・IDOL 3 ALCATEL ONETOUCH – ALCATEL
・ALCATEL ONETOUCH IDOL 3 各色一覧 – Amazon.co.jp
・ALCATEL ONETOUCH IDOL 3 各色最安一覧 – 楽天市場
先日39,800円(税抜)へ値下げされたSIMフリースマートフォン「ALCATEL ONETOUCH IDOL 3」をお借りする機会を得られたため、第2弾として使用感をチェックしていきたい。
- 1. 外観レビューに関して
- 2. 上下違和感なく利用できるリバーシブルデザイン
- 3. RAMの空き容量
- 4. ROMの空き容量
- 5. 動作速度は若干モッサリ、Full HDという解像度がネックか
- 6. プリインストールアプリは比較的少なめ、実用性の高いものがプリインストール
- 7. 起動したアプリ一覧から全てのアプリをタスクキル可能
- 8. 優先ネットワーク設定は実質「LTE/WCDMA/GSM」のみ
- 9. 格安SIM (MVNO)向けのAPN設定は自動的にリストで表示
- 10. 電子コンパスも搭載
- 11. バッテリーの持ちは非常に良い、安価なスマートフォンの中ではダントツ
- 12. Android 5.0から追加された省電力機能も利用可
- 13. ダブルタップでスリープ復帰も可能なジェスチャ機能
- 14. JBL音楽再生用モード
- 15. 電源メニューは分かりやすいオリジナルデザイン
- 16. 開発者オプションも利用可能
- 17. まとめ
- 18. ・バッテリーの持ち良さはハイエンドスマートフォンをも超える
- 19. 電子コンパス機能も搭載
- 20. リバーシブルデザインは良い、しかしハードウェアキーが中途半端か
- 21. 動作が若干モッサリなのが唯一残念
外観レビューに関して
・39,800円で購入しやすくなったSIMフリースマートフォン「ALCATEL ONETOUCH IDOL 3」の外観をチェックする – Re;con-ReviewDays
商品のスペックや、外観などに関しては外観レビューを参照して頂きたい。
上下違和感なく利用できるリバーシブルデザイン
・ALCATEL ONE TOUCH IDOL3 リバーシブル検証する – YouTube
スマートフォンをポケットから取り出した際に上下が逆さまだったことは誰でもあるかと思われる。
IDOL3では「リバーシブル機能」が標準で搭載されており、上下の向きを判別し自動的に180度表示を切り替えすることが出来る。
文字で書くよりも上記動画を閲覧して頂ければ分かりやすいと思うが、こちらの機能を利用することで電話が掛かって来た際にあわててスマートフォンの向きを確認する必要もない。
またアニメーションの設定も変更が可能で以下より選択が可能だ。
・渦 (標準設定)
・反転
・らせん
・なし
なお、アニメーションは上記YouTubeの動画にて試しているため確認して頂きたい。
RAMの空き容量
左:実行されているサービスを表示
右:キャッシュしたプロセスを表示
※Androidはシステム全体のメモリが不足した場合自動的に「キャッシュしたプロセス」から開放していく仕様。
RAM | 2GB |
RAM 使用済 | 635MB |
RAM キャッシュ | 116MB |
RAM空き | 1.1GB |
※キャッシュしたプロセスを表記
約900MBほど使用されているものの、1.1GBの空きがあるため比較的余裕がある。
因みにアプリ1つで50MB~150MB使用することが多いため、十分だと思われる。
ROMの空き容量
IDOL3は16GBのROMを搭載しており、外部ストレージ(micro SDXC)を利用することも可能だ。
初期化した状態では11.04GB認識の内、9.84GBが利用可能となっていた。
音楽やFull HDの動画をよく撮影される場合には心もとないため、micro SDカードを利用したほうが良いかもしれない。
動作速度は若干モッサリ、Full HDという解像度がネックか
上位CPUとなるSnapdragon 801、Snapdragon 810を搭載している端末と比べてしまうと動作速度は「ややモッサリ」と感じる。
他社の同CPU、同解像度のOPPO R5sでも同様に「ややモッサリ」となっていたため、筆者の想像だがSnapdragon 615 (MSM8939)が内蔵するGPU「Adreno 405」ではFull HDのパフォーマンスを維持するのは厳しいのかもしれない。
尤も今後アップデート類で改善される可能性は十分にあるため、そちらに期待したい。
プリインストールアプリは比較的少なめ、実用性の高いものがプリインストール
プリインストールアプリは縦5 × 横4が3ページ分となっており、キャリア販売のスマートフォンに比べると少ない。
実用性の高い「メモ、音声レコーダー、天気、AVGセキュリティー対策、FMラジオ、Wi-Fi転送ソフト」がプリインストールされているため、購入時からアプリを追加する必要性は少なめとなっている。
起動したアプリ一覧から全てのアプリをタスクキル可能
IDOL3は起動したアプリ一覧からホウキのアイコンを押すことで「全てのアプリのタスクキル及びメモリの開放」が可能だ。
Androidの場合、意識していなければマルチタスクキーでアプリがバックグラウンドで動いてしまうことが多いため、細かにタスクキルをしてやると動作が遅くなる要因を減らすことが出来る。
タスクキル後「~MBメモリを開放しました」と表示が出るため、どれだけタスクキルで来たか確認できるのは嬉しい。
優先ネットワーク設定は実質「LTE/WCDMA/GSM」のみ
docomo向けのスマートフォンの一部では「3G/LTEのみ」といった設定があるが、SIMフリースマートフォンの場合は「LTE/WCDMA/GSM」のみというものが多い。
GSM (2G)は既に国内では2012年頃に終了しており、一切利用できない。そのためGSMをサーチする必要は全く無いため、バッテリーの持ちのことを考えると是非「3G/LTEのみ」といった設定項目を用意して頂きたいところだ。
格安SIM (MVNO)向けのAPN設定は自動的にリストで表示
ZenFoneでもあったように、APNの設定リストはSIMを認識し表示しているようだ。
試しにdocomoのSPモード契約のSIMを挿入した所、docomo網を利用する格安SIM (MVNO)向けのAPN設定リストが表示された。
流石に8月から開始したmineo dプランに関しては一覧になかったが、それまでの格安SIM (MVNO)向けのAPN設定リストは表示されているため、初めての方でも安心だろう。
電子コンパスも搭載
安価なスマートフォンでは搭載されていないことの多い「電子コンパス」だが、IDOL3にはしっかりと搭載されている。
よく利用する場面ではGooglマップでの目的地案内で、向いている方向を示すことが出来るため迷うことは少なくなるだろう。
バッテリーの持ちは非常に良い、安価なスマートフォンの中ではダントツ
IDOL3は5.5インチという大きなディスプレイを搭載しているため、バッテリー容量も他端末より大きめな2910mAhとなっている。
例) Galaxy Note 5では5.7インチ3000mAhバッテリー、AQUOS CRYSTAL Y (402SH)では5.5インチ2610mAh、Huawei Mate Sでは5.5インチ2810mAh。
他社製のスマートフォンに比べると大きいことがお分かり頂けただろうか。
↑ Battery mixのバッテリー残量リスト
GPSを間欠に使用する「Ingress」を使ってバッテリー残量の減り方を簡単に検証した。
11時26分から19時までに100%~24%まで減少しているが、約8時間の間に80%弱しか使用しておらず、Galaxy S6 Edge (5.1インチ26000mAh)に比べると約1.5倍のもちの良さを発揮。
5.5インチ2910mAhという容量はバッテリーの持ちの良さにも直結しており、安価なSIMフリー端末の中ではダントツに持ちが良いと言える。
Android 5.0から追加された省電力機能も利用可
Android 5.0から追加された機能の一つ「バッテリーセーバー」を利用すれば液晶輝度の抑制、アニメーション類が全てカット、ナビゲーションキー(戻る、ホーム、起動したアプリ一覧)を押した際のバイブレーションのオフ、バックグラウンドデータのオフ等が行われるため、更にバッテリーの持ちが良くなる。
バッテリーセーバーを利用中はステータスバーやナビゲーションキーがオレンジ色に点灯するため、これはこれで一風変わったUIが楽しめるのも良い。
ダブルタップでスリープ復帰も可能なジェスチャ機能
ここ最近では電源ボタンを押さず、画面をダブルタップすることでスリープ復帰する機能が各社搭載されているが、IDOL3も漏れ無く搭載されている。
設定方法は「ジェスチャ」から「画面をダブルクリック」にチェックを入れるだけで利用が可能となっている。
デフォルトの設定ではXperiaと同様にオフとなっているため、必要に応じて利用すると良いだろう。
JBL音楽再生用モード
IDOL3は他社に比べ音質にも気を使っており、標準で付属するイヤフォンがJBL製だったり、デュアルフロントスピーカーもJBL音質認証を取得した仕様となっている。
この他にもシステムの「音声と通知」の項目にもイヤフォン接続時のみ適用される「JBL」という項目が存在する。
こちらの項目をONにすると低音や高音のブーストが適用される。
バスやトレブルなどの詳細な設定は変更出来ないため、好みでON/OFFすると良いだろう。
電源メニューは分かりやすいオリジナルデザイン
電源メニューはAndroidの標準UIではなく、IDOL3用のオリジナルデザインとなる。
・再起動
・電源を切る (長押しでセーフモード起動)
・機内モード
「電源を切る」の長押しでセーフモードも搭載されており、何らかのアプリで初期化が行えなくなった場合に利用することで工場出荷状態で起動してくるため、そのまま初期化が行える。
開発者オプションも利用可能
Androidに搭載されている「開発者オプション」も利用可能で、「設定 → 端末情報 → ビルド番号を連打」で「開発者オプション」を開放することが出来る。
開発者オプションではUSBデバッグのON/OFFやアニメーション類の設定などが行えるため、必要に応じて設定を変えると良いだろう。
まとめ
・バッテリーの持ち良さはハイエンドスマートフォンをも超える
バッテリーの持ちの良さは搭載容量、CPUのお陰でハイエンドスマートフォンよりも持ちがよく、Galaxy S6 Edgeの1.5倍以上持ちが良かった。
安価なスマートフォンでバッテリーの持ちの良さを重視したい方にも十分お勧めできるだろう。
電子コンパス機能も搭載
安価なスマートフォンの場合電子コンパス機能が取り除かれていることが多いが、IDOL3は電子コンパス機能もしっかりと搭載されており、Googleマップで進む向きがわかりにくいと言ったこともない。
地図アプリ系をよく利用される方にもお勧めできるだろう。
リバーシブルデザインは良い、しかしハードウェアキーが中途半端か
他社との差別化のためか上下逆さまに持ってもUIが180度回転する「リバーシブル機能」を搭載しているが、表示は回転してもハードウェアキーはシンメトリーではないため、中途半端だと感じた。
どうせならばハードウェアキーも上下逆さまにしても利用できるよう配慮して頂ければ本当の「リバーシブルデザイン」となるように感じた。
動作が若干モッサリなのが唯一残念
レビューでも指摘していた通り、動作が若干モッサリなのが非常に惜しい。
特にアプリを複数立ち上げている状態でマルチタスクボタン(起動したアプリ一覧)を押した際のコマ落ちが使い心地を悪くしているため、今後のアップデートで改善されることに期待したい。
・IDOL 3 ALCATEL ONETOUCH – ALCATEL
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