得ません。
追記
- Lian Li、L-CONNECT 3対応のUNI FAN専用コントローラ計3モデル発売 – エルミタージュ秋葉原
- UF-SL-L-CONNECT3 – ディラック
とか言ってたら「UNI FAN専用コントローラ計3モデルの新製品」が発表されてしまった。
なんというタイミング。でも「UNI FANシリーズは専用のコントローラー」なので汎用性はあまり高くなさそう。
それ以外は非常に満足の高いケースだった
・オプション(有料)でUSB 3.1 Gen2 Type-C(10Gbps)追加キットが用意されている(これぐらいはさすがに初めから付けといて欲しい)
・オプション(有料)で2.5/3.5インチベイにホットスワップベイ×4台分を追加できる(これはオプション販売で正解)
・E-ATX対応で余裕のあるサイズ感
・前面の360mmラジエーターを出来る限り前面にせり出して内部スペースを節約する工夫(RTX 4090の355mmという長さの前には効果は無かったものの)
・ケース左右のパネルが蝶番付きで開く&取り外し可能なためケースの移動時に軽量化が可能だった
・ケース前面のRGB LEDは接触式接点(でも電源供給元はSATA電源)で電源を供給できるためケーブルが煩雑とならない仕様
それら以外では非常に満足度の高いPCケースであり、RTX 4090 + 360mmラジエーターの件が無ければきっと使い続けていたかと思います。
私が購入したPCケースは…
長々とすみません。私が購入したPCケースは…
- PC-O11D XL – E-ATX ,ATX Full To wer Gaming – Lian Li
- O11Dynamic XL ROG Certified – ディラック
- LIANLI フルタワーケース O11Dynamic XL ROG Certified WHITE 日本正規代理店品 – Amazon.co.jp
- LIANLI フルタワーケース O11Dynamic XL ROG Certified WHITE 日本正規代理店品 – 楽天市場
- LIANLI フルタワーケース O11Dynamic XL ROG Certified WHITE 日本正規代理店品 – Yahooショッピング
Lian Li製の「O11 DYNAMIC XL-W ROG」です。
PCケースを選ぶ条件と比較
・2.5/3.5インチドライブが×3台以上積める(データ用ドライブ、ゲーム用ドライブ、バックアップ用ドライブ) → 3.5インチ×4台有り(しかもホットスワップベイ)
・出来れば2.5/3.5インチドライブがホットスワップに対応していると助かる(緊急時データの退避、動作確認時に利用するため) → 3.5インチ×4台有り(しかもホットスワップベイ)
・ケース外部は白色の方が望ましい(埃が積もっても目立ちにくい&皮脂汚れが目立ちにくい) → 「O11 DYNAMIC XL-W ROG」なら外部も内部も白色。
・PCケース内の色は白色が望ましい(ケース内でネジ等のパーツ類を落とした際に見つけやすい&撮影時に綺麗に写るため) → 「O11 DYNAMIC XL-W ROG」なら外部も内部も白色。
・電源の位置が2.5/3.5インチドライブと被らない方が望ましい(電源のプラグインケーブルを増減させる際に2.5/3.5インチベイを取り外さないといけないのが煩わしい) → 電源の位置はマザー裏面側に位置するため配線はし易そう
・GeForce RTX 4090が取り付けられる(横幅350mm以上且つPCIe 5.0 12ピンを直接挿しても側面の蓋が問題なく閉められるケース) → 海外系レビュー動画で搭載した動画あったためクリア
・ケース本体は軽い方が望ましい(10~20kg以下) → 13.75kgとケースがやや小さい分やや軽め
・ケース天板、左側面、右側面等各パーツ類が取り外せる方が望ましい(組込み後、設置したい場所に移動させる際に軽い方が腰への負担が減らせるため) → 左側面、右側面、前面の取り外しに対応。但し外れて欲しい上部は外れない模様
ケース本体のサイズ感はやや物足りなさを感じるものの、当方が「PCケースを選ぶ条件」として望む機能系はほぼ搭載されているのがポイント。
個人的にはケース内の大きさをもう3~5cm程度大きくして頂いて、より余裕を持ったデザインだと良かったのになと思いますが「現時点でコンパクトながらパーツを問わず入るケースである」という事を考えれば最適解でしょう。高かったですが。
既にケース自体は発注済みで、到着を待つのみの状態となっていますので、気が向けばレビューが出来ればなぁと。