モバイルプリンスのファーウェイ王国ファンミーティングin大阪に参加してきました MateBook編 #HWJTT2016 #Huawei

ファーウェイ・ジャパン主催ファンイベントサイト – Huawei Japan 公式

2016年12月9日に大阪の某所で行われた「モバイルプリンスのファーウェイ王国ファンミーティング 大阪」に参加してまいりましたので、ミーティング内容を記事化していきます。

 

 

Huawei P9 – Huawei Japan 公式

Huawei MateBook – Huawei Japan 公式

今回のイベントのメインとなるのはライカ製レンズを搭載したデュアルカメラのAndroidスマートフォン「Huawei P9」Huawei初の2in1 Windows PC「Huawei MateBook」となり、本記事では「MateBook」を解説してまいります。

なおHuawei P9編はこちらの記事にて紹介しております。

 

 

 

 

2016年第1四半期国内クライアントPC出荷台数はマイナス成長

2016年第1四半期の国内向けクライアントPCの出荷台数は前年に比べ大幅に減少しており、縮小傾向であることがわかります。

 

  2016年シェア率 対前年成長率
NECレノボ 24.3% -9.5%
富士通 18% -7.4%
東芝 12.2% -11.7%
  市場計 -8.1%

大手3社がマイナス成長となっている所から当然として市場計も-8.1%マイナス成長となっています。

 

 

 

市場が縮小傾向の中、スマホ、タブレットで培ってきた技術、デザインを応用し、欠点を改良することで生まれた製品「MateBook」となります。

 

 

 

 

Huawei MateBook スペック一覧

Huawei MateBook – Huawei Japan 公式

 

 

メーカー Huawei
CPU Intel 14nm Skylakeプラットフォーム
Core m3-6Y30 900MHz~2.2GHz
Core m5-6Y54 1.1GHz~2.7GHz
Core m7-6Y75 1.2GHz~3.1GHz
Mem DDR3-1866 4GB or 8GB
※デュアルチャンネル、交換不可
SSD 128GB or 256GB or 512GB
※M.2 SATA命令
Display 12インチIPS液晶、画面占有率84%
解像度 2160×1440
タッチパネル 静電容量方式(最大10点同時)
デジタイザ ワコム製デジタイザ、AES方式、2048段階筆圧検知
カメラ 搭載
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac 2.4GHz/5GHz対応 MIMO
Bluetooth Bluetooth v4.1 with BLE
OS Windows 10 Home or Pro
スピーカー デュアルスピーカー(ステレオ)
マイク デュアルマイク
各種センサー 加速度センサー、照度センサー、ジャイロセンサー、指紋認証、ホール
バッテリー 33.7Wh(連続駆動約9時間)
重量 約640g
外部端子類 USB 3.0 Type C×1、ヘッドホンジャック、ポゴピン(キーボードカバー専用)
ボタン類 電源ボタン×1、ボリューム×2(UP/DOWN)
付属品類 ACアダプタ、USB Type Cケーブル、クイックスタートガイド、本体保証書、ACアダプタ保証書、USB Type C – Micro USB変換ケーブル、Micro USB – USB Type A変換アダプタ、PCリサイクルシート
URL URL

 

Microsoft Surface Pro4と「MateBook」を比べるとディスプレイサイズが12.3インチ(2736×1824)→12インチ(2160×1440)重量も約766g→約640gへと軽量化されています。

また価格もSurface Pro 4の最廉価モデル(Core m3-6Y30/4GB/128GB/デジタイザーペン付属)では税込約12万円前後となりますが、MateBookは最廉価モデル(Core m3-6Y30/4GB/128GB/デジタイザーペンなし)で税込7.3万円前後で、デジタイザーペン(税込8,400円前後)を購入したとしても十分安くで済ませる事が可能です

 

 

 

 

MateBookの本体色は2色を展開

「MateBook」には「グレーリアパネル+ブラックタッチパネル」「ゴールドリアパネル+ホワイトタッチパネル」の2色展開で、表面は黒ベースか白ベースのいずれかとなります。

 

 

 

 

10mmの狭額縁な12インチIPSディスプレイ

 

「MateBook」のディスプレイは12インチ2160×1440のIPSディスプレイを搭載しており、NTSC 85%の高色域、400 Nitsの明るさを備えています。

表面は光沢処理が行われており、端から10mmの狭額縁デザインとなっているため、ディスプレイサイズの割にやや小さく感じます

 

 

 

 

大容量のリチウムバッテリーと節電技術

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12インチのタブレットPCでは大容量となる33.7Whのリチウムイオンバッテリーを搭載し、省電力機能として電源制御の最適化や液晶ディスプレイの制御を行っているため25%の節電を実現し、駆動時間は約9時間となっています。

 

 

 

 

充電用ACも小型、軽量化

充電用のACアダプタはコンセント→USB Type Cとなるため、非常に小さく、充電ケーブル込みで110gと軽量化されてます。

また充電用のACアダプタはUSB Power Deliveryに対応しており、9V/2A、12V/2Aの給電が可能となっているため他機器と繋ぎ、デイジーチェーンのように利用することも可能です。

 

 

 

 

放熱はファンレスながらCore m採用で余裕あり

Core m3-6Y30/m5-6Y54/m7-6Y75 比較 – Intel Ark

「MateBook」はTDPが3.5W~7Wのファンレスを前提としたCPUを採用しているため、ファンが一切ない「ファンレス仕様」となっています。

ファンレス仕様とはいえ、8層の構造により発熱が全体に伝わるよう設計されており、他社類似品より2.8度低く出来たとのこと。

 

因みにですがタッチアンドトライでは常に充電されている状態で置かれていたため、簡単にHtnl5やFlash系のベンチマークを動作させてみましたが、背面がほんのり温かくなる程度で動作に支障をきたすような熱さはありませんでした

 

 

 

 

選択できるスペック

 

「MateBook」はスペックを3種類から選択可能で、CPUの種類、メモリの容量、SSDの容量、OSの種類から選択が可能です。

コストパフォーマンスで言えば7.5万円前後で購入可能な最廉価モデル(Core m3-6Y30/4GB/128GB/Win10 Home)ですが、解像度が非常に高くなっているため常駐のソフト類を考えると余裕のある9.7万円前後の上位モデル(Core m5-6Y54/8GB/256GB/Win10 Home)もお勧めです。

 

 

 

 

スマートフォンと同じく2in1 PCにも指紋センサーを

「MateBook」の右側面には指紋センサーが搭載されており、Windows 10の「Windows Hello」が利用可能です。

指紋センサーを搭載した2in1デバイスで国内販売が行われているのは「MateBook」のみで、他の2in1 PCでは4桁のPINコード入力か指定のパスワードを入力する方式を用いたログインとなり、公共の場で利用する場合に他の人に入力する場面を見られてしまうリスクがあります。

 

 

その点「MateBook」ではパスワードを入れず、指を側面に置くだけでログインが出来るため、簡単且つ安全に利用することが可能です。

 

Huawei MateBook Windows Hello 指紋認証を使ったログイン – YouTube

なお上記動画はタッチアンドトライ時に撮影した動画となりますが、指紋認証の精度はAndroidのスマートフォンと同性能といえるほど早く指を置いた一瞬でログインが完了していました

 

 

 

 

キーボードカバー「Matebook Keyboard」は4色展開

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MateBook Keyboard 各色 – Huawei オンラインストア(楽天)

キーボードカバー「Matebook Keyboard」の色は「Black、Brown、Orange、Beige」の4色展開となり、公式ショップや各取扱店で別売り約1.5万円前後で販売されています。

 

 

 

 

キーストロークは1.5mmを確保

「Surface Pro 4」の進化したType CoverとSurfaceドックを徹底レビュー (1/3) – ITMedia

「Matebook Keyboard」キーストロークは1.5mm確保されており、Surface Pro4向けのType Coverと同じストローク長になっています。

 

 

タッチアンドトライの会場にてストローク長を検証しておりましたが、この薄さであれば十分なストロークだと感じました。

 

 

 

 

ガラス製トラックパッドを搭載したキーボードカバー「Matebook Keyboard」

「MateBook」は本体以外にもアクセサリー類に力を入れており、公式ショップや量販店で販売されている「Matebook Keyboard」ではガラス製のタッチパッドを採用し、最大5点のマルチタッチに対応

 

Windows 10の新しい「タッチパッドジェスチャー」を使いこなす – ITMedia

最大5点のマルチタッチに対応しており、ガラス製のため指が滑りやすく、Windows10に搭載されているタッチパッドジェスチャーが使いやすくなっています。

 

 

 

 

 

「Matebook Keyboard」は防滴仕様

 

「Matebook Keyboard」防滴仕様となり、軽く水滴が付いた程度では問題なく動作するとのこと。

しかし喫茶店等で砂糖が入ったコーヒーや、ジュース類はキーボード内部で固まってしまう危険があるため、くれぐれもご注意を。

 

 

 

 

 

別売りなのが惜しいMatePen

 

「MateBook」には2048段階の筆圧検知に対応するワコム製のアクティブ静電結合(AES)デジタイザーペン「MatePen」がオプションとして用意されています。

価格は税込約8,400円前後となっており、高いと感じられる方も多いと思います。

 

しかしこちらのペンには4つのスイッチとレーザーポインタが搭載されており、メモを取る用のペンからお絵描き、プレゼンテーションのレーザーポインタまで使用できるため、Microsoft Surface Penを遥かに超える利便性を持ち合わせています

 

 

  

 

  操作 機能
Key A クリック ページアップ
Key B クリック ページダウン
Key A ダブルクリック 画面キャプチャ
Key B ダブルクリック OneNote 起動
Key A+B 同時押し Bluetooth 設定

 

ペン先はやや沈み込む形で、鉛筆を持った感覚よりかは「シャーペン」を持っている形に近く力を入れると芯先がやや力を分散させるような書き心地でした。

Microsoft Surface Penに比べるとペン先が軽く沈む癖があり、人を選ぶ可能性があるため一度店頭で試されることをお勧め致します。

 

 

 

 

デスクトップ相当として利用したい人向けのアクセサリー「オールインワンMateDock」

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MateDock(Black) 【送料無料】 – Huawei オンラインストア(楽天)

 

「MateBook」接続できるポートが「USB 3.0 Type C×1ポート(充電、通信対応)」のみとなっているため、オプションで税込約10,000円前後で販売されている「MateDock」を用意しています。

 

こちらを利用することでUSB 3.0 Type A×2、USB Type C(USB Power Delivery充電専用)、HDMI×1、D-Sub、Gigabit Ethernetを新たに追加することが可能です。

 

 

なお「MateDock」には「USB Type C→Micro USB変換ケーブル、Micro USB→USB 2.0 Type Aアダプタ」が別途付属し、ケース内にMatePenも収納可能となっています。

USB Power Deliveryに対応したアクセサリーのため、デイジーチェーンのように数珠のように繋ぎ電源を供給することが可能で、MateDock以外の電源が必要なデバイスにも供給可能となっている所が嬉しいですね。

 

 

 

 

デュアルスピーカー

「MateBook」の側面に2つのスピーカー(ステレオ)を搭載。

 

 

MateBook 市場展開モデル一覧

モデル名 販売チャンネル CPU RAM SSD 価格(税抜)
M3モデル コンシューマ向け
(通販限定)
Core m3-6Y30
900MHz~2.2GHz
4GB 128GB 69,800円
M5モデル コンシューマ向け Core m5-6Y54
1.1GHz~2.7GHz
4GB 128GB 98,800円
M5モデル コンシューマ向け Core m5-6Y54
1.1GHz~2.7GHz
8GB 256GB 109,800円
M3モデル 法人向け Core m3-6Y30
900MHz~2.2GHz
4GB 128GB 86,800円
M5モデル 法人向け Core m5-6Y54
1.1GHz~2.7GHz
4GB 128GB 108,800円

 

「MateBook」の最廉価モデル(Core m3-6Y30/4GB/128GB/デジタイザーペンなし)はコンシューマ向けとはなりますが、通販サイト向けのSKUとなり、店頭では販売されていないモデルとなります。

その為店頭で販売されているモデルはCore m5-6Y54/4GB/128GB)からとなり、通販サイトと価格差が約3万円前後出てしまうため、最安モデルで良いといった方は通販サイトで購入することをお勧め致します

 

 

 

 

オプション化することで抑えた本体代金

アクセサリー名 価格 公式直販URL
Keybord 14,800円 URL
MateDock 9,800円(税抜) URL
MatePen 7,800円(税抜) URL

 

「MateBook」のアクセサリー類は基本的に全てオプション扱いとなり、Microsoft Surface Pro4のようにデジタイザーペンが付属といったことはありません。

その分だけ本体価格がPro4よりも5万円以上安価に設定されているため、最低限デジタイザーペン(MatePen)は追加で購入しておきたいところです。

 

 

 

 

MateBook 安心サポート

「MateBook」付属品、アクセサリー類は全て1年間保証が付随しており、不具合時には迅速に製品の交換対応や、安心保証サービスが受けられるサービスを開始しています。

通常付属品は1年保証対象外となっていることも多いのですが、「MateBook」全ての付属品が1年保証内に入っているため、安心して利用できますね。

 

 

ファーウェイ安心保証 – Huawei Japan 公式

なお「ファーウェイ安心保証」に加入していると製品の故障、不具合発生時に電話対応が受けられ、交換が必要な場合は玄関先まで商品の引取サービスで梱包する必要や往復の送料の支払いは無しとのこと。

交換修理対応の場合、モデルによって代金が7,000円~12,000円(税抜)が必要とはなりますが、自然故障から水濡れ、落下サポートまで保証範囲に含まれているため、外に持ち有ることが多い高価な製品のため、加入しておくともしもの際にも安価な価格で交換対応が受けられます

 

 

 

 

2in1 PCでは割り切った存在

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今までの常識では2in1 PCでもフルサイズのUSBポート(Type A)が1,2ポート、専用の充電用ACジャック、もしくはmicro USBで給電と言ったレガシーなポートを搭載する事が当たり前になっていましたが、「MateBook」はその辺りをバッサリ切り捨て、薄型、軽量に特化させるためにUSB 3.0 Type C、イヤホンジャック、ポゴピンのみといった仕様になっています。

 

 

Surface Pro 4の価格は手が出せないという方には十分お勧めできる製品

Microsoft Surface Pro 4の最廉価モデルのスペックはMateBookの最廉価モデルとほぼ同一であり、USBのポート数やデジタイザーの採用メーカーの違いなどが有りますが、大きな差はないと言っても過言ではないかと思います。

寧ろPro4にはない指紋認証機能やより小型で軽量な本体サイズ「MateBook」には有るため、Surface Pro 4の価格は手が出せないという方にもお勧めです。

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