ASUS 夏間近!極冷体験!EXTREME COOLING OVER CLOCK講座 イベントレポートNo.1 清水貴裕氏による極冷解説編

2015年6月13日(土)に日本橋ものづくり拠点「ROBOBA」にて「ASUS 夏間近!極冷体験!EXTREME COOLING OVER CLOCK講座」を開催! – Re;con-ReviewDays

2015年6月13日にRobobaで行われたイベント「ASUS 夏間近!極冷体験!EXTREME COOLING OVER CLOCK講座」の1つ目のイベントレポート「清水貴裕氏による極冷解説編」となります。

 

 

OCするならばR.O.G.シリーズ!

何故多くのプロオーバークロッカーたちはR.O.G.シリーズを選ぶのか?、また清水氏イチオシのモデルを解説していきます。

 

 

 

 

何故R.O.GマザーはOC耐性が高いのか?

1. VRMが強い

OCマザーはフェーズ数が28フェーズなど非常に多かったが、Ivy Bridge以降より8フェーズ構成となってしまった。

しかし、オーバークロックに最適化されたフェーズ数となっており、以前に比べDIGI+ IIIまで進化し、コンポーネントやチョークコイルなどが強化され、発熱も低下している

また、高電圧、高負荷時の際に安定度が高いのが特徴。

 

 

2. 優れた回路設計

ベースクロックを徐々に上げた場合、Haswell世代では105~107MHzしか上がらないところ、ASUSのMaximus VI、Maximus VIIの一部マザーでは111MHzまで上昇するものも有る

動作周波数の限界域でもう1MHz!といった際に力を発揮するマザーである。

 

また、PCI Express周りの設計が良いためか耐性が高く、ビデオカードのクロックが伸びやすい

<例>極冷でR.O.G.以外のスタンダードマザー(ProやDeluxe等)では1900MHzしか伸びないグラボをR.O.G.マザー(MaximusやRampage等)を使用した場合、2000MHzまで伸びる。

一般的なオーバークロックでも10MHz伸びたりすることも有る

 

この他にも理屈は不明だが、同じコアクロックでもベンチマークスコアーが良くなることが多く、昔からよく言われている。

 

以上のことよりGPUも性能の限界まで利用できるため、ゲーマーにもおすすめが出来る

 

 

3. メモリOCがしやすい

CPUに色々な機能が統合されており、以前に比べ100MHzの差はあまりつかなくなってきている

そのため、各社メモリーのオーバークロックのしやすさを追求することで差別化を図ってきている

その中でメモリのオーバークロックが行い易いのはASUSで、1番最初にメモリープロファイル(プロが設定したOC設定を適用する機能)を実装したのもASUSだった。

 

対応したメモリを持っており、プロファイル機能を用いればだれでも簡単にプロの設定が使えるため、初心者の方にも、また玄人な方にも性能を活かして利用できるため、お勧めである。

 

 

 

 

Z97搭載マザーのお勧めは?

マザーボード MAXIMUS VII GENE – ASUS Japan 公式

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Z97 Express搭載マザーのお勧めは「Maximus VII GENE」

OCからゲーミングまで幅広く対応したオールランダーなマザーボードとなっており、上位モデルと同等のVRM (Digi+ III)を搭載

またMicro-ATXというコンパクトなサイズで、Intel LAN、Supreme FXサウンドを搭載しているため、清水氏も常用PCで利用しているとのこと。

 

 

 

 

X99搭載マザーのお勧めは?

マザーボード RAMPAGE V EXTREME – ASUS Japan 公式

ASUS Intel X99搭載 E-ATX マザーボード RAMPAGE V EXTREME – Amazon.co.jp

ASUS RAMPAGE V EXTREME 価格比較 – 楽天 商品価格ナビ

X99 Express搭載マザーのお勧めは「Rampage V Extreme」しかない。

独自の「OC Socket」を採用し、CPUの真のポテンシャルを発揮できる唯一のマザーボード

 

 

ワンプッシュで立ち上がる「Safe mode」

DDR4メモリはまだ不安定で起動不良を起こしやすく、その際には一旦電源を落とす必要があるが、こちらのマザーボードではワンプッシュでセーフモードで起動するため、時間短縮に繋がり、操作性が良い

 

 

拡張性に文句の付け所のないマザーボード

またSATA3ポートも12ポート、4Way SLIにも対応しており、これを買っておけば「色々なものが生えてくる(色々なことが出来る)」ため、非常にお勧めできるマザーボードとのこと。

 

 

 

 

OC Socketって実際どーよ?

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OC Socketの最大のメリットは「CPUのクロックやリングバス(キャッシュやノースブリッジ、アンコア、システムエージェント、メモリコントローラー)が上がりやすい。またメモリのOC耐性(高クロック、低レイテンシ)も高い」

 

 

OC Socketのからくり

リファレンスのLGA2011-3ソケットはCPUのアンコア部分に電源を供給するピンが全て使われておらずその中でも重要な2本のピンの内、リファレンス向けのLGA2011-3ソケットでは1本しか使われていない

しかしOC Socketを採用したマザーボードは2084本ある全てのピンがCPUと接しており電圧の供給の安定化を行っているためOC以外に通常使用でも効果のあるソケットとなる。

 

因みに他社もOC Socketに近い機能を搭載したマザーボードが投入されているが、2084本全てCPUと接しているのはASUSの「OC Socket」のみで、実際は208x本や205x本といったものもあるため真のポテンシャルを発揮できるのはASUSの「OC Socket」のみとのこと。

 

 

 

 

ビデオカードはMATRIX GTX980 4GBがお勧め!

ビデオカード MATRIX-GTX980-P-4GD5 – ASUS Japan 公式

ASUS NVIDIA GeForce GTX980搭載 ROG MATRIX-GTX980-P-4GD5 – Amazon.co.jp

ASUS MATRIX-GTX980-P-4GD5 価格比較 – 楽天 商品価格ナビ

清水氏お勧めのビデオカードはASUSのGeForce GTX 980を搭載する「MATRIX GTX980 4GB (MATRIX-GTX980-P-4GD5)」

オーバークロックに強いカードとは定格であったとしてもGPU Boostのクロックが高い所で安定しやすく、下がったりすることがない

 

 

VRMが優秀で1.8Vのカツ入れにも耐えうる!?

「MATRIX GTX980 4GB (MATRIX-GTX980-P-4GD5)」VRMが非常に優秀で、VGPUを1.7V入れてもまだ壊れたことはないらしく、海外のオーバークロッカーは「1.8Vまで入れても壊れない」と自慢しあっているとのこと。

 

 

高クロックに定評のあるSamsung製GDDR5を採用

現時点でGDDR5はSamsung、Hynix、ELPIDAが主に生産しており、ELPIDAが一番伸びず、一番クロックが伸びるのはSamsung製とのこと

もちろんMATRIXは高クロックに定評のあるSamsung製のGDDR5を使用しているため、オーバークロックする上では最適なものである

<例>空冷でELPIDAの場合は1800MHz、Hynixの場合は2000MHz、Samsungの場合は2200MHz迄伸びるとのこと

 

 

ターボ時の高クロックを維持するオリジナルクーラー「Direct CU II」

GPUクーラーもGPUコアに銅を直接接地させる「Direct CU II」を採用しており、高冷却なためブーストクロックの安定化に貢献

また、ブロアーファンと通常のファン2種を採用することにより、横方向に強い圧力を押し出すブロアーファン、放熱フィンに対して垂直に吹き付ける通常のファンで、より優れたエアフローを実現

 

 

 

 

最後に清水氏からのCM

清水 貴裕(@Shimizu_OC)さん – Twitter 公式

最後に清水氏から「Twitterのフォローをお願いします!」とのこと。

余談ですが、清水氏はCore i7-4770K/Maximus VII GENE/MATRIX GTX980 4GBといった構成でブラウジングから原稿執筆、FPSゲームまで幅広く活動されているようです。

※但しCPUは定格 (常用は定格)

 

 

この他のイベント記事も引き続き投稿していく予定です。もうしばらくお待ちください。

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