3.5インチ、7200RPM、5年保証のWestern Digital製WD Gold 8TBモデル「WD8003FRYZ」のレビュー #WesternDigital #WD #HDD #自作PC

先日NTT-X StoreにてWD Gold 8TB「WD8003FRYZ」が安価に販売されていたため、簡単にレビューを行っていく。

 

 

スペック一覧

 

メーカー Western Digital(WD)
シリーズ WD Goldシリーズ
型番 WD8003FRYZ-01JPDB1
規格 3.5インチ
容量 8TB
インターフェース SATA3(6Gbps)
ヘリウム ヘリウム充填型HDD
回転数 7200RPM
キャッシュ 256MB
内部転送速度 225MB/s
セクタ方式 4Kセクター
MTBF(平均故障間隔) 200万時間
動作時間 24時間、365日駆動OK
消費電力 アイドル時:5W
動作平均:6.7W~7.1W
動作音 アイドル時:20dBA
動作時平均:36dBA
重量 約715g
発売日 2018年3月頃
保証 メーカー5年間、代理店(CFD)1年間
公式URL URL

 

Western Digitalの最上位HDD「WD Goldシリーズ」に属する3.5インチ、8TB、7200RPM、256MBキャッシュ、ヘリウム充填、メーカー5年間保証(代理店CFD1年間)のHDDとなっており、1年あたり最大550TBのデータ処理、「24時間駆動、365日動作」の条件がクリアできる設計のデータセンター向けの製品となる。

 

 

 

パッケージ及び付属品一覧

NTT-X Storeにて購入した商品だったが代理店は「CFD販売」となっており、代理店保証は1年間となっていた。

なお「WD Goldシリーズ」メーカー5年間保証となるため、代理店保証の1年が過ぎた場合はWestern Digitalに問い合わせる必要がある点に注意。

 

付属品一覧

付属品といっても実質梱包材とHDD本体のみというシンプルさで、特に保証書が入っていたりテックウィンド取扱製品のように保証シールが付属している訳でもなかった

 

 

 

保証期限の延長方法は以下より

保証期限の延長方法は別記事にて解説しているため、そちらで確認して欲しい。

 

 

 

HDD外観

WD Blueシリーズと比べるとSATA端子周辺、型番シールが貼ってある部分のデザインがやや異なっていることが分かる。

恐らくこれはヘリウム充填を行っている影響かと思われる。

 

 

 

CrystalDiskInfo

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当然のことながら「健康状態、HDD温度、対応規格(ACS-2、ATA8-ACS version 4)、対応機能(S.M.A.R.T.、APM、NCQ)、回転数(7200RPM)、電源投入回数、使用時間等」取得が可能。

 

 

 

CrystalDiskMark 128KiB~1GiB

CrystalDiskMark 7.0.0 x64にてキャッシュサイズを「128MiB/256MiB/512MiB/1GiB」に設定し、計4パターンを測定した。

HDD=Seq:読書150~200MB/sというイメージがあったが、実際計測してみるとSeq1M Q8T1で読込平均:232.6MB/s、書込平均:226.55MB/sSeq1M Q1T1で読込平均:229.6MB/s、書込平均:228.06MB/sと、イメージを遥かに超えるパフォーマンスを発揮している。

 

 

 

HD Tune Pro 5.75

HDDの外周に行くに連れてパフォーマンスが落ちて行っているのは最早恒例行事だが、ベンチマーク計測開始時点で約230MB/s近いパフォーマンスが有るため、緩やかにパフォーマンスが落ちて行っている

 

 

Random Access

左:Random Access Read
右:Random Access Write

 

Random Accessの読書も同時に計測した。

HDDらしい数値となっており、この部分を見てしまうと4Kランダムの性能が大きく生かされるOSブート用ドライブはSSD、データ用の倉庫はコスパ的にHDDといった「適材適所」が一番だと思い知らされる。

 

 

 

Extra tests

左:Extre tests Read
右:Extra tests Write

念のためExtre tests(4Kランダム、I/O性能等)の読書も掲載しておく。

 

 

動作音

「WD8003FRYZ」にデーターをコピーしている際にシーク音を撮影した。

全体的にヘッドが動いている際に発生しているシーク音(ゴリゴリ)は比較的大きく、東芝製のHDDを感じさせるような音だった。

ケースによっては振動、音がより大きく、もしくは小さく聞こえる可能性もあるため、音に敏感な方は注意して欲しい。

 

 

 

まとめ

データセンター向けの高耐久HDDで重要なデータを置いておくのも安心

Seq読書のパフォーマンスも230MB/s弱、5年間保証といった安心感のあるパフォーマンスが発揮されており、データセンター向けのシリーズという安心感は伊達じゃない

8TBへのHDDへのコピーは非常に時間の掛かるもので、WD Blue 4TBからWD Gold 8TBへのコピーを行うだけで約10時間近く掛かったことを考えるとSeqはやはり速ければ速いに越したことはない

 

コスパの悪さは”時間を買う”という意味で解決

WD Blueシリーズに比べると価格は倍近くしており、お世辞でも「コスパは良い」とは到底言えない

しかし長期間重要なデーターを置く場合のメインドライブはこちら。バックアップはWD Blueシリーズで複数といった運用を行えばデータを失うといった最悪の事態は避けられるはずで、2年に1度データを移行する手間が5年に1度になることを考えれば時間を買うという意味ではアリかも知れない。

 

保証の延長対応は忘れずに

WD Goldシリーズはコスパの都合上頻繁に在庫が売れるといった機会は少ないため、実際に購入した日付+5年の日付と生産日+5年間の日付に大きな剥離が出ている可能性がある

WDポータルで保証を確認後、保証の延長、更新対応を忘れずに行おう。

 

 

購入は以下より

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