- カスタマイズレッツノート一覧 – Panasonic Store
昨年Let’s note SZ5のプレミアムエディションモデルを購入後、メインの持ち歩きノートとして1年使ってきました。
その中で感じたことを簡単にまとめていきたいと思います。
SZシリーズから十字キーも一段下へ
Let’s note SXシリーズで不満だった十字キーがSZシリーズの筐体からしっかりと1段下げられており、日本向けのノートPCらしくなりました。
文字入力が多いため細かな差ですが大きな進歩のように感じます。
またほぼ等幅なキーボードとなっており、後ほど購入したdynabook VZ72/Bに比べると打ち間違いが少ないです。
ただ伝統の「半角/全角キー」は相変わらず変な位置にあるので、そこは慣れかなーと。
交換対応可能な天板
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全国のLet’s noteセンターでのみとなりますが、基本的にLet’s noteは天板の交換が可能です。
勿論ユーザー側でも交換しようと思えば可能ですが、割れやすく、そもそも天板だけ手に入れることは難しいため現実的ではありません。
Panasonic Storeでプレミアムエディションを選択している方は「無償」、それ以外の店頭モデルなどは「有償」での対応となりますが、サービスを展開して下さっているのはありがたいです。
交換可能なホイールパッド
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現状Let’s note SZシリーズのみとはなりますが、ホイールパッドの交換も可能です。
こちらのサービスもまたプレミアムエディション、そのほかの店頭モデル等でも利用可能ですが、どちらも「有料」となっている点には注意が必要です。
交換可能なキーボード
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天板、ホイールパッド以外にキーボードも交換対応が可能です。
キーボードはかな、ローマ字が書かれた「通常キーボード」、ローマ字のみが記載された「ローマ字すっきりキーボード」から選ぶことが出来、自由度が上がりました。
上記画像は「ローマ字すっきりキーボード」となっており、見た目もうるさくなくお勧めです。
なお、こちらのサービスもプレミアムエディション、店頭モデルもまた「有料」となる点に注意が必要です。
円形タッチパッドはやはり優秀、これが無ければLet’s noteではない
Let’s noteの特徴と言えば「円形のタッチパッド」でしょう。
昔と変わらず左右独立のボタン、回してスクロールになれると他PCのタッチパッドが扱いにくく感じます。
時代の流れか、ここ最近は右、左クリックが一体型となっており扱いにくいものが増えている中、従来通り変わらぬ扱いやすさがある「円形タッチパッド」はLet’s noteの証と言えるでしょう。
熱設計に余裕の無いSZ筐体
Let’s note SXシリーズの頃から感じておりましたが、Let’s noteはCore i5モデルで設計しているのでは?と思えるほどプレミアムエディションのCore i7モデルは熱設計に余裕がありません。
元々Let’s note SZシリーズの筐体は基本的に吸気口がキーボード部分からのみとなり、SXシリーズの筐体のように吸気口はありません。
その為排気する一方、吸気が追いつかず半ばオーバーヒート気味になりやすいです。
排気口がマウスやUSBポートがある右側に固まっている
何を考えたのかLet’s note SZシリーズの筐体はUSBポート類が全て右側に集約されており、奥側に排気口を備える形となっています。
マウスを右側に置く人達からすると常に熱風を受け続けるわけで大変不快です。
発熱設計に余裕があれば別に気にする必要はありませんが、前述の通りi7-6600U搭載モデルは爆熱で、排気口が火傷しそうなぐらい(強いて例えるならばLet’s note B11のCore i7 4コアモデル並)熱いです。
視野角はSX筐体より大幅に進化
Let’s note SZ5のディスプレイはSXシリーズに比べ大幅に見やすく、高画質化されました。
SXシリーズはビジネス向けに販売されることを考慮したためか非光沢で視野角の狭いものを使用していたため、若干角度を付けるだけで非常に見にくく、輝度も暗くなっており、唯一の弱点となっていました。
しかしSZシリーズからはディスプレイの視野角が大幅に改善し、角度を付けても色変化も少なく、輝度も十分となっており、大変見やすくなりました。
また何気に解像度もHD+(1600×900)からWUXGA(1920×1200)へと高解像度化され、よりデスクトップが広くなりました。
12.1インチWUXGAであればWindows7のDPI 100%でもそこまで見にくくは無く、作業しやすくなっているため大きな改善点です。
1kgを切る軽量化はかなり大きい
ノート | Let’s note SXシリーズ |
Let’s note SZシリーズ |
容量 | S:7.2V/6800mAh L:7.2V/12800mAh |
S:7.2V/6700mAh L:7.2V/10050mAh |
駆動時間 | S:約9.5時間 L:約19時間 |
S:約14時間 L:約21時間 |
バッテリー重量 | S:約220g L:約430g |
S:約225g L:約320g |
本体重量 | S:約1.12kg L:約1.33kg |
S:約955g L:約1.05kg |
参考URL | URL | URL |
※SX2は店頭SSDモデル、SZ5はPanasonic Store SSDモデルを参考。
Let’s note SX筐体ではSバッテリーでも約1.12kg、Lバッテリーで約1.33kgとなっていましたが、SZ筐体ではSバッテリーで約955g、Lバッテリーで約1.05kgとSバッテリーで1kg切り、LバッテリーでもSXのSバッテリー以下を達成しています。
バッテリー容量はSXシリーズに比べるとLバッテリーが12800mAh→10050mAhとかなり抑えられておりますが、駆動時間はそれでも+2時間となっており、22nm→14nmの微細化及び基板最適化の効果が出ている格好です。
SZ筐体は買いか?
個人的に現ラインナップで「円形ホイールパッド」を採用している機種はSZ、XZシリーズのみで、その他のRZ/LXシリーズは「正方形のタッチパッド」となっています。
XZシリーズはタブレットとキーボードドックが分離、合体できる2in1式で、デジタイザーペンが付属しますが、SZ5シリーズに比べると価格差が大きく、上位モデルではSZシリーズの+10万円前後となっており、大きな差と言えそうです。
またタブレットのみではキックスタンドが付属せず、常に机の上に置いて操作する形となるため頻繁に外出、プレゼン程度なら十分でしょうが、文字入力が伴うとキーボードドックの持ち運びが必要となるため重量、バッテリーの持ちで不利です。
用途に応じて使い分けが効くXZシリーズですが、実用的な面を考えると+10万円の差額を払ってXZにする必要は無いような気がします。
かといってSZシリーズも排熱口がマウスを置く右側、吸気口無し、Core i7モデルでは若干ファンうるさめと考えると、そこが我慢できる人は「SZシリーズしか無い」となります。
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