DPI 100%で字の小ささに悩むことの無い31.5インチWQHD IPSパネルディスプレイ「VX3276-2K-MHD-7」をチェックする #ViewSonic #ビューソニック #ディスプレイ

NTT-X StoreにてViewSonic製の31.5インチ WQHD解像度、IPSパネル採用のPC/AV用ディスプレイ「VX3276-2K-MHD-7」夜限定クーポン特価29,980円、送料無料で販売されているため、サブディスプレイ用に購入した。

 

 

 

スペックなどの詳細は以下の通り。

 

メーカー ViewSonic Japan
型番 VX3276-2K-MHD-7
サイズ 31.5インチ ワイド
解像度 WQHD(2560×1440)、16:9
パネル IPSパネル(ノングレア、非光沢)
ドットピッチ 0.273mm
ベゼル 超狭額縁ベゼル
FreeSync 非対応
Flicker Free 対応(チラつき無)
ブルーライトフィルター 搭載
視野角 178/178度
最大輝度 250 cd/m²
コントラスト比 1200:1 (通常)
表示色 10億7000万色(10bit Color)
応答速度 8ms(標準時)、4ms(オーバードライブ時/GTG)
入力端子 Display Por 1.2×1(4K 60Hz)、Mini-DisplayPort 1.2×1(4K 60Hz)、HDMI 1.4a×2(4K 30Hz/HDCP) 計4系統入力
スピーカー 2W×2、ステレオスピーカー
3.5mm入出力 入力:非搭載
出力:3.5mmジャック×1
USBハブ 非搭載
チルト 対応(下-4度、上15度)
VESA 100×100mm
電源 内蔵
消費電力 通常:48W(最大)
ECOモード:36W
スタンバイ:0.3W以下
本体サイズ W:712.89×H:503.87×D:230mm
質量 約6.2kg(スタンド有)
約5.6kg(スタンド無)
保証 3年保証(パネル、バックライトを含む) ※詳細
付属品 電源ケーブル1.5m、HDMI 1.5m、クイックスタートガイド、保証書
URL メーカーURL

 

31.5インチWQHD解像度(2560×1440)、IPSパネル、非光沢、極細ベゼル、4系統ビデオ入力(DP1.2×1、Mini-DP 1.2×1、HDMI 1.4a×2)、2W×2 ステレオスピーカー、電源内蔵、チルト対応、USBハブ非搭載、3年間メーカー保証(パネル、バックライトを含む)といったPC、AV用のディスプレイとなっている。

 

特筆すべきは31.5インチにも関わらず4K2K解像度(3840×2160)ではなく「WQHD解像度(2560×1440)」のIPSパネルを採用していることだろう。

 

 

 

画素ピッチ比較表

ディスプレイサイズ、解像度 画素ピッチ
42.5インチ4K2K解像度(3840×2160) 0.245mm
40インチ4K2K解像度(3840×2160) 0.230mm
37.5インチシネコン(3840×1600) 0.229mm ※38UC99-W
32インチ4K2K解像度(3840×2160) 0.184mm
31.5インチ4K2K解像度(3840×2160) 0.181mm
31.5インチWQHD解像度(2560×1440) 0.272mm VX3276-2K-MHD-7
27インチ4K2K解像度(3840×2160) 0.155mm
27インチWQHD解像度(2560×1440) 0.233mm
24インチWUXGA解像度(1920×1200) 0.258mm
23.8インチFull HD解像度(1920×1080) 0.274mm ※世の中に多いディスプレイ
21.5インチFull HD解像度(1920×1080) 0.248mm ※世の中に多いディスプレイ

※参考

通常31.5インチにもなると4K2Kのディスプレイとなる事が多いが、敢えて1段階下げた「WQHD解像度(2560×1440)」となっている為、DPI 100%でも文字サイズが23.8インチフルHD(1920×1080)とほぼ同じ画像ピッチとなっており、文字サイズを変えずにフルHDからWQHDに移行することが出来る珍しい製品と言える。

 

過去に27インチWQHDや4K2K、31.5インチ4K2Kディスプレイ等利用してきたが、どれも画像ピッチの問題で字の小ささで困ることが多かった

 

「DPIを125%、150%にすればいいのでは?」と思う方も多いと思うが、Windowsは高DPIの対応がまだまだ途中であり、Windows上で動く無料、有料のソフトウェアで文字サイズが以上に大きくなって見切れてしまったり、小さくなりすぎたり等、まだまだ不都合が起きることが多い

だからこそ筆者は「DPIは100%で見やすいディスプレイが必要であり、必須条件」としている。

 

その点「VX3276-2K-MHD-7」は23.8インチフルHDディスプレイと同等の画像ピッチで、より高解像度なWQHD環境で利用できるため、若い人からお年寄りの方まで幅広く使っていただける製品だと言えそうだ。

 

 

 

パッケージ及び付属品一覧

  

31.5インチとなるもののパッケージは必要最低限の梱包サイズとなっているため思ったより小さい。

パッケージの重量は約8.2kgとなっており、持って帰るには辛い重量だ。

 

 

<付属品一覧>

・ディスプレイスタンドパーツ(支柱)
・修理規定書
・プラスドライバー
・ネジ2種類(2本+1本)
・クイックスタートガイド(日本語無)
・HDMIケーブル1.5m
・電源ケーブル1.5m
・ディスプレイスタンド(本体)

 

付属品は比較的充実しているものの、Display PortケーブルやMini-Display Portケーブル等は含まれていないため、別途買い足す必要がある

 

 

 

ディスプレイの薄さは驚異的

今までディスプレイを数十枚買い変えてきたが、ここまでの薄さを実現したディスプレイは購入したことがなかった

まるでテレビの様な薄さで、電源内蔵と言う割には薄い。ここも他社製品と十分差別化出来ているように見える。

 

 

 

手元にあったiPad 9.7 Late 2017(TPUケース付)と比較してみたが、最薄部の部分はiPad 9.7 Late 2017(TPUケース付)よりも薄く見える

 

 

 

流行りのベゼルレスデザイン

 

マルチディスプレイにも応用可能なベゼルレスデザインとなっており、ディスプレイ下部以外はかなり攻められた狭額縁となっている。

 

 

 

IPSパネルで視野角は広い

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「VX3276-2K-MHD-7」IPSパネルを採用しているため左右178度の高視野角となっている。

 

 

上下の視野角も比較的確保されており、簡単に動画を視聴したが残像感はなく、AV用途にも十分活用できそうだ

 

 

液晶はノングレアの非光沢仕様映り込みは少ないものの、ディスプレイ本体が31.5インチと大きいだけに影響を受けやすい

 

 

 

DPI 100%でも見やすい文字サイズ

ディスプレイサイズ、解像度 画素ピッチ
31.5インチWQHD解像度(2560×1440) 0.272mm VX3276-2K-MHD-7
27インチ4K2K解像度(3840×2160) 0.155mm
27インチWQHD解像度(2560×1440) 0.233mm
24インチWUXGA解像度(1920×1200) 0.258mm
23.8インチFull HD解像度(1920×1080) 0.274mm ※世の中に多いディスプレイ
21.5インチFull HD解像度(1920×1080) 0.248mm ※世の中に多いディスプレイ
12.1インチWUXGA解像度(1920×1200) 0.136mm ※Let’s note SV7

 

ディスプレイ出力用に用意していたPanasonic製のモバイルノートPC「Let’s note SV7(12.1インチWUXGA解像度)」「VX3276-2K-MHD-7」の画素ピッチを比較した。

Let’s note SV7は12.1インチWUXGA解像度となっているため画素ピッチが「0.136mm」「VX3276-2K-MHD-7(0.272mm)」ちょうど半分のサイズとなっていることが分かる。

 

 

左:Let’s note SV7(12.1インチ/WUXGA/0.136mm)
右:VX3276-2K-MHD-7(31.5インチ/WQHD/0.272mm)

 

そこでDPI 100%の状態でコンピュータの文字サイズを比較した

画素ピッチのサイズ上は2倍の開き(0.136mm/0.272mm)があるが、見やすさで言えば3倍近く見やすく感じられる結果となっている。

やはり字のサイズ的には「VX3276-2K-MHD-7」万人向けと言えるだろう。

 

 

 

ディスプレイ背面

  

ディスプレイ背面にはVESAマウント(100×100)ディスプレイスタンドの固定部分、ケンジントンロックを搭載。

VESAマウント(100×100)を搭載しているため自分の好きなディスプレイスタンドやモニターアーム類を取り付けることが出来る

 

 

 

ディスプレイスタンドは並、高さ調節機能は無し

  

ディスプレイスタンドは「高さ調節無し」、「チルト対応(上下角度調整、下4度/上15度)」のみとなっており、ハイエンド機に多いピボット(縦横切り替え)やスイーベル(左右首振り)には対応していない

 

 

  

スタンドは一部組み立て式となっており、付属のネジとドライバー1本を使って支柱を固定する

スタンドは鉄製のようで、他製品を傷つけやすいため慎重に作業したい。

 

 

 

ディスプレイとスタンドの固定はネジ2本となっており、こちらも付属のドライバーで固定する。

スタンドの固定方法は他メーカーに比べ安っぽく、ドライバーが必須となっているためコストダウンの影響が見受けられる

 

 

 

チルト(上下角度調整)は下-4度/上15度)迄対応

チルトは下-4度、上15度迄対応しており、必要十分だ。

 

 

 

操作ボタン類

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操作ボタンは背面側に搭載されているため非常に操作しづらい。

 

 

  

設定UIはかなり細かく分類されており、ボタンが背面に搭載されているため段々どこを押しているのか分からなくなってきてしまう

ここまで複雑ならばPC上のソフトで設定するか、別途リモコンが欲しくなってきてしまう

 

 

 

ディスプレイ入力端子類

左から

・HDMI 1.4a(HDMI入力1)
・HDMI 1.4a(HDMI入力2)
・Display Port 1.2
・Mini-Display Port
・3.5mmイヤフォンジャック出力

となっている。

HDMI×2系統、Display Port1系統、Mini-Display Port×1系統の計4系統入力で、PCをDP/Mini-DPで入力することが出来ればHDMI×2系統が余るため、HDDレコーダーやゲーム機器を接続する余裕が出来る。

 

 

 

電源はディスプレイに内蔵

電源はディスプレイに内蔵している。

本体の薄さから外付けのACアダプタか…と思っていただけに予想外だった

 

 

 

まとめ

・狭額縁、驚嘆するディスプレイの薄さ、電源内蔵

4辺の狭額縁、ディスプレイの薄さ、そして電源内蔵と価格の割に驚かされる部分が多いディスプレイだ。

3万円以下で購入できるディスプレイの中では高級感があり、見やすさも上々。色々な方にお勧めできる

 

・操作性には難ありだが、万人受けするディスプレイ

操作するボタン類が背面に搭載、設定項目が思っていたより細かく設定できる分、操作性に難があるもののディスプレイサイズ、解像度、文字サイズから見て「万人受けするディスプレイ」と言えそうだ。

 

・PCやAV用途にも必要十分な映像入力、音声出力端子を搭載

HDMI 1.4a×2、Display Port×1、Mini-Display Port×1の計4系統入力のため、PCの入力をDPかMini-DPにする事でHDMI 1.4a×2ポートを他の機器接続用に残すことが出来る。その為HDD/Blu-rayレコーダーやゲーム機器(PS3/4/Xbox/Switch等)を接続できるのもメリットだ。

 

・ネックは本体サイズか

日本で販売されているPC用デスクの殆どは高さや横幅の制限で大きなディスプレイを置くことが出来ないものが多い

その為ディスプレイを購入する前に今一度ディスプレイのサイズをチェックし、干渉しないかどうかチェックしていただきたい。

 

 

 

購入は以下より

 

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