・Plextor M8Peシリーズ 在庫検索 – PCパーツショップアーク
・Plextor M8Peシリーズ 在庫検索 – PCワンズ
先日発売開始されたPlextorのM.2 (PCIe 3.0×4接続)のSSD「M8Peシリーズ」ですが、同じ規格のSamsung 950 Proでも見られた熱による性能低下が起きるのかどうか検証を行いました。
前提条件として検証環境を簡単にご紹介致します。
使用機材
CPU | Intel Core i7-5960X 3.0GHz |
Mem | Crucial DDR4-2133 8GB×8 |
SSD C | Intel 730Series 480GB (SSDSC2BP480G4) |
HDD D | WesternDigital 3TB (WD30EZRX-00D8PB0) |
SSD O | Plextor M8PeG 512GB ヒートシンク付 (PX-512M8PeG) |
M/B | MSI X99S SLI Plus (1.C0) |
Driver | インテルラピッドストレージテクノロジー 14.8.0.1042 |
X99 SLI PlusのM.2スロット(PCIe 3.0×4接続)にPlextor M8Pe 512GBを挿入し、OSを入れずに検証しています。
また、発熱により故障などの可能性も考えられたため、12cmのファンを別途追加し検証しています。
使用ソフト
・CrystalDiskInfo – Crystal Dew World
・CrystalDiskMark – Crystal Dew World
ソフトはSSDの温度を1分毎に確認できる「CrystalDiskinfo」とSSDベンチマークソフト「CrystalDiskMark」を使用します。
なお「CrystalDiskinfo」はデフォルトの設定が3分の更新だったはずなので「機能→自動更新→1分」へと設定を変更しています。
検証動画
・Plextor M8PeG 512GB ベンチマーク中の温度上昇について – YouTube
SSDの温度チェックを1分毎に行う「CrystalDiskinfo」とベンチマークソフト「CrystalDiskMark」 1GBをセットで組み合わせ撮影しています。
検証開始時:38度
#57秒:51度へ上昇
#1分57秒:54度へ上昇
#2分57秒:62度へ上昇
#3分57秒:64度へ上昇
検証開始後38度から51度、54度、62度、64度と段々と上昇していることが確認できました。
なお、上記動画は危険防止の為に12cmファンを無理やり取り付け検証しています。
そのためファンレス時と比較し、少し発熱が低く抑えられている結果となっている点に注意して下さい。
ファンを付けずにベンチマークを行った場合どうなるのか
↑ファンレスの状態で73度到達時の100MBベンチ途中画像
実は検証動画を撮るまでは「熱なんて大丈夫でしょ」と思っていたのですが、1回目の検証時に「CrystalDiskinfo」が「73度」という温度を赤文字で表記し始めたもので、ビビってファンを取り付け検証動画を撮影した経緯があります。
↑ ファンを付けた状態で最高の性能が出た100MBベンチ画像
1枚目の画像はベンチマークが終わっている状態ではないため完全なスコアーとはいえませんが、「CrystalDiskMark」の100MB状態のベンチマークスコアは一番上のSeq Q32T1で100MB弱性能が落ちており、3段目のSeqでも400MB弱性能が落ちているように見えます。
NVMe対応のM.2 SSDはしっかりと冷却しよう
今回の検証でPlextor M8Peは熱により性能が低下することが確認できました。
標準から付属しているヒートシンクでも発熱は対処しきれず、性能を維持し続けるには個別にファンが必要な状態だといえるでしょう。
(といっても「性能を維持し続ける作業をずっと続ける方には」という大前提がありますが)
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冷却方法の例としてはPCIeスロット付近にファンを設置する、もしくはマザーボード直付のM.2スロットを使わず、PCIe→M.2拡張カードで外付けにした状態で冷却を行う方が楽かもしれません。
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