A-DATA USB 3.1対応の3TB外付けHDD「AHM900-3TU3-CUSBK」の外観、パフォーマンスをチェックする #ADATA #HDD #外付けHDD #PS4

先日A-DATA Japanより3TBの外付けHDD「AHM900-3TU3-CUSBK」をご提供いただいたため、外観レビューとパフォーマンスのチェックを行っていく。

 

 

 

メーカー A-DATA
シリーズ名 HM900シリーズ
型番 AHM900-3TU3-CUSBK(3TBモデル)
容量 3TB(約3000GB)
接続 USB 3.1 Gen1(5Gbps)、USB 3.0/2.0下位互換 ※micro USB Type-B
対応OS Windows XP以降
Mac OS X 10.6以降
Linux Kurnel 2.6以降
搭載HDD Seagate 3TB(ST3000DM007)、2TBプラッタ×2枚、256MBキャッシュ、最大185MB/s
消費電力 平均12W
付属品 USB 3.1 ケーブル、クイックスタートガイド
管理ソフト HDDtoGo ※Windowsのみ対応
対応機能 TV録画対応、ワンタッチスマートバックアップ&同期機能(HDDtoGo使用)、AES 256暗号化対応、衝撃・振動検出機能、LEDランプ(青、赤色)
サイズ 縦:190×横:121×高さ:36.5 mm
重量 約851g(+-8%)
保証 メーカー3年間
メーカーURL URL

 

 

USB 3.1 Gen1(5Gbps)に対応した3TBの外付けHDDとなっており、TV録画やソフトウェア「HDDtoGo」を使ったワンタッチバックアップ、同期機能も搭載しているため、録画用HDDからデーターのバックアップとしても利用が可能となっている。

 

接続はUSB 3.1 Gen1(5Gbps)となっているものの、従来のUSB 3.0(5Gbps)及びUSB 2.0(480Mbps)でも動作が可能だが「USB 2.0接続時は電力不足により2つのUSBポートに接続することが必要で、USB Yケーブルが別途必要」とのこと。その点だけには注意したい。

 

 

 

 

パッケージ及び付属品一覧

  

パッケージはマルチランゲージとなっており、裏面に簡単な日本語表記もあり。

輸送中にHDDへダメージが行かないよう厳重に梱包されていた。

 

<付属品一覧>

・HDD本体
・ACアダプタコンセント先
・ACアダプタ
・micro USB Type-Bケーブル
・取扱説明書&ソフトウェアシリアルキー(マルチランゲージ、日本語有)

 

HDDとPCを繋ぐケーブル類は全て付属しており、ソフトウェア系(TurboHDD USB、PCCLoneEX Lite+、SecureDriveEX2)等のシリアルキーも取説裏に添付されている。

 

 

 

 

外観

 

縦置き、横置き両対応となっているためゴム足が用意されている。

 

 

正面にはバックアップ用のワンタッチボタンが搭載されている。

 

 

 

 

電源はUSB接続後に入る

通常外付けHDDの場合、ACアダプタを接続すると電源が入るイメージだが「AHM900-3TU3-CUSBK」「USB接続が行われてから電源が入る仕様」のようだ。一瞬延長ケーブルの元栓が抜けているのかと心配になったが、単にUSBがPCと接続されていないだけだった

 

 

 

 

衝撃センサー、LEDを搭載

 

 

LEDランプ 状態
青色ランプ点灯 電源ON
青色ランプ点滅 データ転送中
赤色ランプ点灯 G衝撃センサー動作中
赤色ランプ点滅 ディスクエラー

 

衝撃センサー及びLEDを正面中央に搭載しており、外付けHDDの状態をLEDから確認することが可能だ。

衝撃が加えられると一時的に赤色のLEDランプが点灯し、その後正常な動作が再開されると青色表示に切り替わる仕様となる。

 

 

 

 

ACアダプタ

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ACアダプタは各国プラグの先端が交換出来る仕様となっているものの、日本向けのプラグのみ付属していた。

 

 

 

AC先の交換は簡単で「PUSH」と書かれてる部分を押しつつ「OPEN」と記載のある方向へ回転させる。

 

 

 

MODEL PA1024-120IB200
INPUT 100-240V~50-60Hz 0.6W
OUTPUT 12V=2.0A 24W Max

ACアダプタの型番は廣恆科技(Powertron Technology)製の「PA1024-120IB200」となっており、上記仕様となっている。

 

PSEマークは取得されている

 

 

  

ACは本体に挿す形となり、抜けにくくなっている。

 

 

 

 

接続はmicro USB Type-B

「AHM900-3TU3-CUSBK」への接続は「micro USB Type-Bケーブル」となっており、付属しているケーブルを用いる

外付けHDDに多い接続形式でケーブルが比較的抜けやすく、挿しにくいため扱いには注意したい。

 

 

 

 

検証環境

 

CPU Intel Core i7-5960X 3.0GHz
Mem Crucial DDR4-2133 8GB×4
SSD C Samsung 950 Pro 512GB(MZ-V5P512B/IT)
HDD D WesternDigital 6TB (WD30EZRX-00D8PB0)
接続先 USB 3.1 Gen2(ASMedia)
M/B ASUS X99-DELUXE II(BIOS 1802)

 

X99-DELUXE IIに搭載されているASMedia製のUSB 3.1 Gen2経由で検証を行った。

 

 

 

 

CrystalDiskInfo

CrystalDiskInfo 7.6.0 x64で検証。電源投入回数や使用時間は表示できた。

 

 

「AHM900-3TU3-CUSBK」に採用されているHDDは「Seagate ST3000DM007-1WY10G」となり、3.5インチ、3TB、2TBプラッタ採用(2枚プラッタ)、5425RPM、キャッシュ256MB、ヘッド3基、最大185MB/sといった仕様のようだ。

 

何気に最新の2TBプラッタを採用した製品となっており、在庫処分品のHDDが搭載されやすい外付けHDDを考えると、なかなか見所のある外付けHDDと言えそうだ。

 

 

 

 

CrystalDiskMark

CrystalDiskMark 6.0.0 x64を使って検証した。

 

公称スペック CDM実測
Seq Q32 T1 最大読込 Seq 185 MB/s 188 MB/s
Seq Q32T1 最大書込 187.2 MB/s
4K Q32T1 最大読込 20.38 MB/s
4K Q32T1 最大書込 7.079 MB/s

※最大値を記載。

 

公証スペックに表記されているSeqの読書スコアーとCrystalDiskMarkで計測可能なSeq Q32T1(マルチキュー、マルチスレッド)読書に互換はなく、基本的にSeq << Seq Q32T1といったスコアーになりがちのため比較する意味はあまりありません。

 

搭載されているSeagate製のHDD「Seagate ST3000DM007-1WY10G」自体の転送速度が最大185MB/sといった表記になっているため、それに準ずるパフォーマンスとなっている。

但し256MBキャッシュを搭載しているため、キャッシュ内に収まる「50MiB/100MiB」に関してはSSDに近いパフォーマンスが出ている事が分かる。しかしそのキャッシュが溢れるとSeq以外のスコアーはがた落ちしており、HDD並みのパフォーマンスとなっている。

 

 

 

 

ATTO Disk Benchmark

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ATTO Disk Benchmark v3.05で計測した。

 

公証スペック ATTO実測
Seq 最大読込 Seq 185 MB/s 約187.8 MB/s
Seq 最大書込 約183.5 MB/s

※最大値を記載。

 

こちらもCrystalDiskMark同様に公証スペック並のスコアーが確認できた

 

 

 

 

AS SSD Benchmark

AS SSD Benchmark 2.0.6694.23026を用いて検証した。

 

公証スペック AS SSD実測
Seq 最大読込 185 MB/s 約173.12 MB/s
Seq 最大書込 約162.34 MB/s
4K-64Thred 最大読込 非公開 94 IOPS
4K-64Thred 最大書込 非公開 238 IOPS

※最大値を記載。

 

Seq最大読込のパフォーマンスは185MB/sを若干下回ったものの、ほぼ誤差と思ってもいいだろう。

またHDDのため4K-64ThredのパフォーマンスはSSDと比較にならないほど低い

 

 

 

 

HD Tune Pro

HD Tune Pro 5.70にて検証した。

HDD特有の内周、外周のパフォーマンスの差があるため、徐々に読書のパフォーマンスが落ちていくグラフとなっていることが分かる。

 

 

 

 

添付ソフトウェア一覧

・PCClone EX Lite+

PCClone EX Lite+はバックアップ及びレストアソフトとなっており、ディレクトリの指定バックアップや、IEブックマーク、自動バックアップ設定、スケジュールバックアップなどを搭載している。

 

 

・TurboHDD USB II

FNet社の「TurboHDD USB II(A-DATA用)」はHDD高速化ソフトとなっており、インストール後再起動が必須となるがSeq Q32T1の読書が6000MB/sを超えるパフォーマンスになるRAMDISKのようなソフトだ。

設定項目は非常に少なく、言語も「English、繁体中国語、簡体中国語」の3つのみとなっており、「日本語は存在しない」

 

 

 

公称スペック CDM実測 TurboUSB II ON
Seq Q32 T1 最大読込 Seq 185 MB/s 188 MB/s 6560.1 MB/s
Seq Q32T1 最大書込 187.2 MB/s 6548.6 MB/s
4K Q32T1 最大読込 20.38 MB/s 395.7 MB/s
4K Q32T1 最大書込 7.079 MB/s 345 MB/s

 

簡単にパフォーマンスをチェックした所、CrystalDiskMark 6.0.0 x64キャッシュサイズを50MiB~100MiBではSeq 32T1の読書が6000MB/sを超えておりRAMDISKに近いパフォーマンスを発揮していた

ところがキャッシュサイズを500MiB、1GiBと大きくしていった所、RAMDISKのキャッシュがあふれたのかパフォーマンスはがた落ちしているものの、HDD単体のパフォーマンスよりかは大きく上回っていることが確認できた。

 

A-DATA製のデバイスしか認識、利用が出来ないため汎用性に欠けるものの、データーのやり取りを頻繁に行う方はインストールしておいても損はないだろう

 

 

・SecureDriveEX2

「SecureDriveEX2」もFNet社のソフトとなっており、「AHM900-3TU3-CUSBK」一部パーティションを作成し、AES 256bitにて暗号化を行うことでセキュリティを高めるソフトのようだ。

 

残念ながら何度インストールしようとしても「ハードディスク書き込みエラーです!」と出てしまいインストールすることが出来なかった

念のためマニュアルを確認したものの、手順通り行っていたため問題はなかった。

 

 

・HDDtoGO

 

「HDDtoGO」はA-DATAが提供しているソフトウェアの1つバックアップやフォルダ同期、お気に入り、ブックマーク同期、データ暗号化(AES 256bit)、メールバックアップ、PCロック等すべての機能が搭載されているソフトだ。

これまで紹介してきた各ソフトと被る機能が多く、そもそも「HDDtoGO」に「TurboHDD USB II(RAMDISK)」の機能を追加するだけでよかったのでは?と思えるほど。

 

気になる点はソフトの項目を移動していると「ポインターを自動的に規定のボタンの上に移動する」をONにしていると「Windowsメール、HDDtoGOについて」の項目でマウスカーソルが勝手に移動させられる点恐らくソフトウェアの設定ミスが原因かと思われるが、今後のアップデートで修正されることを祈りたい。

 

正直な所、ソフトウェア系は「HDDtoGO」と「TurboHDD USB II(RAMDISK)」で十分だろう。それ以外のソフトは基本的に必要ないと思われる。

 

 

 

 

まとめ

・外付けHDDには珍しくほぼ最新の2TBプラッタ採用のHDDを搭載

外付けHDDには珍しくSegate製の2TBプラッタ×2枚を採用するHDD「Seagate ST3000DM007-1WY10G」を採用しているため、パフォーマンスが高く、プラッタ枚数も抑えられています。

 

 

・ソフトウェアが豊富

バックアップ、レストア系のソフトが「HDDtoGO」、「PCClone EX Lite+」2つ無料で利用でき、暗号化ソフトも「HDDtoGO」、「SecureDriveEX2」と用意されているためもしもの時も安心だ。

ただ機能が被るところも多いためソフトウェア系は「HDDtoGO」と「TurboHDD USB II(RAMDISK)」で十分だと思われる。

 

 

・SONY製のテレビ「KJ-49X8300D」でも録画、再生を確認

A-DATAが公式で「TV録画に対応」と謡っていたためSONY製のテレビ「KJ-49X8300D」で簡単に録画を試してみたが、問題なく録画及び再生が可能だった。

恐らく他メーカーのTV、レコーダーでも問題なく動作すると思われる。

 

 

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