・PCワンズにて2015年2月28日に「ASUSTOR NASキット店頭イベント」を開催 – Re;con-ReviewDays
・第2弾 ASUSTOR NASキット 店頭イベント実施 – PCワンズ 公式
2015年2月28日にPCワンズ行われた「ASUSTOR NASキット店頭イベント」に行ってまいりましたので、今回はASUSTORに焦点を当て、簡単にレポートを行います。
- 1. NASとは?
- 2. ASUSTORはASUSとA-DATAの共同出資で実現
- 3. ASUSTOR製品の特徴
- 3.1. ・ハイパフォーマンスなIntel製のx86 CPUを採用
- 3.2. ・「App Central」経由で約140種類以上のアプリをインストールが可能
- 3.3. ・ユーザーが開発したアプリも「App Central」に公開可能
- 3.4. ・NASから直接HDMIでディスプレイに出力、マウス、キーボードを使って操作も可能に
- 3.5. ・柔軟なバックアップ機能を搭載
- 3.6. ・アプリ「Download Center」の導入でPCレスで外出先からデータをダウンロード
- 3.7. ・スマホ向けのアプリも充実、NASの操作をスマホから
- 3.8. ・ASUSTAORのNASは柔軟な拡張に対応
- 3.9. ・NASのOSはアップデートし、より進化していく
- 4. ラインナップ一覧
- 5.
- 6. CFD取り扱いのASUSTOR製品は安全、安心の3年保証
NASとは?
NASとは「Network Attached Strage」の略となっており、LAN (ネットワーク)を利用した保存媒体で、NAS + HDDで機能するストレージとなります。
ここ最近ではスマートフォンの普及により、自宅に居らずとも外出先でデーターのやりとりを行うようになってきました。
そのようなときに便利なのが「NAS」となります。
ASUSTORはASUSとA-DATAの共同出資で実現
・あのASUSが「NAS」に進出!ASUSグループの新興NASメーカー「ASUSTOR」の自信のほどは? – AKIBA PC Hotline!
ASUSTORはASUSとA-DATAの共同出資で設立された会社で、創立後まだ4年という非常に若い企業となります。(上記記事参照)
開発元の中には某Q社や某S社から移った方も居らっしゃり、その経験を元に製品を開発しているとのこと。
ASUSTOR製品の特徴
・ハイパフォーマンスなIntel製のx86 CPUを採用
全製品にIntel製のx86 CPUを採用しており、他社の廉価向けに多いARM系プロセッサを使用せず、パフォーマンスの良いIntelのx86 CPUを搭載しているため、ネットワーク越しでも読込/書込のパフォーマンスが高く、OSの作りこみもx86向けに最適化することが出来るため、安定したクオリティーを実現しています。
・「App Central」経由で約140種類以上のアプリをインストールが可能
・ASUSTOR App Central トップページ – ASUSTOR Japan 公式
ASUSTOR製のNASはオリジナルのマーケットアプリ「App Central」を全製品で搭載しており、インターネット経由で約140種類以上のアプリを追加することが可能です。
例えばPHP My AdminやMySQL (標準で実装)、Minecraft、Chrome、Avast Anti-Virus等、多岐にわたります。
・ユーザーが開発したアプリも「App Central」に公開可能
・ASUSTOR Developer Corner – ASUSTOR 公式
「App Central」には公式が配布するアプリ以外に「ユーザーが開発したアプリも公開が可能」です。
開発には上記URLよりASUSTOR ID (無料)を取得する必要があります。
・NASから直接HDMIでディスプレイに出力、マウス、キーボードを使って操作も可能に
ASUSTORの独自機能である「NASからHDMI出力」を利用すれば、NASにマウス、キーボードを接続することでPCレスでWeb閲覧や、画像、動画閲覧、ファイル操作などが行えます。
※一部のモデルではHDMI出力機能、Chromeブラウザが搭載されていません。
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NASの設定はIPアドレスをブラウザに打ち込んで~と言った難しい操作が基本とはなりますが、ASUSTORの場合専用のユーティリティーが付属DVDに入っており、こちらからソフトをPCにインストールするだけで「NASを自動認識、設定ページを開いてくれる」等の初期設定が行えます。
また、PCを持ってない人でもスマホから初期設定が行える「AiMaster」をAndroid向け、及びiOS向けで配布しており、誰でも簡単に初期設定が行えます。
・柔軟なバックアップ機能を搭載
NASといってもHDDの耐久性や本体の耐久性など様々な要因で故障が考えられます。
こういった場合に対処しやすいようASUSTORでは以下のようなバックアップ機能を搭載しています。
・リモート同期で他のNASへバックアップ
・NASに搭載されているUSBポートを使った外付けHDDへのバックアップ
・FTPを用いたバックアップ
・Amazon等のクラウドサービスを使ったバックアップ
・PCデータのバックアップ
・USBポートを利用したカメラやスマートフォンのワンタッチバックアップ
他社製のNASに比べるPCを使わないバックアップもサポートされており、PC以外のスマートフォンやカメラデバイスなどのバックアップ機能が搭載されている所が特徴です。
また、バックアップと言ってもPCからNASのみといった片方向のバックアップではなく、双方向のバックアップ(PC→NAS、NAS→PC)と言った機能も搭載しており、柔軟度は非常に高い製品です。
・アプリ「Download Center」の導入でPCレスで外出先からデータをダウンロード
「App Center」より「Download Center」を導入することで、外出先でもNASへとデーターをダウンロードすることが可能です。
仕組みとしてはChromeやFirefox等のブラウザにアドオンをインストールし、外出先よりNASへダウンロードする命令を出す形で、PCレスでデータをダウンロードしておくことが可能です。
※「Download Centerはスマホ以外に、PCからでも利用できます。
こちらの機能を使えばダウンロードに時間の掛かる大容量ファイルや、海外サーバー経由のダウンロード時にもたつくこと無く作業に移ることが出来ます。
・スマホ向けのアプリも充実、NASの操作をスマホから
スマホの普及で、PCを持たないといった方も増えている中、ASUSTORのNASはスマホ向けのアプリが充実しています。
例えばNASに保存しているデータ管理をスマホから行ったり、音楽をNASから直接聞いたり、スマホをNASのリモコンとして利用したりなど、PCレスで作業が可能です。
・ASUSTAORのNASは柔軟な拡張に対応
ASUSTOR製のNASは全機種x86プロセッサを搭載しており、ほぼ同じOSを使用しているため、買い替え時にデータや設定を維持して上位モデルに移行することが可能です。
この点に関しては非常に有りがたく、「HDDベイが4つになったモデルに~、CPUがハイパフォーマンスになったモデルに~」といった際でも安心して買い替えできるのは安心です。
・NASのOSはアップデートし、より進化していく
NASに搭載されている基本OS「ADM (ASUSTOR Data Maaster)」はアップデートに対応しており、現時点で正式バージョンはv2.3、ベータ向けはv2.4が提供されています。
v2.3では「ログイン画面の一新、GUIデザインの変更、S3スリープへの対応、SMB2.0対応、TFTP対応、PROXYサーバー対応」等が行われました。
・ASUSTOR Press Release – ASUSTOR 公式
また、次バージョンとなるベータ向けのv2.4では「SSDへの最適化(TRIMの対応)、SNMP v1/v2c/v3の対応等」が謳われています。
こういった形でADMはより自由に、より進化していくようで、今後更なる機能の追加に期待が掛かります。
ラインナップ一覧
ASUSTORのNASのラインナップは他社に比べハードウェア、ソフトウェアの仕様が比較的統一されており、現行のラインナップは3枚目の画像が一番わかり易いようになっています。
個人的にお勧めなのはシリーズの中で一番安いエントリーとはなりますが「AS-2TEシリーズ」となり、HDDは2台、Atom 1.2GHz (Dual Core)、RAM 1GB、Chromeブラウザ搭載、HDMI出力有りとなっているため、外出先からNAS内のChromeを使って艦これをプレイすることも可能です。
CFD取り扱いのASUSTOR製品は安全、安心の3年保証
現在ASUSTORの製品はCFD以外にユニスターや、マスタードシードがありますが、CFD取り扱いの製品は「3年保証(※アクセサリー類は1年)」となっており、安全安心です。
ちなみにですが、代理店別にASUSTOR製品の保証期間一覧を作ってみました。ご確認ください。
CFD | ユニスター | マスタードシード | |
保証期間 | 3年間保証 | 3年間保証 | 3年保証 |
URL | URL | URL | URL |
基本的に国内向けの代理店3社では「ASUSTOR製品は3年間保証」となっており、製品に対する自信が伺えます。
次回はWestern Digitalに関してのイベントレポートをお届けしようかと思います。乞うご期待。